秋田市の「県庁市役所前」下り側(秋田駅西口から来るほう・県庁正庁【2021年4月11日訂正】本庁舎前)のバス待合所は、県庁も関与し、既存の骨組みを残して、県産木材を使ってリニューアルが行われていた。
2016年8月2日から供用されたものの、時刻表が掲出されるだけで、ここがバス停であることを示す表示が一切ない状態が長く続いていた。リニューアル前には、待合所内に小さい短冊状の表示があったのに。
これとほぼ同時期に、向かい側の秋田市役所庁舎の移転にともなって待合所が新しくなった上り側では、しっかりとした表示板が設置されたのと対照的。
法令で義務付けられたことをやっていないようにも感じられ、何よりも不慣れな人も利用するバス停がこれでは不親切。
ところが、10日ほど前にコメントで教えていただいたように、このほど、やっと県庁側にも表示が設置された。おそらく7月中旬のどこかで取り付けられた。
屋根の側面というか上部の白い部分に、同色の地に黒で印字した板による表示。歩道からまっすぐの東西、向かい側から見える北の3面。
いずれもバスのりばを示すJIS規格のピクトグラムと「県庁市役所前バス待合所」の角ゴシック体の文字。
北面は1行表示で、東西面は幅が狭く「前/バ」で改行した2行。
一見すると、地色と文字色は逆だが、市役所側のと似た表示。ピクトグラムは同じだし、文字もどちらもイワタ社のユニバーサルデザイン角ゴシック体のようだ。
(再掲)市役所側の表示 ※県庁側と画像サイズの比率は異なります。
しかし、市役所側が「バス乗り場」としているのに対し、県庁側は「バス待合所」と微妙に違う。
それに、市役所側にある英字やバス事業者名はない。
バス会社が設置したのか、県庁が設置したのか知らないけれど、市役所側を意識しつつも、あえて合わせなかった(合わせたくなかった)のではないかと、勘ぐってしまいたくなる。
1年経ってやっと設置したのは、どういうつもりなんだろう。どうせなら、表示板も木材で作ったらおもしろいのに。ないよりはあったほうがいいから、これはこれでいいけれど。
それにしても、法令としてはこれでいいのだろうか。
監督官庁がどう解釈するか次第なんだろうけど、「旅客自動車運送事業運輸規則」第五条2(掲示事項)では、「路線定期運行を行う一般乗合旅客自動車運送事業者は、次に掲げる事項を停留所において、公衆に見やすいように掲示しなければならない。」として、「一 事業者及び当該停留所の名称」「二 当該停留所に係る運行系統」「三 前号の運行系統ごとの発車時刻」等を挙げている(一部省略)。
すなわち「1.バス会社名とバス停名」「2.路線名や行き先」「3.時刻表」と解釈できる。
昭和30年代の東京近郊を舞台にした映画「となりのトトロ」のバス停には、ダルマ型ポールの円形の表示板に「七国山行/稲荷前/東電鉄バス」と表示されており、文句のつけようがない。
羽後交通のバス停でも、
(再掲)
いずれも表記していて、文句のつけようがない。(県庁市役所前にも羽後交通は停まるが、ポール自体がない)
しかし、かつての秋田市営バスとか弘南バス、それに秋田中央交通などでは、バス停自体には運行系統は基本的に表示されていない。
県庁前では、それに加えて、バス会社名もない。
いちおう、時刻表の片隅には、バス会社名と行き先が印字されているけれど、そんな小さい文字でいいもんなんだろうか?
