以前から購入を望んでいたキャノンの純正広角ズームレンズをようやく購入することができました。
新発売の 16-35mm/F4 IS付きズームレンズです。 品薄傾向が続くなどして、購入時期を
図りかねていましたが、ここへきて在庫が安定してきたんですかね。
基本三脚を使う私は、IS=手振れ防止機能 には特別強い関心はなかったものの、低いアングルで
手前に被写体を入れたい場合などに威力を発揮することがあるのかもしれません。「16ミリ」という
超広角域は、私としては未知の領域です。これまでは17ミリが最高だったので、たかが1ミリ されど1ミリ、
これがどれくらいの差なのかに興味があります。
もう三年くらい前からになりますか、広角ズームレンズの購入を検討していたのですが、東京のHさんに
「現行のキャノン純正の広角(2本)は、発売からずいぶん経っているので、新しいのがでるまで
待ったほうがいいのでは?」とアドバイスされていました。手持ちのレンズ構成で、広角ズームのみ1本しか
持っていなかったので、何かトラブルがあった時に困るなあと思っていたんですね。
これで、広角、標準、望遠ズームとそれぞれ2本ずつそろいました。でも当初意図したように、地上戦
(F2.8系の明るいレンズ群、重量級)と空中戦(山泊まり装備用、F4クラスの軽量級)といったように、
明確には役割分担できませんでしたね。F2.8クラスはお値段が高く、そろえられなかった理由のひとつです。
この前F4の標準ズームを買う際に、F2.8にしようかずいぶん迷ったんですけどね。
前はキャノン純正のレンズに特に強いこだわりはありませんでした。レンズメーカーのものにはCPの高い、
魅力のある商品が多いですしね。手持ちのもう一本の広角ズーム(写真右)はタムロン製で、
残念なことにすでに発売中止ながら、これがなかなかのスグレモノ。軽くてコンパクト、その上広角側(17ミリ)は
F2.8の明るさなんです。山での泊まり装備でも携行しやすいんですね。ただこの頃は、カメラメーカーの
現像ソフト(キャノンだとDPPなど)では、純正レンズのみ対応で補正できる機能が多くなっているので、
純正レンズの購入を優先するようになりました。特に広角域では周辺光量不足が気になる場合が多いので、
それを補ってくれる機能は助かります。レンズメーカーは、何かよほど魅力的な付加価値あるモデルを
開発、発売しないと、存在意義が厳しくなるかもしれません。
それでこの二本の使い分けですが、やはり新規購入の純正の出番が多くなり、タムロンは控えにまわることに
なるでしょう。本来はより携行しよいタムロンを山専用に使いたいところなのですがね。
これで一応レンズシステムは完成しました。しかし最近星を撮る機会が増えつつあって、そうすると
単焦点でもいいから明るい広角レンズがあればいいでしょうし、滅多に撮影しない動物写真用に発売間近の
100-400mmのズームレンズを用意したい気もします。
宝くじが当たった時に急に使い道を決めるのに困りますから、あれこれ考えておきませんといけませんわなあ。
*一日中強風が吹き荒れた和歌山市です。時々雪もチラつきました。
今日のトワイライトエクスプレスは運休だと、ラジオの交通情報で言ってました。
乗車を心待ちにされていた方々は、本当にお気の毒でした。冬はこれがありますからねえ。
この先運転終了まで悲喜こもごもが繰り返されるのでしょう。「まあいいか、また次の機会に…」
が、まず望めないだけに、運を天に任せるしかありません。