デジタル一眼がますます普及してきたようですね。
今回、地元セミプロOさんも「EOS-5D買っちゃったよ、でもまだ
取説読んでないんだよね」とおっしゃってたし、
宮崎のプロもオリンパス?のを首からぶら下げていた。
新製品のEOS40Dをさっそく持ってきている方もいたし、
かちょうさんもデジタルXを購入されたみたいですしね。
私も使いこなしていないとはいえ、この春にデジタル一眼を買ったので
興味津々、色んな方に使い勝手や写り具合をお聞きし参考にさせて頂きました。
なかでも、大阪のH夫妻とのお話が印象に残っています。
お二人とも写真撮影がお好きなのですが、このところは旦那さんがデジカメ、
奥さんがアナログのいずれも一眼レフで撮影されているようです。
(それを一人でやろうとしているのがおとんちゃんですね、でも重くて…)
それぞれのメリット・デメリットを深く話し込んだのですが、
私の「アナログはポジフィルムそのものが作品で、基準が明確だが、
デジタルはそれが非常に曖昧だ」という意見に対して、
「いや、ポジフィルム自体も非常にくせのある発色をするので、
必ずしもそれはナチュラルではない。デジタル画像をあとから色補正するのと
あまり変わらないのでは?」というのが旦那さんのご意見でした。
なるほど、できるだけこの目で見た風景に近づけたいからと使い始めた
ポジフィルムですが、時には思いがけずどぎつく発色、
最初は違和感あるものの、時間が経つと「それが自分が見た風景だった」と
錯覚を起こし始めたりします。
私は面倒くさいから、フィルムやレンズも固定したままですが、本当のプロは
フィルムやレンズ、フィルターを状況に応じて使いこなし、自分の思い描く
作品に近づけようとします。
要は、「先にいじるか」、「後からいじるか」の違いだけなんでしょうかね?
それで私も徐々に慣れ、デジタルへの違和感をなくしていきたいと思いましたが、
「でもやっぱり、ライトボックスを透して見るポジフィルムの美しさには
感動するわよね」という奥さんの意見にもまったく同感なんです。
これを知っているから、どうしてもデジタルのあの薄っぺらな画質には
どうにも納得いかないんですよ…
レタッチをうまく施せば、デジタル写真ももっと深みのある色が出るのかな?
まったく同じ条件、構図ではないので、比較しにくいんですが、
この後、フィルムで写した沼めぐりの写真も続々登場予定なので、
「比較対照」お楽しみに。
(写真:いずれも式部沼)