雀の手箱

折々の記録と墨彩画

冬籠り

2013年01月16日 | すずめの百踊り

 毎日曇り空で、ぐずついたすっきりしない日が続いています。画題を探して庭に出るのが気晴らしになっています。

 今日は冬の名残の何枚かの中から、2枚を選びました。大根干しはもうこの辺りでも見られなくなった風景ですが、つい先ごろのような記憶の中の冬の風物です。

 枯れ蓮は挫折の冬のオブジェといった友人がいました。彼女のイメージとは異なるかもしれませんが、敗荷のまがまがしいまでの悲しみは、冬の季節にふさわしいようです。

 

 

 


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (卯月)
2013-01-17 00:53:36
破れはちすは、挫折の冬のオブジェ…。白と黒のモダンな感性の方でしょうか…。(^○^)
がくりと首を折った蓮の姿、茶色く干からびて破れた葉は、刀折れ矢尽きた兵の木乃伊のようで、どきりとするときがあります。また枯れ残るいささかの緑のなまなましさ。
それに比べて大根達の、何というみずみずしさ!二つの絵の対比に冬の豊穣を見せていただきました!冴えたよい絵をお描きになります。
返信する
敗残のミイラ (ふくら雀)
2013-01-17 09:46:44
つたない絵に、深いご鑑賞をありがとうございます。
心惹かれる枯れ蓮は好きな画題ですが、思いがまだ表現できずもどかしい焦燥を残しています。

初めてお会いする方でしょうか。嬉しいご訪問を心より歓迎いたします。
ありがとうございます。
返信する
Unknown (東風)
2013-01-17 10:23:35
失礼いたしました。卯月は私の号にしておりました。やさしいお返事ありがとうございます(^^ゞ
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。