雀の手箱

折々の記録と墨彩画

今年の夏祭り

2017年07月15日 | できごと

 夏祭りの季節に入っています。小倉祇園は14日から16日まで。博多祇園が今朝の追い山で一カ月にわたる祭りの幕を閉じ夏本番を迎えます。戸畑祇園は21日から23日。地元黒崎の祇園が21日から24日までと連続します。

 今年の夏祭りは、福岡県内に大雨による大災害が出て、現在27名の死者に、いまだ行方が把握できない方が19名という状況下では、例年に比べてどことなく寂しい気がします。
 ユネスコの世界文化遺産に登録されて初めての祭りですが、今年は各報道関係の扱いも小さくなっています。
 私も今朝の追い山は、災厄を祓ってくださいと祈りを籠め櫛田入りの奉納をテレビ中継で静かに見守りました。
 舁き山の人形も、熊本の復興を願ってでしょう清正公と虎を配した二番山の西流れの表題は「肥後虎不屈逆境」と読めましたし、櫛田入りタイムがトップだった七番山東流れは「〇△□宏仁照花」で、仙厓和尚という意表をつくものでした。ひいきの千代流れは全長5キロの廻り止めまでのタイムが28分台という驚きで無事奉納を終了しました。







今年の一番山 中洲流レの精道入りで、「祝いめでた」の奉納風景 NHKテレビ画像より。