私の(これもそういっていいのか?)座右の銘は『晴耕雨読』でして、早くからサイドバーにも
高らかに掲示していたけど、気づいていた人いたのかな? そのくせ、これまでを振り返ると、
どうもそれとは逆の歩みをたどっていたような気がします。今回早期退職したことで、「晴れて」
その銘のような生き方ができそうなのですが、ただし残念ながらこれは一時的で、蓄えに余裕のない私は
どうやらこの先もこのままでは済みそうもありません。でもまあ、今後もこれに近いようなスタイルを
模索していくことになるとは思います。
旅の仕方にしてもそうで、どうしても限られた短い日程内では「(旅費の)元をとろう!」として?
メいっぱいの行動をとりがちです。天気が悪くても多少の無理を承知で野山歩きをしたり、
それをあきらめても温泉やグルメに走り、「じっとしている」ことに罪悪感すら覚えました。
もちろん無限大ではない日程をより有効に有意義に過ごすことは大事で、荒天時に備え、
二重三重のスケジュールを考えておく姿勢はこれからも維持するとして、全体としては
これまで以上に「ゆる~く」行動できればと思っています。具体的には、写真好きの私ですから、
晴れて条件のいい日には山に登ったり、絶景の場所で撮影して、そうでなければおとなしく
本でも読んで過ごすというスタイルですね。もちろん温泉に行ったりグルメに走る日もあるでしょうが、
できるだけ移動距離を押さえないことには、ぶっちゃけガソリン代がかかって大変です。
残念ながら資金に限りある私は、ベースには常にコスト意識をもち続けなければなりません。
さてここからが本題で(一応シャレてます)、今回は旅先での読書のお話など。
私の場合、旅で読書となるとまず思いつくのが新聞です。ただ、家で購読しているのが朝日新聞なので、
それ以外の新聞は読みなれずつらいです。宿では用意してくれていても地方紙などが多くて、
がっかりすることが多々あります。たとえば北海道の宿で朝日なのは、「山荘ゆずりは」「層雲峡ユース」
そして最近の事情はわかりませんが私がよく訪れていた頃には「リバティユース」もそうでした。
あとちなみに新日本海フェリーも朝日なのですが、残念ながらこれ、出航当日のものしか読めませんけどね。
私のような朝日にこだわる者には、どこでも読めるデジタル版に変えたほうがいいのかもしれませんが、
元来こうしたモバイル的なのものが苦手ですし、できたら「紙面」で読みたいですよね。この対応は
今後の課題かもしれません。
私が朝日にこだわるのは、特別強いポリシーはなくて、一番の理由は「読みなれている」から
ですかね。四コマ漫画から家庭、経済面、新製品情報に至るまで、週刊誌を読まない私には
かなりの情報量を新聞から得ています。週刊誌は新聞の下に掲載の広告の見出しだけ見て、
今芸能関係ではこんなネタがあるんだなあと、大雑把に把握している感じですね。
そして朝日を読む大きな理由のひとつが、続けて読んでいる「新聞小説」にあります。元々私は
新聞小説が苦手で、要は短く細切れに読まなければならないあのぶった切りの読書感がとても
いやだったのです(連続テレビ小説と同じ感覚かも)。まあこの感覚は今でも同じで、できたら
自分のペースで続けて読めたら一番いいのでしょうが、これも半分は慣れで、サラリーマンが
通勤途中の忙しい朝の時間内で読める分量としては、これくらいが適量かもしれませんしね。
新聞小説のいい面は、こちらの得手不得手にかかわらず、否応なしにあらゆるジャンルを読まざるを得ない
点でしょうか。ただ私はいまだに小説が切り替わる時、読み手側のこちらの対応が不得手で、
たとえばこれまでサスペンス物に引き込まれてハラハラして読み込んでいたものが終わり、その余韻を
引きずっているうちに始まった次の連載は、まったくジャンルの違うほのぼのムードのものだったりするのですから、
最初の入りについていきにくかったりします。これも新聞小説の醍醐味といえばそうかもしれませんが。
(つづく)
*5回シリーズで掲載予定です。
今朝、複合プリンターの電源を入れようとしたら、まったく無反応、うんともすんとも
言いません。10月に退職の案内状などを作成した時には普通に動いていただけに、
それから一ヶ月の間に彼に何が起こったのか…
キャノンに連絡しても、「修理できる期間を過ぎています」とのつれない返事。
ついこの前買ったと思っていたのに、もう8年近くも使っていたんですね。
昨年の今頃はパソコンの調子が悪くて右往左往していました。よりによって毎度師走の
一番需要がある次期に受難が続きます。まあでも押し迫ってからではなく、早めに
症状が出て良かったと思うしかないのかもしれません。
まったく買い換える気がなかったし、現行のプリンターに関する知識は皆無、白紙の状態で
一から探すのですから、ちょっと焦ります。でもそれが逆に功を奏したのか、あっけないくらい
簡単に機種を決め、数日後には手元に届くようです。以前なら、まずカタログを集め、それから
実際店頭でさわってみたりデザインなど確認するなどして念入りに見定めたものですが、
そんなプロセスはまったくないのですからね、隔世の感ありです。ネット上でカタログなどを閲覧、
価格などを比較、わざわざ店頭に赴かなくてもたいていのことはできるんですね。
でもまあ、昔人間にはちょっと淋しい気もします。
加えて、今時プリンターの価格自体以前と比べるとすごく安くて、もはや使い捨て感覚、
あまり深く考えなくても手軽に購入できるという事情も、すぐに踏ん切りがついて買い換えられた
背景にあります。こんなんでいいんかなあと思いつつも…。
「インクで稼ぐ」という各メーカーの戦略もわからないではないですが、投売りに近い価格なのでは?
何の前兆もなく、こんな急に壊れることを考慮すると、交換インクの在庫は極力持たないほうが
いいとは思うけど、プリント途中でインク切れというのもイライラするし、難しいところです。
「キャッシュバック・キャンペーン中」ってのも、もちろんあとから知りました。当方お寒い懐事情故、
なるべく安く買えるにこしたことはありません。
*雨が上がったあと、西寄りの風が強まって荒れ模様、和歌山市もグッと気温が
下がってきました。数日暖かい日和が続いたので、この急変はこたえるかも知れません。