秋田のバスの話題2つ。まずは、勝手にお知らせ。
8月22日から11月まで、新屋西線が雄物川(放水路)を渡るところで迂回運行する。
秋田市の道路工事によるもので、バス停の変更などはないが、遅延発生は避けられなさそう。【その後、迂回期間が12月末まで延長】
知ったのは8月18日号「広報あきた」。「市役所からのお知らせ」コーナーに「市道船場町1号線が全面通行止めに」と掲載。
新屋西線に運用される臨海営業所の車両の車内にも告知が出ていた。
8月22日から11月末(予定)で、バス停の変更(移動)はなしといった内容。
Googleマップに加筆。赤が工事箇所、オレンジ色が新屋西線の経路
雄物新橋の右岸・勝平地区側では、道路は橋から堤防上に坂を上る構造。
左岸・新屋地区側から渡ると、堤防に突き当たって左右に分かれる。右(東)側の狭いほうが県道かな。
今回は、左側のほうが通行止めになる。
新屋西線は、本数が少ない臨海経由は、東側の船場町を通るので、工事区間は通らない。
主流の無印新屋西線(栗田神社前経由)と新屋県営住宅経由は、朝日町・勝平消防出張所前から今回の工事区間経て、雄物新橋を渡る。
普通乗用車なら、東側から堤防と雄物新橋を行き来するだけで迂回できるはずだけど、鋭角の交差点であるため、バスでは厳しいのだろう。
秋田駅側から来て勝平消防出張所前通過後、堤防上の道路を秋田大橋まで東進、秋田大橋を渡って、対岸の堤防を西進、雄物新橋たもとで本来のルートへ復帰ということだろう。過去にも、雄物新橋の工事なんかで、10年に1度くらいはこんな迂回運行がされていると思う。
車内のほか、おそらく沿線バス停には告知は出ていると思うけれど、バス会社ホームページには告知がない。遅れが発生するからには、もう少し積極的に告知するべきだと思う。
【25日追記】23日付で、バス会社のホームページに「新屋西線 迂回運行のお知らせ」として掲載。「終日迂回運行しております。迂回により遅延が生じております。」といった言い回し。
日付をごまかさず、「~しております」と現在形で表記したのは素直ではあるけれど、だったらもうちょっと早めに知らせてほしいものです。
※その後、11月16日付で中央交通サイトに告知が出され、工事・迂回が12月末まで延長されるとのこと。秋田市による工事が遅れているということなんだろうけど、秋田市ホームページには記載がなさそう。積雪期と重なってしまう。
【12月23日追記】さらにその後、延長された期間よりはやや早く工事が終わったようで、12月20日・水曜日17時台の便から、通常ルートに戻った。
秋田魁新報でも報道されたが、「グーグルマップ」のルート・所要時間検索に秋田中央交通の路線バスが対応した。
国際教養大学地域研究連携機構がGoogleと連携して実現させたもので、県内の路線バスが対応したのは初。将来的には全県の路線網に対応させたいとのこと。中央交通ホームページでは告知なし。
鉄道の経路検索も同じことだけど、地図を見て、バス停の位置と路線網を把握しながら調べるのが好きな者としては、なんかコンピューターに操られているようで、使いたくない。
でも、人工知能に囲碁や将棋をさせると、人間では思いつかない手を提示してくることがあるそうだけど、経路検索でもそんなことがあるとすれば、ちょっと使ってみたいかも…
とりあえず、やってみた。
地図上で出発地と目的地を示しても検索できるが、パソコンのGoogle検索で地名や施設名などを入力して「○○から××」と検索しても、ルートが検索できる。(できないこともある)
