簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

少し注意すれば・・

2015-06-01 | Weblog
 ごく普通のありふれた交差点で、なぜに度々事故が起こるのであろうか?
地元の人間は、ここで衝突事故が多発することを良く知っている。
だから、昼間の通行量が少ないと思われる時でも、すこしスピードを落とし通り抜
けている。



 思うに、ただこれだけのことである。
交差点に入る時少しスピードを落とし、左右の確認さえすれば簡単に事故は防げ
るのだ。ほとんど通らないから大丈夫だろう・・・と、これを怠った時往々にして事故
は起きる。



 要はどこでも事故は起きるが、その場所を危険な場所と認識し、それを予知し、
注意喚起さえすれば不要な事故は避けられると言う事だ。

 ついさっき目にした光景は、話に夢中になっていた女性ドライバーと同乗者の、
信号から目を逸らす過失が危うく悲惨な人身事故を起こすところであった。



 こちらの鳴らしたクラクションで、横断歩道上の自転車に気付き危うく難を逃れた。
だから・・・というわけでも無いが、そのお蔭で事故が未然に回避できたのだから、
軽く頭を下げるか、手を挙げるくらいの挨拶が有っても良さそうなものを・・、と思う
のだが。



 瞬間の出来事では有ったが、何を話しているのか、相変わらずあの二人は笑み
さえ浮かべて、・・・なんのことも無かったかのように、目の前を走り去っていった。



 多少の憤りを感じつつ車を走らせながら、人身事故に成らなかったからと安堵し、
目の前の光景に高ぶった動悸を鎮めるのである。(続)


(写真:「博物館 明治村」 本文とは無関係)




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