広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

竿燈2017

2017-08-05 00:21:45 | 秋田の季節・風景
東北は8月2日に梅雨明け(平年+5日、昨年+4日)。【9月3日】9月1日、気象庁は東北地方の梅雨明けの時期を特定できなかったとした。2009年以来の事態。
今のところ、天気は晴天、昼は30度前後まで上がるが、夜には涼しくなって過ごしやすい。
3日からは秋田市で竿燈まつりが始まった。初日の模様を簡単に。※昨2016年の記事





おぼろ月が出て、時折弱い風が心地よく吹く。その風でバランスを崩す竿燈、崩さない竿燈。

例年、初日は観客が少なめの傾向があるけれど、今年はいつもの初日より多い印象。
有料観覧席も盛況
中央分離帯の有料観覧席ではない歩道側では、いつもならスカスカの場所にも、それなりに人がいたし、通路部分を歩く人も多く感じた。
歩道の通路部分は右側通行で立ち止まるのは禁止とされるのだが、それを知らない客も多い。そういう人がいても、毎年のことながら警察官や警備員によって、積極的に声をかける人とそうでない人がいる(というか見えているはずなのに黙っている警察官・警備員が少なくない)。もう少し徹底してもいいと思う。万が一のために。

今年の竿燈は282本。恒例の微増(昨年+2)で過去最高。
スポンサー竿燈といって、町内ごとの竿燈会に、企業のロゴ入りの竿燈を上げてもらって広告するものがある。(別に各職場が直接参加する職場竿燈もある。慣れないと識別は難しいかも)
これまでスポンサーになっていなかった企業、さらには聞いたことがない企業や店によるスポンサー竿燈がちらほら見られた。これが本数の記録を更新している原因であり、ちょっとは景気が良くなっているという現れなんだろうか…
秋田朝日放送(AAB)のスポンサー竿燈
はんてんもAABのロゴ入りだけど、旧ロゴのまま。ロゴ変更は2012年、けっこう長持ちするようだ。


今年の会場は、ちょっと雰囲気が違うような気がした【5日訂正】街路灯は少なくとも2015年から点灯していました(過去の記事の写真にしっかり写っている)。今さらながらの勘違いだったので、この項目を取り消します。
その理由
竿燈はろうそくの灯りが重要なお祭りだからということか、これまでは会場内では、信号機が消灯(他の祭りでは点滅になることが多い)するばかりか、街路灯も消灯していた。
それが、今年は点灯している。
昨年は、初日は消灯していたものの、たしか後の日では点灯していたという話を聞いた気がする。


ここの街路灯は、竿燈の提灯を模したもので、2015年にLED化されている。
電球時代は、1基につき2灯あるうちの片方だけが点灯していたが、LED化後は2灯とも点灯し、竿燈中も同様。

消灯していた当時、会場末端の歩く人が多い部分では、暗すぎてやや危険に感じたこともあった。その対策として点灯させたのかもしれない。あと、写真を撮影する時には、街路灯の灯りで人物が多少明るく写せるようになる場合があり、便利といえば便利かもしれない。個人的にはさほど目障りではないと思う。


「継ぎ竹」といって、竿燈本体の下に竹を継ぎ足して接続し、より高く揚げるものがある。何本も継いで、竿燈がしなるのも見どころの1つ。
失敗すれば破損してしまう恐れもあるので、日程後半・特に最終日は、多少ムリをして多く継ぐ傾向にあるけれど、
初日からだいぶ継いでいるところも

左の子ども用「小若(こわか)」もなかなか

【17日追記】2017年の人出は計131万人。昨年より1万人減で、実行委員会によれば、7月下旬の記録的大雨で、県内客が伸び悩んだためだという。
初日の会場を見た限り、例年よりはやや多い気がしたし、日程後半が土日だし、そもそも大雨の被害地域から竿燈を見に来る人なんてそんなにいる(理屈上1万人は来ていたことになるけれど)もんだろうか。

翌2018年の模様
コメント (2)
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