旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

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2014-12-31 23:59:59 | 展覧会の絵


   


   

2013年撮影作品シリーズ その9 

昨夜は弱い雪の降る愚図ついた天気。この日も予報は悪く、実際朝起きるとどんより曇っていました。
ゆっくり朝食をいただき、のろのろと準備をして、「ラーメンでも食べに行くか…」と旭川方面に向かい
出発しました。ところが朝から南側(富良野方面)だけ雲が切れていて、芦別岳がきれいに見えています。
気になって仕方ないので真逆に方向転換して、美馬牛へ向かいました。芦別岳の写真だけ撮ったら
すぐに引き返すつもりで。

撮影場所についてふと木々を見上げると、真っ白です。湿った雪だったので、最初は着雪したものだと
思っていました。しかしよく観察すると「霧氷」のようです。でもまてよ、霧氷ってものすごく
気温が下がった時に見られる現象だよな。昨夜からそんなに冷え込んでいないのになぜだろう?
しかも不思議なのは、凍っているのは丘の木々の南側だけ。さらに不思議なのは、これはあとで
わかるのですが、霧氷が見られたのはこの周辺だけで、これより北ではまったくなかったのです。
どおりで宿にいる時には気づかなかったわけです。これは私の憶測ですが、付近に発生した南寄りの
風に乗った湿り気を帯びた霧が雪原で急速に冷やされ、木々に着氷したのではないでしょうか?

しかもこの地点に着いた時には曇っていたのに、南(富良野方面)から晴れの区域が急速に広がってきて、
待っていたら撮影チャンスが訪れるのがわかったので、どんな構図で撮ろうか焦りました。
まったく予期していなかった風景でしたからね。約20分くらいの間で、曇り→晴れへ劇的に状況が
変わりました。こんな急展開は、動画のほうがインパクトあるかもしれませんね。上の写真はその直後、
さっと一気に晴れ渡った時のものです。

真冬でなく、今は晩秋だからその季節感を出そうと、わざと枯葉の残る木々をフレームに入れて写して
みたのが下の写真。でも葉っぱがあんまりきれいじゃなくて、中途半端だったかも。

そして同じように晩秋の季節感を求め場所を変え、カラマツも写してみたけど真っ白ですからねえ。
もっと別のアングルでと、さらに場所を移したら、そこにはまったく霧氷がなかったり… 
そうこうするうち、今度は西からあっという間に雲が広がり、予期せぬ霧氷撮影セッションは、せいぜい
正味30分ほどだったかな。

さあ、あきらめてラーメン食べにいこう。

【霧氷撮影セッション/2013.11.13撮影】



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