今すぐでなく、任意の日時を指定することも可能。バス時刻の平日/土日にも対応している(年末年始の特別ダイヤはどうかな?)。
ちょっと意地悪して「外旭川市営住宅から西部市民サービスセンター」で検索。
乗り換えが必要になるし、秋田市役所の機関名は「西部市民サービスセンター」なのに、バス停名は市民が抜けた「西部サービスセンター」になってしまっているのだけど…
検索結果。路線名や系統番号も表示される
ルートとしてはまあ適切。
遅れがちな中央交通の路線バスにおいて、通町での接続が7分しかないのが、少々心配だけど。
最後の降車バス停は、西部市民サービスセンター敷地内のバス停「西部サービスセンター」ではなく、1つ手前の「日吉神社前」で降りて170メートル歩けという、不可解な指示。
バス停名に従って「外旭川市営住宅から西部サービスセンター」で検索しても、結果は同じ。バス停の名称よりも、その位置情報のほうを優先して検索しているということか。
通町乗り換えの新屋線まで時間が空いている場合は、神田線で秋田駅まで乗って新屋西線に乗り換えたり、秋田駅でJR羽越本線に乗り換えて新屋駅まで行くように提示されることもある。(時間さえ合えば、JRが速くて安い)
第二、第三の候補として、外旭川市営住宅から1キロ以上離れた、高野二区や将軍野東一丁目からバスに乗るルートも。高野二区から新国道経由で山王十字路、新屋西線に乗り換え(これは思いつかなかったが、なくはないルート)、将軍野東一丁目から将軍野線で通町乗り換え(逆方向の遠回りでこれはないでしょう)。
さらにJR土崎駅まで2.4キロ・33分歩いて、奥羽本線~羽越本線というものも出た(この発想もなかったけど、実行する人なんているだろうか)。
神田線がない時間では、高野二区から交通公社前まで行き、大町通りから新屋線乗り換えというのも出た。これも遠回りではあるが、交通公社前と大町通りという、近いけれど名称は異なるバス停どうしの乗り換えも提示するとは、なかなか賢い。これもバス停名ではなく、バス停の位置情報を元にしているということだろう。(逆方向なら、赤れんが館前のほうが道路横断がなくて近いけれど、その点はどうなるだろう)
もちろん、平日にわずかに運行される、高野二区から新屋へ直通の新港線も、忘れることなく表示された。
地理やバス路線に不慣れな人には便利で助かるサービスなのは間違いない。
でもやっぱり、頭から信じこんでしまうのも、なんか怖いとまでいかなくても、ムダの多いことになりそうでもある。【30日追記】下記の通り運賃は表示されないので、とにかく「指定場所のいちばん近くから、いちばん早く出る」バスを“金に糸目をつけずに”検索していることになる。その結果、バスを利用する人の感覚(金銭感覚)からすれば、かけ離れたルートになることも少なくないようだ。鉄道の乗り換え検索では、時間優先/安さ優先を選べるものが多いが、このシステムでもそれが装備されれば、より利用者の立場に近いものになるだろう。
秋田市外でも、中央交通直営路線は対応しているが、秋田市内のマイタウンバスのような自治体が運行主体・中央交通系列に運行委託しているものは非対応の模様。
運賃表示も非対応。
ついでにGoogleさんに要望。地図上にバス停のマークだけでなく、バス停の名称も表示していただけると、とても助かる。それを元に、路線図やバス会社のサイトで詳しく調べられるので。
丁目・番地の対応(色分けなど)とバス停名称については、やっぱりマピオンなど日本の地図サービスに分がある。バス停名は欧米でも使うだろうけど、あちらの方々は不便には思わないのだろうか。
※もっと使いやすいと思う時刻検索サービスがあった!
