大雪の秋に通い始めた頃の我々は、それなりに皆若かったけど、
長年の風雪に耐えているうちにいつしか歳を重ねてしまいました。
山歩き、旅行、ユースホステルといずれも若い世代離れ、
平均年齢もグンと高くなってしまい、むしろ我々より年輩の方々が
元気だったりするから困ったもんですね。
私を代表するように、普通だったら中学~高校生くらいの子供がいても
不思議じゃない中年に、いまだに独り者が多いというのも困った話ですが、
そんな中、身を固め、まっとうな人生に軌道修正、きちんとした社会生活を
送りながら、今度はご家族で大雪に戻ってきた方を目にするようにもなりました。
この度層雲峡YHなどでご一緒したつくば山麓さん夫婦は3年ぶりの
北海道、これまでも子連れの小旅行はたびたびされていましたが、
今回は約10日間の長旅で北の大地に戻ってこられました。
高原温泉行きのバスでたまたま再会した名古屋のTさんも5歳くらいの
子供連れ、旦那は仕事で留守番、友達のやはり子供連れの方との
4人旅です。YHのノートなどで時々渡道されているのは知っていましたが、
直接お会いするのは10年ぶりくらいでしょうか。
私の無職時代の旅を知っている、いまや数少なくなった貴重なお一人です。
層雲峡YHが満室で泊まれなかったのを残念がっておられました。
また今年は恐らくお仕事が多忙で来られなかった大阪のSさんも
ここ数年続けてお子さんを連れてこられていましたよ。
旅行中のお姿しかわかりませんが、この三組を見ていて思うのは、
「一生懸命、しっかり子育てやってるな」ってことです。
近年、虐待や放棄などいい加減な子育て、親が目につく中、
この方々を見ていると「まだまだ日本も捨てたものじゃないんだ」なんて
他人事のように思っている私です。
今後も、今のうちから洗脳、赤、オレンジ、黄色を頭の中に刷り込んで、
「9月になるとなぜか北に行きたくなる」よう教育願います。
♪ 君の僕への思いが子供へ
これも月日の流れか
こうして二人で笑っていられるのも
やっぱり子供のせいかな
子供よ早く大きくなれ
そんな事ばかり もう人生の秋
(詩:平賀和人)
(写真:エゾオヤマノリンドウと紅葉)
*この旅で買ってきたカボチャを今夜初めて食べましたが、
やっぱり北海道のは美味しいですね!!
8個980円で買ったものですが、いい買い物でした。
あっちこっちお裾分けしたけど、よろこんでもらってるんじゃないかな?