あと、法令では「事業者の名称」とある。文字通りに受け取れば、「東京都交通局」「秋田市交通局」「羽後交通株式会社」が事業者名なんだろうけど、実際の表示は「都営バス」「市営バス」「羽後交通」だから、解釈としては「事業者を識別できる通称」程度でいいのだろう。【2日追記】「青森市企業局交通部」のバス停も「市営バス」。
この近くの無関係の話題。
東北六魂祭の心霊写真騒動の舞台となった建物は解体され、隣接する山王胃腸科の駐車場になった。
山王胃腸科は奥に新しい建物ができ、通りに面した解体された建物西隣にある、医院の古い建物には足場が組まれていて、解体されるのかと思ったら、
きれいになった!(左が旧医院・右奥が新医院。手前の駐車場が心霊写真の現場)
新しい建物とつなげられ、外壁が新しい建物と統一感のある色に変わっていた。解体された建物にあった調剤薬局もこの中に入ったらしい。
2016年8月2日から供用されたものの、時刻表が掲出されるだけで、ここがバス停であることを示す表示が一切ない状態が長く続いていた。リニューアル前には、待合所内に小さい短冊状の表示があったのに。
これとほぼ同時期に、向かい側の秋田市役所庁舎の移転にともなって待合所が新しくなった上り側では、しっかりとした表示板が設置されたのと対照的。
法令で義務付けられたことをやっていないようにも感じられ、何よりも不慣れな人も利用するバス停がこれでは不親切。
ところが、10日ほど前にコメントで教えていただいたように、このほど、やっと県庁側にも表示が設置された。おそらく7月中旬のどこかで取り付けられた。
屋根の側面というか上部の白い部分に、同色の地に黒で印字した板による表示。歩道からまっすぐの東西、向かい側から見える北の3面。
いずれもバスのりばを示すJIS規格のピクトグラムと「県庁市役所前バス待合所」の角ゴシック体の文字。
北面は1行表示で、東西面は幅が狭く「前/バ」で改行した2行。
一見すると、地色と文字色は逆だが、市役所側のと似た表示。ピクトグラムは同じだし、文字もどちらもイワタ社のユニバーサルデザイン角ゴシック体のようだ。
(再掲)市役所側の表示 ※県庁側と画像サイズの比率は異なります。
しかし、市役所側が「バス乗り場」としているのに対し、県庁側は「バス待合所」と微妙に違う。
それに、市役所側にある英字やバス事業者名はない。
バス会社が設置したのか、県庁が設置したのか知らないけれど、市役所側を意識しつつも、あえて合わせなかった(合わせたくなかった)のではないかと、勘ぐってしまいたくなる。
1年経ってやっと設置したのは、どういうつもりなんだろう。どうせなら、表示板も木材で作ったらおもしろいのに。ないよりはあったほうがいいから、これはこれでいいけれど。
それにしても、法令としてはこれでいいのだろうか。
監督官庁がどう解釈するか次第なんだろうけど、「旅客自動車運送事業運輸規則」第五条2(掲示事項)では、「路線定期運行を行う一般乗合旅客自動車運送事業者は、次に掲げる事項を停留所において、公衆に見やすいように掲示しなければならない。」として、「一 事業者及び当該停留所の名称」「二 当該停留所に係る運行系統」「三 前号の運行系統ごとの発車時刻」等を挙げている(一部省略)。
すなわち「1.バス会社名とバス停名」「2.路線名や行き先」「3.時刻表」と解釈できる。
昭和30年代の東京近郊を舞台にした映画「となりのトトロ」のバス停には、ダルマ型ポールの円形の表示板に「七国山行/稲荷前/東電鉄バス」と表示されており、文句のつけようがない。
羽後交通のバス停でも、
(再掲)
いずれも表記していて、文句のつけようがない。(県庁市役所前にも羽後交通は停まるが、ポール自体がない)
しかし、かつての秋田市営バスとか弘南バス、それに秋田中央交通などでは、バス停自体には運行系統は基本的に表示されていない。
県庁前では、それに加えて、バス会社名もない。
いちおう、時刻表の片隅には、バス会社名と行き先が印字されているけれど、そんな小さい文字でいいもんなんだろうか?
あと、法令では「事業者の名称」とある。文字通りに受け取れば、「東京都交通局」「秋田市交通局」「羽後交通株式会社」が事業者名なんだろうけど、実際の表示は「都営バス」「市営バス」「羽後交通」だから、解釈としては「事業者を識別できる通称」程度でいいのだろう。【2日追記】「青森市企業局交通部」のバス停も「市営バス」。
この近くの無関係の話題。
東北六魂祭の心霊写真騒動の舞台となった建物は解体され、隣接する山王胃腸科の駐車場になった。
山王胃腸科は奥に新しい建物ができ、通りに面した解体された建物西隣にある、医院の古い建物には足場が組まれていて、解体されるのかと思ったら、
きれいになった!(左が旧医院・右奥が新医院。手前の駐車場が心霊写真の現場)
新しい建物とつなげられ、外壁が新しい建物と統一感のある色に変わっていた。解体された建物にあった調剤薬局もこの中に入ったらしい。