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秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

循環バスにリエッセ 他

2012-08-11 23:14:59 | 秋田のいろいろ
まずは秋田市中心市街地循環バスについて。※前回の記事。再三繰り返しますが、県が試験運行(試運転)しているEVバス(電動のバス)ではなく、秋田市が実証運行しているバスのことです。

運行開始前に「25人乗りの小型バスで運行」と報道されたので、「日野リエッセ」が使われるのではないかと予想したけれど、見事にハズレ。
実際には、中型バス「いすゞエルガミオ」の短い版(現在は製造終了。小田急バスの中古で男鹿営業所から転属。同型車が新屋ローカル路線等でも使われる)の834と835というナンバーの2台が専属で使われていた。
※ずっと前の記事で、そのエルガミオの中ドアが「グライドスライドドア」だとしていましたが、よく見たらただの折り戸でした。

ところが、今日は835は走っていたが、834が見当たらず、代わりに
日野リエッセ!
「か129」というナンバーのリエッセ。
行き先表示は中型の「中心市街地循環バス」と違い、「循環バス」と略されている。表示器スペースの狭さを考慮するとこのほうが読みやすい。
「循環バス」
行き先表示と重なるフロントガラスの上部に青っぽい色が付いている。

最初見た時、秋田営業所(かつては秋田東営業所)に前から所属していた、築地方面、駅東線、泉山王環状線などを走っているリエッセの1台が応援に入ったかと思った。
(再掲)秋田市内の一般路線を走るリエッセ
秋田市交通局から譲渡された車両(上の写真左)と中央交通が購入した車両(右)の2種類がいっしょに使われている。昨秋、駅東線などが減便されたので車両が余剰気味だと思うから、循環バス用にも回せるだろうから。

しかし、「か129」は、それらのリエッセとは別のリエッセだ。
フロントガラス上部の着色、窓枠の色(銀色)、ナンバー、細部の塗り分けなどが異なるから。

この車両は、中央交通が購入したもの(中古でなく)で、五城目営業所から転属してきたらしい。妙に塗装がピカピカだったので、再塗装されたのかもしれない。
中央交通購入の秋田市内用のリエッセよりは古く、車いす用リフトが付いていない。

この車両に乗ることができた。
一般的なリエッセと同じくツーステップで、座席は運転席側が2人掛け、ドア側が1人掛けで、18人分。
短いエルガミオはたしか19人分だから、着席定員としては同じ。(通路の幅はリエッセのほうが狭いので立席定員は違う)
中央交通が購入した他のバスと同じく、それなりに柔らかい座席。小田急中古車の一部に見られる、板のように硬いシートとは違い、座り心地はこっちのほうがいい。
おそらくオートマチックトランスミッション。(中央交通が買ったリエッセはなぜか全部オートマ。逆に元交通局は珍しくマニュアル)
個人的には、リエッセの乗り心地は加減速がストレートに伝わるような感じがするし、オートマ仕様は変速ショックが大きい気がして、あんまり好きじゃない。

窓には、2台のエルガミオと同じく「医療法人明和会(中通総合病院など)」の循環バス仕様の広告が貼られていた。
つまり、この車両も循環バス専用車両ということのようだ。2台のエルガミオのどちらかが点検などで運用できない場合の予備車両の扱いだろうか。
【18日追記】このリエッセは、翌週の平日には見かけなかった(見かけなかっただけかもしれないけれど)が、その週の土曜日・18日にも使われていた。【20日追記】8月20日・月曜日にも走っていた。
【8月24日追記】24日金曜日の状況。
車両は短尺エルガミオの「834」とリエッセの「129」。
いつも835を担当していることが多い運転士さんが、129を運転していた(今まで129に乗った時は別の運転士だった)。
129の行き先表示が「回送」から「循環バス」に変わる途中では、「男鹿温泉」「男鹿駅・船川」など、男鹿営業所ローカル路線のコマが見られた。(エルガミオでどうなっているかは不明)

24日は、乗客へ秋田市によるアンケート調査が実施されていた。やるという話は聞いていたが、遭遇したのは初めて。
調査員2名が便乗し、乗客ひとりずつに前に回答したことがないかどうか確認した上で、調査票とボールペンを渡し、乗車中に記入して、降車時に調査員に提出する流れ。

