雀の手箱

折々の記録と墨彩画

またしても

2019年01月30日 | 塵界茫々
 朝刊を開いて、またしてもの訃報に驚きました。橋本治さんが享年70才での旅立ちです。
 平成の時代と共に他界されるとは・・・

 おもえば、あの驚きの東大在学中の駒場祭のポスター「とめてくれるな おっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへゆく」に惹きつけられて以来、次々に世に出る作品に目のくもりを吹き飛ばされ、驚くるばかりで、自分の古臭い固定観念に喝を入れられる著作を喜んでいました。「草薙の剣」に戦後の思いを反芻し、「桃尻語訳枕草子」の斬新な現代語訳に、これぞと強く共感したものです。
 時代を見つめる独特の視点は貴重な存在と尊敬していました。まだまだ多彩な発言を期待していましたが残念な早逝です。合掌









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