WBO・APバンタム級2位
ボーンルエン・パヨム(タイ) 坪井 智也(帝拳)
14勝(14KO)3敗
53.0Kg契約ウェイトの8回戦。(バンタム級は53.52Kg)
アマチュアの2021年世界選手権で金メダルを獲得した坪井選手。
アマチュアでも世界レベルなら相当な実力と期待してしまう。
8回戦でのデビュー戦の相手はWBOアジアパシフィック2位の
パヨム選手で14勝全てがKOと言う戦績だが、
戦績ほどの実力はないらしいとの噂・・・・。
アマチュア出身でA級ライセンス合格は村田諒太選手以来2人目で、
A級合格で8回戦デビューは史上初。ますます期待してしまうのである。
写真右側:黒色のグローブがパヨム選手。
写真左側:白色のグローブが坪井選手。
1ラウンド:坪井選手はデビュー戦とは思えないほどリラックスしており、
固さのないシャープな動き。アマチュアで世界の舞台は経験済みである。
坪井選手はスピードのあるワンツーから右フック。パヨム選手は右フックを
思いっきり大降りする。
(パヨム選手:9-10:坪井選手)
2ラウンド:坪井選手が左ジャブを上下に打ち分けて伸ばす。
シャープな左をボディから顔面に当てるとパヨム選手がダウン。
立ち上がるとチャンスを逃がさない怒涛のラッシュでロープ際に倒し切った。
2ラウンド2分39秒と言う短い時間ではあったが、
スピーディーな動き、固いガード、回転力のある連打、
チャンスを逃がさない判断力と金メダリストの実力を見せつけた。
村田諒太選手のデビュー戦の相手は、
OPBFと日本ウェルター級チャンピオンの柴田明雄選手だった。
今回の相手はOPBFと同じレベルのアジアパシフィック・ランキング2位。
いとも簡単に倒し切ってしまった。
日本人で手を上げる選手がいないかもしれないが、
次戦が楽しみである。