調査用紙は、やや厚手のツルツルした縦に長い紙(2つ折り、片面白黒印刷)。すべて選択式で、自由記述欄はなし。
解答欄は宴会用ビンゴゲームのカードのように、「U」状にミシン目が入っており、それを折り曲げることで回答することもできそうだが、実際にはペンで印を付けて回答。(ミシン目は集計用か?)
質問内容は、回答者のおおまかな居住地や乗車頻度のほか、今後の運行の是非、改善してほしい点(時間帯、本数、バス停数などの選択肢)、運行範囲を拡大するとすればどの方面がいいか(八橋・山王、泉・保戸野、楢山とかがあったか?)などだった。

【2013年2月18日さらに追記】2013年2月17日・日曜日からも同じ調査が行われている。
観察すると、調査員は各バス停での乗車人数・降車人数も、それぞれ調査しているようだ。したがって、その1週間の全便における全バス停での乗降人数が分かることになる。
(以上、追記)

※循環バスに関する次の記事
※アンケートについてはこちらの記事


ついでに中央交通のバスの車両の近況。
新しく入った中古の大型バス「三菱エアロスター」。※前回の記事
最近は新国道方面で何度か見かけた。
北部市民サービスセンター経由飯島北行き
今のところ新屋方面では見たことがない。
※その後、新屋線で乗車できた


続々導入されていた、小田急バスの中古のノンステップのいすゞエルガミオ。※前回の記事
7月20日には、
「939」を確認
ナンバーは飛び飛びで少しずつ移籍・登録されているようだが、これで計12台(すべてエルガミオ。他に上記エアロスター1台)を確認している。
今後はさらに増えるのか?


最後はラッピング広告。
竿燈まつりが終わった7日。こんなバスを見た。
前側に竿燈。後ろはドコモダケ
NTTドコモ「クロッシィ」の広告。
まず、広告が施された車両は、三菱の中型車エアロミディの「430」。
430ともう1台の429は、長らく三菱と取引のなかった中央交通が、30年弱ぶりくらいで導入を再開した時(2004年頃)に購入した車両。それ以後は三菱製は高速バス用をメインに導入しており、中央交通が新車で購入した三菱製一般路線用車両としては唯一(唯ニか)のもの。
正面に小さな三菱のエンブレムや「FUSO」の文字が入るのも秋田では珍しい。

中央交通のエアロミディは、秋田市交通局から譲渡されたものや小田急バスから購入した中古車はそれなりの台数があるものの、ラッピング広告が施された車両は今まで1台もなかったと思うので、この車両が初めてのはず。
後部は真っ赤。最近はリアガラスの下も広告枠に使う
ドア側は確認できなかったが、おそらくラッピングされていそう。
この430、かつては中ドアに三菱ふそうのディーラーである「太平興業」の広告が掲出されていた。
再掲)以前の430
三菱ふそうのディーラーの広告が三菱のバスに出ているという、とても説得力がある広告だったけれど、契約期間が終わってしまったようだ。
なお、もう1台の429を6日頃に見かけた気がするが、ラッピングはされていなかったはず。(こちらの中ドアは「おーいお茶」の広告だったが、今どうなっているかは不明)【18日追記】8月16日時点で、429はラッピングなし、ドアはおーいお茶の広告が引き続き出ていた。


そういえば、NTTドコモのキャラクター「ドコモダケ」柄の竿燈のちょうちんを見たことがあるから、ドコモは竿燈に出ているのか。
ドコモの公式ページによれば「「共和町竿燈会」と一緒に社員も練習を重ね」とあるので、スポンサーながらも社員も参加しているということのようだ。

あれ? でも、NTTの企業竿燈もあるな…
「NTT秋田グループ竿燈会」提灯や半纏は円の上がくるんとなった例のロゴ
ドコモは「NTT秋田グループ」ではないということなのか。(NTT秋田グループはNTT東日本系列の秋田の会社の集まりということか)

じゃあ、ラッピング広告の写真の竿燈は?
「巻き鶴」の下鍛冶町の半纏や「柳に蹴鞠」の柳町のちょうちんが確認できたので、特にドコモの竿燈の写真を使ったわけではないようだ。【12日追記】撮影場所はダイワロイネットホテル前(JTB秋田支店の向かい)付近。

【12日追記】赤いクロッシィの純粋な広告に、竿燈の写真が取ってつけたようにあるわけだが、他のバス会社ではどういう広告になっているだろうか。
取ってつけたような竿燈の写真といえば、数年前まで臨海営業所の大型バスにラッピングされていた「新光証券」の黄色い広告もそうだった。

なお、「430」は秋田営業所所属で、牛島方面をよく走っている。

【2015年2月20日追記】その後、ラッピングが一部変更されて竿燈はなくなり(コメント欄参照)、さらに2015年2月には、ラッピングが終了していた。
コメント (9)
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