![]() | 世界の蒸気 vol.3 ダージリン・ヒマラヤ鉄道 (世界遺産・インド) [DVD] |
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株式会社ピーエスジー |
正式名称はダージリン・ヒマラヤ鉄道だが、
トイ・トレインと呼ばれ、最高2143mを走る登山鉄道。
イギリスの植民地であった1879年に、
紅茶の輸送と避暑客のために建設された。
開通を急ぐイギリスは、山道や地形に合わせて、
レール幅610mmのナローゲージ、小型のタンク機関車を採用した。
足のサイズと比較しても狭いのが解る。

本線は1881年に開通し、1999年に世界遺産に登録された。
2005年にニルギリ山岳鉄道、
2008年にはカルカ・シムラー鉄道が追加登録されている。
本線はニュー・ジャルパーイーグリーとダージリン間の約88Km、高低差2000m。
イギリスはショートカットのためにトンネルを掘るなどコストのかかる工法を採らず、
山間を縫うように路線を設定したため、全行程の70%がカーブ区間である。
開業時から使用されるイギリス製の蒸気機関車もある。
老朽化の進んだ機関車の故障に伴う遅延や運転中止は日常茶飯である。
機関車コレクションはこちら。マニアの方どうぞ。



1999年から全線ディーゼル機関車に変更されたが、
クルシャン駅からダージリン駅までは、
観光のため一部に蒸気機関車が使用されている。

終点のダージリン駅から次のグーム駅まで往復する、
ジョイライドと呼ばれる観光列車を利用した。
一等車で400Rs(約700円)。
乗車時にアナウンスはないので、
駅員や乗務員と思われるおっちゃんに聞き込む。
一応、乗車リストがあり私たちの名前もあった。
車内の様子。奮発したのに普通の座席でガッカリ・・。
全く違いはないので、普通車両で十分である。
その時の状況によるのかなぁ。

10:40発だったが、10分ほど遅れて出発。
次のグーム駅まで約40分ほどの乗車である。
しかし10分ほどで停車・・・・停車駅ではないようだが、
立ち乗りしていた数人のおっさんたちが降りてゆく。
窓の外を見れば・・・なんと! 給水している。

こちらは石炭をくべるオジサン。


基本的に窓は空いてるので石炭のカスが飛んでくる。
目に入りそうになる。

手旗信号のオジサンたち。

このオジサンは一所懸命に磨いていた。

このように、たくさんの人の協力があってこそ、
トイトレインは運行できるのだった。


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