雀の手箱

折々の記録と墨彩画

地震列島に暮らす

2018年06月20日 | できごと
 週明けの朝、今度は大阪北部を中心とする震度6を超える地震が発生しました。
 通勤途上で動かなくなった交通機関をはじめ都市型の様々な機能の停止で混乱する報道に、先年の大雨の折の自分の体験を重ねていました。
 関西の皆様に障りが少ないことを心より願って、お見舞い申し上げます。
 このブログに折に触れコメントしてくださる方は、関西の方が多いので、災害のほどを案じています。
 このところ九州でも、霧島連山や桜島が不気味な活動を続けていますし、先の熊本地震の災害復旧も半ばで、依然仮設住宅に暮らす方々もおられます。

 阪神淡路大震災から23年目です。その後も記憶に新しい大きなものだけでも、福岡県沖地震2005年、能登半島と、新潟中越の地震が2007年、宮城がその次の年、そしてあの東日本大震災が2011年です。一昨年は熊本でした。
 呑気な私でも気になって、国立天文台編の「理科年表」であたってみると、M6.1以上の地震は5年に一度の割合で発生していますし、地図に示されるその地域も北から南まで例外の地域はありません。いつどこで発生するかわからないのが実情です。
 日本書紀に記載された地震の遠い記録以来、方丈記の京を襲った地震の記事などを思い返し、古来数多くの経験を重ねていても、自然の脅威には抗することは不可能で、せめて、自らの命を守る備えをするくらいしかないのでしょう。