雀の手箱

折々の記録と墨彩画

防災の日

2014年09月01日 | 塵界茫々
 もう9月です。ついたちは、最初の決まりで、家じゅうのカレンダーを切り取りながら、月日の過ぎることの早さに感慨しきりです。
 殊に大判の2ヶ月が記載されているものはあと一枚だけで、薄くなっています。

 今日九月一日は防災の日。10万5千人の人々が亡くなった関東大震災を忘れず防災の意識を持つようにという国の記念日です。今では3月11日の方が切実な気がします。
 災害の多かった今年、異常気象は異常ではなく、もはやそれが平常になったかと思うほど、自然災害に、人は手の施しようもなく翻弄されました。
 尊い命を失った人も多数です。かけがえのない家族を突然奪われた方々の思いははかりしれません。

 老いて動きが不自由になった今、せめて人の手を煩わさずに災害から逃れる方途を自分で考えておかねばと、二人で話し合ったことです。
 丘の上の住まいですから、津波はここでは無縁、地震も先年の福岡県沖地震の震度5の揺れに驚愕したくらいで、80年余の生涯でほぼ経験なし。土砂災害もこれくらいの山では発生はないでしょう。後は火災と、毎年の台風です。持ち出すべきものを二人で考えても、保険証と預金通帳、印鑑くらいです。もはや「火事場の馬鹿力」も出ないでしょうし、身一つをどう守るかだけです。





裏の山際に咲く木槿。

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