雀の手箱

折々の記録と墨彩画

例会

2012年07月10日 | すずめの百踊り

 例会も、それぞれの家庭の事情や、自身の健康上の理由もあって、不規則になっています。今回は長雨の続いたせいで外出が減った分、作品がどなたも多かったようです。
 提出の作品の中から4点を選びました。殻が破れなくて迷い道はいよいよ深くなるばかりです。
 もう、この方向と、侘びの世界で悟りの線が引けてもいいはずなのですが、まだどこかに上手く描こうという色気が残っているようです。
 俳画や、守一、栖鳳などの枯淡な作風をみていると、技術的なことは論外に置いたとしても、その境地にたどり着くのは後どれほど齢を重ねなくてはならないのかと、遥かな距離をかみしめています。
 同好の友はありがたいもので、手が不自由になって気負いが消え、いい方に変わったと慰めてくれます。絵が若いとも。自分ではこんなはずではなかったと、もどかしいのですが。
 今回は朝顔が好評でした。