秋田市内に3店舗あるイオン(イオンリテール運営)のうち、いちばん古いのが、市内北部・秋田港近くの「イオン土崎港店」。※過去の関連記事
1979(昭和54)年12月にジャスコ土崎港店としてオープンしたものが存続しており、東北6県でも青森店(旧ジャスコ)に次ぐ長い歴史があるイオン。
土崎港店では、この春頃から、営業を続けながら工事が行われていた。耐震工事と同時にリニューアルを行うらしく、外観が覆われるなどしていた。
工事を終えて7月15日・金曜日にリニューアルオープンした。
ちなみに折り込みチラシでは「一部売場改装してリニューアルオープン」「改装オープン」などの表記。
どの程度の規模の改装なのか予想がつかなかったが、先日、改装後初めて行ってみた。ちなみに、改装前の姿は、
(再掲)2010年頃。新国道側
上の写真は、店舗ブランドがイオンになる直前・ジャスコ最末期の頃だけど、今回の改装前も「JUSCO」部分が「AEON」に変わった程度で、ほぼ同じだった。それが、
リニューアル後
基本的には前と同じだけど、外壁デザインが変わった。
縁取りのほか、ランダムに濃淡のグレーの長方形が配置。(外から見えない右面は従来と同じような単色。他の面は未確認)
最近新規開店するイオンって、こんな外観が多いようなイメージ。
正面中央の出入口のガラス張り部分は、前よりガラスがきれいになったのかクリア。その中にある、港まつりの置き山はそのまま。【11月5日追記】この置き山は通年常設かと思ったら、秋から冬は冬タイヤなど別の展示スペースとなるようだ。置き山は春から夏くらいなのかな。
耐震補強材が入っている
店内。
部分的に新しい建材のにおいが漂っていて、思っていたよりも大規模・本格的な改装。一方で、前と変わらない部分も少なくない。それなりに費用はかかっていそうではある。
改装と前後して、2階の「そば一(地元のそば店チェーン)」と、自転車売り場(1階入ってすぐ右側?)が閉店している。(自転車は5月20日閉鎖【15日補足】5月20日はホームページでの日付。店舗の掲示では4月30日付)
改装後は、手芸店や靴売り場「グリーンボックス」の場所が移動。【15日補足】手芸店は「パンドラハウス」。1階化粧品売り場奥に移動。
2階には100円ショップ「Seria」が7月20日オープン。セリアは秋田市内では10店舗目。
正面から入って目に付くのは、右側のヘルスケア売り場(H&BC=ヘルスアンドビューティーケアってのかな)。
従来は、同じ通路左側に、薬コーナーと化粧品コーナーが一体化していたのが、薬関係がグリーンボックスの跡に移って拡充された格好。(左側は化粧品が存続)
「ヘルスステーション」と称した、体組成、血管年齢などを計測する機器(無料で自由に使える)が置かれたコーナーもあり、明るく広い。調剤はなし。【2018年3月12日追記】その後(おそらく2018年2月~3月の間)調剤も開始。
裏側の出入口脇にあったサービスカウンターは、その向かい側へ移動。
旧サービスカウンターの奥のほうには、「フードコート」が新設。セリフ方式の「イオンドリップ」が設置されただけで、食べ物の販売はなし(正面出入口脇に前からロッテリアがある)。食品売り場で買ったものを食べてねということらしい。
【17日追記】サービスカウンターでカップを購入する形式。食品売り場のヤマザキランチパックやおにぎりと、ドリップの飲み物をセットでいくらというのもあるようだ。
1階の食品売り場も、全体的にはあまり変わっていないものの、前と同じでもない。
レイアウトは一部変更。少し明るくなったり、売り場内の各通路がやや広くなったりした気がする。冷蔵ケースなどの什器は、以前のものをそのまま使用。
セルフレジはなく、レジのwaonリーダーも旧型のまま。【2017年10月28日追記】食品レジのリーダーは、2017年10月中旬頃に更新された。秋田中央店も同時期に更新。両店とも、食品以外のレジでは、それ以前からリーダーのほかレジのプリンター部分が更新されたものも多い。
