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MAZDA前・耐久性

2016-11-20 23:21:07 | 秋田市営バス
泉地区の元市営バスのバス停の話題。※過去の関連記事

まず、泉山王環状線関連。
旧環状線の経路と新国道が交差する八橋鯲沼町交差点の近くに、どちら側の道にも「マツダ前」というバス停があった/ある。旧環状線用は交差点の東側、新国道経由各路線用は交差点南側。

バス停の名称は交差点南西にある「東北マツダ秋田本店(現在改築中)」が由来のようだが、交差点北西には日産ラ・カージュもあるし【21日追記・マツダの向かいに当たる南東にはホンダカーズ秋田もある】、新国道を北に進んだ次の「八橋大畑」バス停の前には「東北マツダ秋田中央店」があるなどカーディーラーが多い場所なので、慣れないと混乱する。
泉山王環状線・山王回り側「マツダ前」。奥の突き当りが泉小。表示板は西向きのせいか色あせている
環状線のマツダ前は、地元の大手製麺会社「ヤマヨ」の前。

旧・泉山王環状線の各バス停では、市営バス時代に設置(または更新)された表示板が最後までそのまま使われていたが、カッティングシール文字(1999年頃?)のものと、透明シールにパソコンで印字したもの(2002年頃?)の2タイプがあった。
1999年の泉地区の住居表示実施とは関係ないはずだが、鯲沼やマツダ前もその時に更新されたようで、両側ともカット文字の表示板。
この時のカット文字は、扁平で中位の太さの丸ゴシック体という印象だったが、「マツダ前」は正方形に近い。(他でも縦長のものも多く、扁平というのは僕の勘違いのようだ)

カット文字タイプでは、併記されるローマ字はヘボン式。ちなみに「○丁目」の数字は、読みではなく数字をそのまま表記して「IZUMI CHUO 3 CHOME」といった表記。ただし、別路線では「OHIRADAI SANCHOME」と数字の読みを表記したものもある。
ローマ字表記は全国的にいろいろあるようだけど、バス協会辺りで指針を示せばいいのに…【2017年に日本バス協会がガイドラインを示したが、強制ではなく各事業者の基準や判断でいいことなっている。】
で、このマツダ前は、
泉回り側。これは東面、赤い部分にヒビが入っている
「MAZDA MAE」と、マツダの正式な英字表記にのっとっている。

そういえば、同タイプが設置されていた「サティ前」も、
(再掲)
ちゃんと「SATY MAE」だった。
現在は「イオン秋田中央店前」に改称。【21日追記】現在はローマ字表記なし。もしあったら「AEON」か「ION」かという話になりますが。

じゃあ、新国道側のマツダ前は?
【21日画像追加】下り側。左後方に少し見える囲いが工事中のマツダ
上下とも市営バスタイプのダルマ型。やや背が高い支柱はピカピカ、表示板はもきれい(だけど台座は汚れている)。市営バス設置のものとは微妙に雰囲気も異なり、中央交通によって比較的最近設置されたようだ。
表示板は、
わずかに細身の丸ゴシック体。「ダ」の形が違う
ローマ字は「MATSUDA MAE」。
これでも問題ないでしょうけど、泉山王環状線廃止でMAZDA前はなくなってしまった。



もう1つ、マツダ前からちょっと離れた、泉ハイタウン線のバス停のこと。
少なくとも泉南三丁目以降の各バス停は、1992年の路線開設時に設置されているはず。その後、1999年の住居表示実施により、軒並みバス停の名称が変えられ、その時に、マツダ前と同じヘボン式ローマ字入りカットシール文字の表示板になって、現在も使われている。
数少ない例外が、
「秋田貨物駅入口」
泉ハイタウン線は末端部で一方向の環状運行となり、その区間内にあるバス停なので、これまでポールは片側にしかなかった。
10月に運行が始まった、泉八橋環状線がここを通るようになったため、向かい側にも泉回り用の「秋田貨物駅入口」が設置された。こちら側は、泉ハイタウン線に加えて八橋回り環状線も通るようになったが、ポールはこのまま継続して使われている。

写真のとおり、支柱はサビサビ。24年前に設置されてそのままなんだろうか。
そして、表示板のバス停名表記が他と違う。ローマ字がなく、角ゴシック体で、透明シールに印字したもの。
【2020年5月12日訂正】この路線は2007年春までは「泉秋操線」という名称で、その時まで秋田貨物駅入口は「秋操駅(あきそうえき)入口」というバス停名だった(歴史等はこの記事参照)。したがって、中央交通移管後・2007年に設置された表示板ということになる。また、秋操駅入口時代の表示板は、2008年に臨海経由新屋西線用の「臨海十字路」に転用されていた。

神田線・添川線の上り側「保戸野八丁」と同じタイプ。
(再掲)
保戸野八丁は2000年前後にはそれになっていた。破損するなど急ごしらえで設置されたのかと思っていたが、秋田貨物駅入口も同時期に設置されたのかもしれない。【2020年5月13日訂正】貨物駅入口のほうが後の設置だった。保戸野八丁の耐久性がすごい。

秋田貨物駅入口を横から見ると、
文字がボロボロ。上段の社名は消え、下の「市営バス」が浮いている
レーザープリンターで印字したもので、経年でトナーが取れつつあるようだ。シール自体はしっかりくっついている。
裏面を見ると、
こちらは大丈夫
ボロボロなのは西向きのほう。やはり太陽のしわざか。冬の北西の季節風もあるかも。

保戸野八丁は西向きではないせいか、はがれてはいないはず【22日・両面ともしっかり判読できる状態であることを確認】。これまで紹介してきたように、他のバス停の、訓令式ローマ字入り・細丸ゴシックの透明シールの表示板も判読に支障がないものがほとんどだった。
ということで、透明シールにレーザープリンターで印字した表示の耐久性はなかなかのものだけど、太陽光、特に西日の威力は強烈ということのようです。【21日追記】上からもう1枚透明シールを重ねて貼ったら、はがれてボロボロになることはなさそうで、耐久性がさらに向上するのかも?

※新路線・泉八橋環状線で新設されたバス停について。
※秋田貨物駅入口は2021年に交換された
コメント (6)
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