雀の手箱

折々の記録と墨彩画

後の月のころ

2018年10月26日 | すずめの百踊り
 今年は片見月にならずに済みました。先月の中秋の名月は、ちらと深夜に垣間見たお月様でしたが、後の月、十三夜は琳派の月を思わせる黄金色の大きな顔を宵のうちから拝むことができ、25日の満月も晴れ渡る空にかかる見事なお月様でした。

 家居のつれづれに身辺のものを片端から写して遊んでいます。片づけねばならない事柄は限りなくあるというのに、手を付けられずに溜息ばかりついています。


 








今回は横書きのものだけをUPしました。

  うしろ姿は勝気な角度十三夜    楸邨

  旅心いづこに仰ぐ後の月     汀子

  一滴の目薬に澄む後の月     蓬風 

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