1階エスカレーター上り口にあったイオン銀行ATMは、裏側出入口のWAONステーションやチャージャーの並びに移動。
ATMは上に液晶ディスプレイがついた新型に更新されていた。
WAONチャージャーも幅が狭いタッチパネル式の最新型に更新。旧機種よりも分かりやすくて使いやすい。旧機種ではできなかったポイントのチャージもできるようだ。
なお、イオン秋田中央店では、どちらも旧機種がまだ使われている。【9月15日追記】秋田中央店では、9月中旬頃までにATMが更新。同時期にチャージャーは「故障中」となって使えない状態。
【2018年6月22日追記】土崎港店では、旧型のチャージャーも2階に設置されていた。秋田中央店では、新型設置に伴い旧型を撤去したようだ。
トイレは、明るくなって、おそらく、便器が和式から洋式へ更新。【16日訂正・和式も残っていた】
壁や仕切りは、今風の茶色系になって見違えたけれど、男性用小便器や手洗いは、以前のまま。どちらも以前からセンサー式にはなっていたが、手洗いが極細のシャワーでピーっと吐水するのは変わらない。(1階新国道側トイレの自動ドアはどうなっただろう。未確認【15日追記】階段下のトイレは、リニューアルされず、自動ドアや壁なども以前のまま。)
イオン土崎港店は、建物の老朽化、人口分布の変化、そして遠くない場所である外旭川へのイオンタウン計画から、その存続が気がかりだった。
イオンリテール側は地元に対して、外旭川にイオンタウンができても、土崎港店の営業は継続すると説明したらしいが、開店時やそれ以後には話が変わる可能性はいくらでもあるし。
今回、それなりの費用をかけて、土崎港店で耐震補強工事とリニューアルを行ったことを踏まえれば、とりあえずしばらくは安泰ということになりそう。「しばらく」が5年なのか、10年なのか、それ以上なのかは分からないけれど。
秋田市内のほかのイオンリテール店舗では、御所野のイオンモール秋田が、今年3月に大幅リニューアル。イオン御所野店(旧・ジャスコ)は「イオンスタイル御所野」というブランドに変更された。(だけどレシートは「イオン御所野店」のままだった)
1回だけ行ったけど、なんとなくきれいになったのは分かった。
具体的には…オリジン弁当提携の量り売り惣菜が充実(秋田中央店の3倍くらいで、カレーやデザートまである【2018年8月10日追記】その後、御所野の量り売りはなんかぱっとしなくなってしまって、中央店のほうが充実している気がしなくもなくなった。)していて、従来のセルフレジに加えて、支払いだけセリフのレジもできていた。あとは…?? よく分かりません。
旧・秋田サティのイオン秋田中央店は、それなりに継続的に手が入っていて、今年3月にはサービスカウンターが3階から1階へ移動(銘店コーナーと統合)するなどしている。
でも、トイレは1995年の開店時ほぼそのままで、場所によっては壁紙にシミがあったり、ヘンなニオイがしたりするのが気になっている。土崎港店を見てしまうと、薬売り場もきゅうくつ。
【2018年8月10日追記】イオン秋田中央店は、2018年7月6日に比較的大規模にリニューアルされた。1階の売り場レイアウトが全面的に変わり、フードコートやヘルス&ビューティーケア売り場が拡充。体調チェックコーナーもでき、トイレも壁などがきれいになった。
秋田駅前の旧・ジャスコ秋田店だった秋田フォーラスもある。
フォーラスもイオンリテールが運営していたが、今年3月に「OPA(オーパ)」というイオングループの別会社(元々はダイエー系列)に全店舗が移管したとのこと。
秋田フォーラスも2014年に外壁がきれいにされて、当分は存続しそう。※フォーラスは2017年にリニューアルされることになった。
でも、こちらもトイレは古く、おそらくジャスコ時代のまま。センサー式にもなっていない。若者の来店が多い店だけど、水の流し方・蛇口のひねり方が分からなかったりしそう…
最後に、7月29日折り込まれた、イオン土崎港店の改装オープンセール「第3弾」のチラシ。その右上隅に、
このマーク!
