7月19日、瓶ヶ森林道に来たのは、フジイバラの花を見るためでした。
林道に沿ってこんな茂みが緑の壁を作っていました。この枝ぶりは・・・・!
まさに咲き終わりのノイバラの姿
標高1400メートルのシラサ峠あたりでこのくらいなので、もっと高いところに行けば咲いている花を見ることができるかも・・・・
7月20日
瓶ヶ森の駐車場から山頂を目指して登り始めたあたりでやっと・・・・発見!
けれど雷雨でその先には登れず、登山道ではなく車道をてくてく歩いたのでした。花が咲いていたのは標高1600から1700メートルのあたりでしょう。
太く丈夫な幹、ツヤのある無毛の葉、小葉が5対に見えるものあり。幹の太さは今回よく確認できませんでしたが、前回歩いた時に直径10センチほどになっているのを見て驚きました。ブナやウラジロモミと同じ、標高の高いところ(つまりあまり周囲に草木が生い茂っていない山)に育つことがこのノイバラの特徴のようです。西日本では四国の北部にしか自生しないとか。
このあたりの植物を紹介してある本にもフジイバラの名前はあまり出てきません。もっと可憐な花たちの陰に隠れていますが、咲き始めのころ、おそらく6月下旬から7月上旬はさぞきいれなことでしょう。車で山を下りながら、どのあたりまでフジイバラが生育しているのか気になりました。
今回の宿、山荘しらさ。石鎚や瓶ヶ森のイメージが何かしゃれた山に変わる場所です。
夜にはあたりをヒメボタルが飛んで、かすかな光で楽しませてくれました。
つづく