※その後、2018年10月15日のNHK秋田の報道によれば、2018年9月から、国際教養大によるGoogleマップのバス検索が拡大された。
「県内の3つのバス事業者と、コミュニティーバスや乗り合いタクシーを運行する16の市町村からデータの提供を受け」たとのこと。
地図上にバスの経路も表示され、2018年10月の中央交通の一部路線の経路変更にも対応している。
でもやっぱり、なんかGoogleって見づらく分かりづらいように感じられてならない。
※上記は、2018年11月25日付秋田魁新報社会面でも報道。運賃も表示され、予約式のものは連絡先も分かるとのこと。
また、東北地方他県への導入を進めているほか、バスにGPSを設置したバスロケーションシステムの導入も検討していく。
※Googleで路線検索する時の注意点。
8月22日から11月まで、新屋西線が雄物川(放水路)を渡るところで迂回運行する。
秋田市の道路工事によるもので、バス停の変更などはないが、遅延発生は避けられなさそう。【その後、迂回期間が12月末まで延長】
知ったのは8月18日号「広報あきた」。「市役所からのお知らせ」コーナーに「市道船場町1号線が全面通行止めに」と掲載。
「新たに歩道を設置する道路改良工事を行うため」
「8月22日(火)から11月30日(木)(予定)まで、終日、通行止めになります。歩行者も通行できません。」
「路線バスは秋田大橋を迂回します。ご了承ください。」
とのこと。「8月22日(火)から11月30日(木)(予定)まで、終日、通行止めになります。歩行者も通行できません。」
「路線バスは秋田大橋を迂回します。ご了承ください。」
新屋西線に運用される臨海営業所の車両の車内にも告知が出ていた。
8月22日から11月末(予定)で、バス停の変更(移動)はなしといった内容。
Googleマップに加筆。赤が工事箇所、オレンジ色が新屋西線の経路
雄物新橋の右岸・勝平地区側では、道路は橋から堤防上に坂を上る構造。
左岸・新屋地区側から渡ると、堤防に突き当たって左右に分かれる。右(東)側の狭いほうが県道かな。
今回は、左側のほうが通行止めになる。
新屋西線は、本数が少ない臨海経由は、東側の船場町を通るので、工事区間は通らない。
主流の無印新屋西線(栗田神社前経由)と新屋県営住宅経由は、朝日町・勝平消防出張所前から今回の工事区間経て、雄物新橋を渡る。
普通乗用車なら、東側から堤防と雄物新橋を行き来するだけで迂回できるはずだけど、鋭角の交差点であるため、バスでは厳しいのだろう。
秋田駅側から来て勝平消防出張所前通過後、堤防上の道路を秋田大橋まで東進、秋田大橋を渡って、対岸の堤防を西進、雄物新橋たもとで本来のルートへ復帰ということだろう。過去にも、雄物新橋の工事なんかで、10年に1度くらいはこんな迂回運行がされていると思う。
車内のほか、おそらく沿線バス停には告知は出ていると思うけれど、バス会社ホームページには告知がない。遅れが発生するからには、もう少し積極的に告知するべきだと思う。
【25日追記】23日付で、バス会社のホームページに「新屋西線 迂回運行のお知らせ」として掲載。「終日迂回運行しております。迂回により遅延が生じております。」といった言い回し。
日付をごまかさず、「~しております」と現在形で表記したのは素直ではあるけれど、だったらもうちょっと早めに知らせてほしいものです。
※その後、11月16日付で中央交通サイトに告知が出され、工事・迂回が12月末まで延長されるとのこと。秋田市による工事が遅れているということなんだろうけど、秋田市ホームページには記載がなさそう。積雪期と重なってしまう。
【12月23日追記】さらにその後、延長された期間よりはやや早く工事が終わったようで、12月20日・水曜日17時台の便から、通常ルートに戻った。
秋田魁新報でも報道されたが、「グーグルマップ」のルート・所要時間検索に秋田中央交通の路線バスが対応した。
国際教養大学地域研究連携機構がGoogleと連携して実現させたもので、県内の路線バスが対応したのは初。将来的には全県の路線網に対応させたいとのこと。中央交通ホームページでは告知なし。
鉄道の経路検索も同じことだけど、地図を見て、バス停の位置と路線網を把握しながら調べるのが好きな者としては、なんかコンピューターに操られているようで、使いたくない。
でも、人工知能に囲碁や将棋をさせると、人間では思いつかない手を提示してくることがあるそうだけど、経路検索でもそんなことがあるとすれば、ちょっと使ってみたいかも…
とりあえず、やってみた。
