簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

梅酒・梅の話

2011-07-06 | Weblog
 試行錯誤を続けながら、梅酒をつけ始めてからもう何年にもなる。



 ホワイトリカーや氷砂糖のパッケージに記載されたレシピや、物の本によると、
青梅1キロに対して、ホワイトリカー1.8リットル、氷砂糖が500グラムから1キロ
グラムと言うとところが目安で、後は好みによって氷砂糖を調整することに成る。
 相対的に言えば、当然と言えば当然のことながら、氷砂糖メーカーのレシピは、
それを多く使うように記載されている。



 忘れもしない。
初めてつけた時は、甘い方が飲みやすいだろうと、氷砂糖メーカーのレシピに従い、
1キロ入りの氷砂糖を全て使い切った。
 しかし、これは失敗であった。
どちらかと言えば甘党を自負してはいるが、梅酒とは言え、お酒がこれだけ甘いの
は何とも頂けない。
 テレビコマーシャルで良く見る「♪さ~らりとしたァ~うめしゅ~♪」には程遠い。



 それ以後、毎年つけ込むたびに、氷砂糖は100グラムを目安に減らし、程良い甘さ
を探って来たが、ここ最近では、ホワイトリカー1本に対して、300グラムと言うとこ
ろが口に合いそうで、そこに落ち着いていた。

 この割合では、甘みは少な目で、その分梅特有の渋さも若干残っていて、そこが
またいかにも梅酒らしくて良いように思うのだ。
(ただこれは、つけ込む前に、青梅を水につけ、アク抜きをしていないせいかも知
れないが)
 食前酒にするなら、もう少し甘くても良いように思うが、夕食後テレビを見ながら、
ロックの梅酒を、チビチビと舐めるにはこれぐらいの甘さで十分である。(続)


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実の収穫・梅の話

2011-07-04 | Weblog
 今年も梅の実の収穫が済んだ。

 事の他冬の寒い日が長かった今年は、梅の咲き始めが例年より多少遅れたようだ。
それでも毎年ほぼ同じような時期に成ると、ちらほらと開花が始まる。
 そして、暖かな日差しと共に花は増え、やがて枝一杯に開いた楚々とした花は、その香りと
共に長い間早春の花の少ない時期を楽しませてくれた。





花が終わり、枝から若葉が芽吹き始めるころ、時を同じくして薄緑色の小さな、小さな実が
出来始める。
これを目にすると、今年はどれほど取れるのであろうか、とまた新たな楽しみが始まる。



 昨年は、花が終わり結実する春先に遅霜が降りた。
梅干しの産地として有名な和歌山県の南部梅林でも出来始めた小さな実が、ぽろぽろと落ち
てしまったと新聞が報じていた。
 その年は、例年なら3キロ以上収穫出来るのに、小さな実まで取りつくして、やっと1キロ
ほどと、我が家も同様驚くほど少なかった。

 それに比べると今年の出来はそんなに悪くは無さそうだ。
ここ何年かは、木が弱ってきているのか、花付きも、実成りも一時と比べると若干落ちて来
たようにみえる。
 そのため、今年の花が終わった頃を見計らって、思い切って切り詰めた剪定をしたから、
その事を差し引いても、まずまずの出来のようだ。



 先月の半ば過ぎ、梅雨の間の晴れた日に、大きそうなところを見つくろい、一つ一つ丁寧
に収穫した。
 何時もなら、梅雨に入る直前の行事なのだが、今年は五月の終わりに早々と梅雨入りし、
天気の崩れる日も多く、何となく取りそびれていたのだ。(続)


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烏山線 (JR乗り潰しの旅)

2011-07-01 | Weblog
 東北本線を離れると、気動車は大きくカーブしながら烏山線に入って行く。
沿線には田園風景が広がり、最初に到着する駅が下野花岡。
のどかな風景が長寿をイメージ出来ると言う事で寿老人が割り当てられている。

 駅を過ぎると右手にビール工場の大きな建物群が見えてくる。
仁井田駅の周辺には果樹園なども多く、持っている袋が授かる農作物の大きさを表す
ことに因んでこの駅のキャラは布袋尊。



 この辺りの車窓からは、余り起伏の大きくない丘陵地帯を望む事が出来る。
そんな地形を利用したゴルフ場が多く立地しているようだ。
駅近くに長者ケ平のある鴻野山駅のキャラは福禄寿。

 20分程でこの線の中心駅、大黒天の大金駅に到着する。
駅近辺の人家や商店はさすがに多い。



 荒川を越えると小塙駅、ここは川釣りに因んで恵比寿神。
駅近くに龍門の滝が有る滝駅は、水神・弁財天、そして終点の烏山は毘沙門天だ。
烏山の改札口脇では、無事帰る(カエル)も迎えてくれる。





 駅前に「あゆの塩焼き」の幟旗を掲げたレトロな商店が見える。



そんな駅から10分ほど歩くと山あげ会館が有る。
毎年7月に行われる400年の伝統を誇る「天王祭山揚げ」で使われる烏山特産の和紙
で造られた“張り子の山”が展示されている。



 近くには老舗の酒蔵も有る。
吟醸アイスや酒まんじゅうを味わったり、酒造りの行程を見学する事が出来る。
 町はこじんまりとした落ち着いた佇まいで、次の列車までの待ち時間に散策するの
には丁度良い。(JR乗り潰しの旅・完)




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