雀の手箱

折々の記録と墨彩画

初秋を描く

2012年09月12日 | すずめの百踊り

  洗濯物を干しに出た早朝の裏庭は、庭履きの素足が濡れるほどの朝露でした。露草も、金水引や赤い水引草も、露を含んで揺れています。

 30メートルほど下った隣家の家刀自が、8月から再入院しておられましたが亡くなられて今日はお通夜でした。享年81歳。毎日1時間の散歩を欠かさない明るい人でした。自分よりも若い方の旅立ちは落ち着けません。

 

 書き溜めた中から、初秋を描くと、自分でテーマを決めての提出作品の準備です。秋の気配が濃くなるにつれ、少し意欲も出てきました。

 今年の桔梗はこれでおしまいにします。虫の声にそそのかされて少し虫を描くお勉強も始めてみました。

 



 







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2 コメント

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秋の情趣 ()
2012-09-14 15:03:32
 初秋の風情をしみじみと味わいました。 迫ったことのないテーマばかり、昆虫などむずかしそう。 さらりと描く雀さんは鳥や虫など生きものがお得意です。 観察を欠かさないのでしょうね。
 桔梗、虫喰いの作品など、もの静かで落ちついて、奥ゆかしく。 作品は秋の繊細さを漂わせています。

 昨日は、卵のある油彩のつづきを仕上げ、今までの作品から文化祭用に褒めて頂いた「果実酒」を選びました。 ありがとうございます。 
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虫めづる媼 (ふくら雀)
2012-09-14 15:40:52
人の嫌がる虫にも造化の神の妙技を感じてしみじみと眺めます。これが姫君なら口をしといわれるのかもしれませんが、いまや同類の仲間、山姥ですから、・・・・・・

カマキリなど興は尽きないのですが、絵にする場面が難しくて一つ誤るとゲテモノになり、何を言いたかったのとクレームがつきます。

蛙さんが撮っていらした見事なレース状の葉っぱなど、若冲ならどう表現するでしょう。
行ける距離なら文化祭を拝見したいものです。
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