地図上で出発地と目的地を示しても検索できるが、パソコンのGoogle検索で地名や施設名などを入力して「○○から××」と検索しても、ルートが検索できる。(できないこともある)
今すぐでなく、任意の日時を指定することも可能。バス時刻の平日/土日にも対応している(年末年始の特別ダイヤはどうかな?)。
ちょっと意地悪して「外旭川市営住宅から西部市民サービスセンター」で検索。
乗り換えが必要になるし、秋田市役所の機関名は「西部市民サービスセンター」なのに、バス停名は市民が抜けた「西部サービスセンター」になってしまっているのだけど…
検索結果。路線名や系統番号も表示される
ルートとしてはまあ適切。
遅れがちな中央交通の路線バスにおいて、通町での接続が7分しかないのが、少々心配だけど。
最後の降車バス停は、西部市民サービスセンター敷地内のバス停「西部サービスセンター」ではなく、1つ手前の「日吉神社前」で降りて170メートル歩けという、不可解な指示。
バス停名に従って「外旭川市営住宅から西部サービスセンター」で検索しても、結果は同じ。バス停の名称よりも、その位置情報のほうを優先して検索しているということか。
通町乗り換えの新屋線まで時間が空いている場合は、神田線で秋田駅まで乗って新屋西線に乗り換えたり、秋田駅でJR羽越本線に乗り換えて新屋駅まで行くように提示されることもある。(時間さえ合えば、JRが速くて安い)
第二、第三の候補として、外旭川市営住宅から1キロ以上離れた、高野二区や将軍野東一丁目からバスに乗るルートも。高野二区から新国道経由で山王十字路、新屋西線に乗り換え(これは思いつかなかったが、なくはないルート)、将軍野東一丁目から将軍野線で通町乗り換え(逆方向の遠回りでこれはないでしょう)。
さらにJR土崎駅まで2.4キロ・33分歩いて、奥羽本線~羽越本線というものも出た(この発想もなかったけど、実行する人なんているだろうか)。
神田線がない時間では、高野二区から交通公社前まで行き、大町通りから新屋線乗り換えというのも出た。これも遠回りではあるが、交通公社前と大町通りという、近いけれど名称は異なるバス停どうしの乗り換えも提示するとは、なかなか賢い。これもバス停名ではなく、バス停の位置情報を元にしているということだろう。(逆方向なら、赤れんが館前のほうが道路横断がなくて近いけれど、その点はどうなるだろう)
もちろん、平日にわずかに運行される、高野二区から新屋へ直通の新港線も、忘れることなく表示された。
地理やバス路線に不慣れな人には便利で助かるサービスなのは間違いない。
でもやっぱり、頭から信じこんでしまうのも、なんか怖いとまでいかなくても、ムダの多いことになりそうでもある。【30日追記】下記の通り運賃は表示されないので、とにかく「指定場所のいちばん近くから、いちばん早く出る」バスを“金に糸目をつけずに”検索していることになる。その結果、バスを利用する人の感覚(金銭感覚)からすれば、かけ離れたルートになることも少なくないようだ。鉄道の乗り換え検索では、時間優先/安さ優先を選べるものが多いが、このシステムでもそれが装備されれば、より利用者の立場に近いものになるだろう。
秋田市外でも、中央交通直営路線は対応しているが、秋田市内のマイタウンバスのような自治体が運行主体・中央交通系列に運行委託しているものは非対応の模様。
運賃表示も非対応。
ついでにGoogleさんに要望。地図上にバス停のマークだけでなく、バス停の名称も表示していただけると、とても助かる。それを元に、路線図やバス会社のサイトで詳しく調べられるので。
丁目・番地の対応(色分けなど)とバス停名称については、やっぱりマピオンなど日本の地図サービスに分がある。バス停名は欧米でも使うだろうけど、あちらの方々は不便には思わないのだろうか。
※もっと使いやすいと思う時刻検索サービスがあった!
※その後、2018年10月15日のNHK秋田の報道によれば、2018年9月から、国際教養大によるGoogleマップのバス検索が拡大された。
「県内の3つのバス事業者と、コミュニティーバスや乗り合いタクシーを運行する16の市町村からデータの提供を受け」たとのこと。
地図上にバスの経路も表示され、2018年10月の中央交通の一部路線の経路変更にも対応している。
でもやっぱり、なんかGoogleって見づらく分かりづらいように感じられてならない。
※上記は、2018年11月25日付秋田魁新報社会面でも報道。運賃も表示され、予約式のものは連絡先も分かるとのこと。
また、東北地方他県への導入を進めているほか、バスにGPSを設置したバスロケーションシステムの導入も検討していく。
※Googleで路線検索する時の注意点。