広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

巴巻が変わった?

2016-01-02 00:05:34 | 秋田のいろいろ
2016年もよろしくお願いします。
秋田市は、穏やかな元日。
保戸野金砂町から見る旭川と太平山
昨年末の積雪の後、新たな積雪はほとんどなく、1日午後の観測データでは1センチまで減った。
最低気温はマイナス1.6度、昼は4.3度まで上がった。2日はさらに暖かく、雨が降る予報。


今年最初は、カマボコの話。
2年前に、秋田市の「宮城屋蒲鉾店」が製造販売する、「寅巻」と「巴巻(ともえまき)」という蒲鉾を紹介した。昨年末から正月にかけて、検索してその記事にアクセスされる方も多い。

そのうち、卵をカマボコで巻いた巴巻は、国内で宮城屋しか作っていないという。
寅巻と巴巻は同サイズ・同価格であるが、年末の秋田市内のスーパーでは、寅巻だけ、あるいは巴巻はハーフサイズだけを扱う店もある。巴巻は卵を使っているせいか消費期限が少し短く、売れ残りを恐れて仕入れないのかもしれない。
個人的調査によれば、イオンリテール(マックスバリュではなく)で12月30日(最近は特別に29日も実施)の5%引きで買うのが、いちばん確実で安い。それでも21センチ・750グラムのフルサイズで2000円【2日訂正】1900円ほど。
【2022年12月28日追記・各種商品の値上げが進んだ2022年末では、ハーフ375グラム1700円(8%税込み)、フル750グラム2500円程度】

寅巻&巴巻が正月の必需品である我が家は、もちろん今年も購入。
すると、巴巻が前と違う?!
今年(昨年末製造)の巴巻

(再掲)2年前の巴巻
写真の撮影条件が同じではないけれど、明らかに黄身部分の色が濃くなった。
ぱっと見ただけのほかの人も気付いたから、間違いないと思う。
今年 ※左の伊達巻は宮城屋製品ではありません
さらに、従来はどこを切っても、白身と黄身がほぼ同じ割合・配置の金太郎飴のような状態だったのが、現在は黄身がなく白身だけの部分も存在する。
上の写真の裏面
中央部のすき間を、別の白身で埋めているようだ。

おそらく、製法が変わったのだと思われる。(昨2014年末~2015年始はどうだったか忘れた。原材料欄の内容などは未確認)
従来は、生卵をいったん白身と黄身に分けて、配分を均一に(金太郎飴状に)して加熱して固めて、皮で巻いていたと思われる。
現在は、卵の形のままゆでで(=一般的なゆで玉子)、多少削って、その削った分ですき間を埋めて、皮で巻いているようだ。
【2日追記】上記では、黄身の色が濃くなった理由の説明にはなっていない。この点は思いつかない。

味は「前よりおいしくなった」と評価する人がいた。
僕は前と変わらないように感じた。少なくともまずくなってはいないと思う。

どうして変わったのだろう。
「どこを切っても同じ見た目ではなくなった」「視覚的に鮮やかな中央部の黄色が必ずあるわけではなくなった」ことはマイナスだけど、サイズや価格は以前と変わっていない。おそらく味も落ちてはいない。
製法を簡略化することで、コストダウンを図ったのか?

2022年正月用(2021年末製造)の巴巻で、また違う変化に気付いた。
コメント (6)
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