「J」をモチーフにした赤と緑の、ジャスコの2代目ロゴマーク。1974年から1990年頃に使われていて、もちろんジャスコ土崎港店にもあった。
内容は「あのなつかしのジャスコの展望台でセリオンの花火を見よう」。
この店の屋上の塔屋(今は「AEON」ロゴのあるところ)はかつて展望台だったらしく、7月30日に秋田港で開催された花火大会を見るために、特別に先着30名に開放したようだ。
新国道から。塔屋の大きな窓が展望台か
20年以上前にジャスコのロゴが3代目に変わり、さらにジャスコの名称自体がなくなった今、公式なチラシに旧ロゴが掲載されるとは、驚いた。地域密着で40年近く続く店ならではのことだろう。
※イオン土崎港店の2020年の動き。
1979(昭和54)年12月にジャスコ土崎港店としてオープンしたものが存続しており、東北6県でも青森店(旧ジャスコ)に次ぐ長い歴史があるイオン。
土崎港店では、この春頃から、営業を続けながら工事が行われていた。耐震工事と同時にリニューアルを行うらしく、外観が覆われるなどしていた。
工事を終えて7月15日・金曜日にリニューアルオープンした。
ちなみに折り込みチラシでは「一部売場改装してリニューアルオープン」「改装オープン」などの表記。
どの程度の規模の改装なのか予想がつかなかったが、先日、改装後初めて行ってみた。ちなみに、改装前の姿は、
(再掲)2010年頃。新国道側
上の写真は、店舗ブランドがイオンになる直前・ジャスコ最末期の頃だけど、今回の改装前も「JUSCO」部分が「AEON」に変わった程度で、ほぼ同じだった。それが、
リニューアル後
基本的には前と同じだけど、外壁デザインが変わった。
縁取りのほか、ランダムに濃淡のグレーの長方形が配置。(外から見えない右面は従来と同じような単色。他の面は未確認)
最近新規開店するイオンって、こんな外観が多いようなイメージ。
正面中央の出入口のガラス張り部分は、前よりガラスがきれいになったのかクリア。その中にある、港まつりの置き山はそのまま。【11月5日追記】この置き山は通年常設かと思ったら、秋から冬は冬タイヤなど別の展示スペースとなるようだ。置き山は春から夏くらいなのかな。
耐震補強材が入っている
店内。
部分的に新しい建材のにおいが漂っていて、思っていたよりも大規模・本格的な改装。一方で、前と変わらない部分も少なくない。それなりに費用はかかっていそうではある。
改装と前後して、2階の「そば一(地元のそば店チェーン)」と、自転車売り場(1階入ってすぐ右側?)が閉店している。(自転車は5月20日閉鎖【15日補足】5月20日はホームページでの日付。店舗の掲示では4月30日付)
改装後は、手芸店や靴売り場「グリーンボックス」の場所が移動。【15日補足】手芸店は「パンドラハウス」。1階化粧品売り場奥に移動。
2階には100円ショップ「Seria」が7月20日オープン。セリアは秋田市内では10店舗目。
正面から入って目に付くのは、右側のヘルスケア売り場(H&BC=ヘルスアンドビューティーケアってのかな)。
従来は、同じ通路左側に、薬コーナーと化粧品コーナーが一体化していたのが、薬関係がグリーンボックスの跡に移って拡充された格好。(左側は化粧品が存続)
「ヘルスステーション」と称した、体組成、血管年齢などを計測する機器(無料で自由に使える)が置かれたコーナーもあり、明るく広い。調剤はなし。【2018年3月12日追記】その後(おそらく2018年2月~3月の間)調剤も開始。
裏側の出入口脇にあったサービスカウンターは、その向かい側へ移動。
旧サービスカウンターの奥のほうには、「フードコート」が新設。セリフ方式の「イオンドリップ」が設置されただけで、食べ物の販売はなし(正面出入口脇に前からロッテリアがある)。食品売り場で買ったものを食べてねということらしい。
【17日追記】サービスカウンターでカップを購入する形式。食品売り場のヤマザキランチパックやおにぎりと、ドリップの飲み物をセットでいくらというのもあるようだ。
1階の食品売り場も、全体的にはあまり変わっていないものの、前と同じでもない。
レイアウトは一部変更。少し明るくなったり、売り場内の各通路がやや広くなったりした気がする。冷蔵ケースなどの什器は、以前のものをそのまま使用。
セルフレジはなく、レジのwaonリーダーも旧型のまま。【2017年10月28日追記】食品レジのリーダーは、2017年10月中旬頃に更新された。秋田中央店も同時期に更新。両店とも、食品以外のレジでは、それ以前からリーダーのほかレジのプリンター部分が更新されたものも多い。
