雀の手箱

折々の記録と墨彩画

舞台は初夏へ

2013年05月11日 | 日々好日

 雨上がりの庭では、花々が春から夏へのバトンタッチをして、すっかり衣更えが進んでいました。

躑躅や苧環の花の姿が消えたあと、瓢箪も種まきして2週間余り、葉が3枚になって植え替えの準備をせかしています。タニウツギの鮮やかな紅に誘われて下りた谷では、ホタルブクロが鈴なりの花を咲かせていました。紫陽花にも爪楊枝の頭ほどの粒々の塊が花の気配を示し、柿にも、花芽だった中に青い実が愛らしく覗いています。桔梗やホオズキの成長も驚くほどです。

 このところ、つれあいの病院通いの送迎で、ゆっくり花に向かい合う時間が少なくなっていて、目新しい作品もありません。それでも切りとったホタルブクロに惹かれて2枚だけ描いてみました。もう少し単純化できたら落款を押します。

初夏の訪れ