爽やかに晴れ渡った秋空に誘われ、思い立って久しぶりに唐津くんちに出かけました。
漆の一閑張りの曳山が、威勢よく城下町を「エンヤ、エンヤ」の掛け声と、優雅な篠笛を中心にした囃子に乗って駆け抜けていきます。2日の宵山から4日まで開催の唐津神社秋季例大祭の行事です。九州でも長崎くんちと並んで有名な祭りで、曳山の行事は国の重要無形民俗文化財に認定されています。
車で便利になった高速道で2時間足らずですから、何度か出かけていますが、年代を経た祭りは華やぎの中にも重みがあります。
曳山展示館の中で見るのと違って、14台の山はそれぞれ、今日は秋晴れの下、生き生きと晴れやかでした。年々盛んになっていく様で、見物の人出も50万とか。今では曳き子も数が増え、衣装も華やかになっていました。今回は混雑するなか、事故があってはと人込みを避けて西の浜の引き込みのハイライトはパスして、中継で見ました。
唐津観光協会のサイトから、囃子の音色や、動画をお楽しみください。
熱気が伝わりますね。 「華やぎと重み」何処も晴れやかで年々盛んになって行くのもわかります。 鯛や鯱などの山も珍しく、 動きに合わせてワクワクしました。
大切にしたい文化財ですね。
長崎までは遠すぎて日帰りはむつかしくなりそうでしたから。
古い伝統のある祭りは今様のけばけばしさがなくて、どこか懐かしいものがあると思うのは、年寄りだからでしょうね。全国どこでもありそうな祭りはわざわざ出かけることはありませんが、静かな熱気をはらんだ祭りは、これぞ日本の祭りと、いくつになっても胸を弾ませます。