1階エスカレーター上り口にあったイオン銀行ATMは、裏側出入口のWAONステーションやチャージャーの並びに移動。
ATMは上に液晶ディスプレイがついた新型に更新されていた。
WAONチャージャーも幅が狭いタッチパネル式の最新型に更新。旧機種よりも分かりやすくて使いやすい。旧機種ではできなかったポイントのチャージもできるようだ。
なお、イオン秋田中央店では、どちらも旧機種がまだ使われている。【9月15日追記】秋田中央店では、9月中旬頃までにATMが更新。同時期にチャージャーは「故障中」となって使えない状態。
【2018年6月22日追記】土崎港店では、旧型のチャージャーも2階に設置されていた。秋田中央店では、新型設置に伴い旧型を撤去したようだ。
トイレは、明るくなって、
壁や仕切りは、今風の茶色系になって見違えたけれど、男性用小便器や手洗いは、以前のまま。どちらも以前からセンサー式にはなっていたが、手洗いが極細のシャワーでピーっと吐水するのは変わらない。(1階新国道側トイレの自動ドアはどうなっただろう。
イオン土崎港店は、建物の老朽化、人口分布の変化、そして遠くない場所である外旭川へのイオンタウン計画から、その存続が気がかりだった。
イオンリテール側は地元に対して、外旭川にイオンタウンができても、土崎港店の営業は継続すると説明したらしいが、開店時やそれ以後には話が変わる可能性はいくらでもあるし。
今回、それなりの費用をかけて、土崎港店で耐震補強工事とリニューアルを行ったことを踏まえれば、とりあえずしばらくは安泰ということになりそう。「しばらく」が5年なのか、10年なのか、それ以上なのかは分からないけれど。
秋田市内のほかのイオンリテール店舗では、御所野のイオンモール秋田が、今年3月に大幅リニューアル。イオン御所野店(旧・ジャスコ)は「イオンスタイル御所野」というブランドに変更された。(だけどレシートは「イオン御所野店」のままだった)
1回だけ行ったけど、なんとなくきれいになったのは分かった。
具体的には…オリジン弁当提携の量り売り惣菜が充実(秋田中央店の3倍くらいで、カレーやデザートまである【2018年8月10日追記】その後、御所野の量り売りはなんかぱっとしなくなってしまって、中央店のほうが充実している気がしなくもなくなった。)していて、従来のセルフレジに加えて、支払いだけセリフのレジもできていた。あとは…?? よく分かりません。
旧・秋田サティのイオン秋田中央店は、それなりに継続的に手が入っていて、今年3月にはサービスカウンターが3階から1階へ移動(銘店コーナーと統合)するなどしている。
でも、トイレは1995年の開店時ほぼそのままで、場所によっては壁紙にシミがあったり、ヘンなニオイがしたりするのが気になっている。土崎港店を見てしまうと、薬売り場もきゅうくつ。
【2018年8月10日追記】イオン秋田中央店は、2018年7月6日に比較的大規模にリニューアルされた。1階の売り場レイアウトが全面的に変わり、フードコートやヘルス&ビューティーケア売り場が拡充。体調チェックコーナーもでき、トイレも壁などがきれいになった。
秋田駅前の旧・ジャスコ秋田店だった秋田フォーラスもある。
フォーラスもイオンリテールが運営していたが、今年3月に「OPA(オーパ)」というイオングループの別会社(元々はダイエー系列)に全店舗が移管したとのこと。
秋田フォーラスも2014年に外壁がきれいにされて、当分は存続しそう。※フォーラスは2017年にリニューアルされることになった。
でも、こちらもトイレは古く、おそらくジャスコ時代のまま。センサー式にもなっていない。若者の来店が多い店だけど、水の流し方・蛇口のひねり方が分からなかったりしそう…
最後に、7月29日折り込まれた、イオン土崎港店の改装オープンセール「第3弾」のチラシ。その右上隅に、
このマーク!
「J」をモチーフにした赤と緑の、ジャスコの2代目ロゴマーク。1974年から1990年頃に使われていて、もちろんジャスコ土崎港店にもあった。
内容は「あのなつかしのジャスコの展望台でセリオンの花火を見よう」。
この店の屋上の塔屋(今は「AEON」ロゴのあるところ)はかつて展望台だったらしく、7月30日に秋田港で開催された花火大会を見るために、特別に先着30名に開放したようだ。
新国道から。塔屋の大きな窓が展望台か
20年以上前にジャスコのロゴが3代目に変わり、さらにジャスコの名称自体がなくなった今、公式なチラシに旧ロゴが掲載されるとは、驚いた。地域密着で40年近く続く店ならではのことだろう。
※イオン土崎港店の2020年の動き。