秋田市の保戸野郵便局向かいの県道233号線は、100メートルほどにわたって片側の車道も歩道も幅が狭い部分があって、ボトルネックとなっていた。
昨2017年度には、用地買収が成立したらしく、狭い部分に面した民家が解体されて更地になった。
その後、道路が拡張されるであろう部分を残して、道路外側に建売住宅ができた。そして今年度に入って、
「道路を広げる工事を行っています」
ついに拡幅工事が始まった。
(再掲)東側から民家解体前
↓
2017年5月
上の写真の段階では、車道部分は以前のまま。手前の電柱は左側へ移設された。
かつて歩道だった辺りに仮設トイレを乗せた軽トラが置かれ、車道になるべく工事中。
車歩道の間になる新たな縁石が設置済みで、かつて民家だったところが歩道になるべく工事中で、仮歩道とされていた。
新しい歩道は1段高いのではなく、現在主流の車道と同じ高さで縁石で区切る方式になりそう。
かなり広くなる印象
仮歩道でも、これまでと比べれば、ずっと歩きやすい。
合わせて、この区間東側の以前から広くなっている歩道では、1段高い歩道から下りる段差の坂が若干改修された。前も同じ造りだったはずなのに。
左は前から広かった側・右が拡幅中
よく分からないけれど、歩道の既存部分と新たに広くなる部分のつながりをスムーズにするための改良だろうか。
ちなみに、
車道の断面
その後、工事が途切れ途切れに断続的に行われた。そして、先週末か今週初め。
ついに(ほぼ?)完成!
看板では7月いっぱいが工期だったが、早くできたようだ。
西側から
別の場所かと見まがうよう。
そして知らない人が見たら、かつてはあんな狭くて通りづらい道だったとは知る由もないだろう。
少し引いて
周辺の既存の車道部分も舗装し直されたこともあり、交差点周辺の白線は新たに引かれた。
これまで、西側交差点の西進(千秋トンネルから新国道)方向車線では、交差点手前で車線の幅は広くなっていたが、路面の方向別の区分けと矢印標示(進行方向別通行区分)はなかった。暗黙の了解のように、保戸野八丁方向へ右折する車が右側へ寄っていた状況。
工事後は、従来よりもやや手前から車線が広くなり、明確に右折車線と直進・左折車線が白線で区切られた(左折側は小さい道路)。
一方、車道外側の区画線「車道外側線(路側帯とは厳密には異なる)」は引かれておらず、しかも交差点の停止線の余白からすれば、かなり広いスペースが割かれることになりそう。自転車通行帯ができるのかも。
停止線の標識や交わる小さい道側の標識は、工事に伴い取り外され、今のところ未設置。【7日追記・記事末尾に画像追加】この後、5日までに車道外側線が引かれ、停止線の標識が再設置(実際の路面標示とはズレている)された。信号のない小さい道側の標識は、道路右側から左側に移動し、新たに横断歩道の標識も追加された。
交差点の横断歩道や信号機の位置は、工事前と変更なし。
西側交差点から見た工事前後を比較。右方向に拡幅された。
工事前
工事後
比べてみて気がついたが、停止線の位置が前方(交差点内方向)に移動したようだ。
なお、右側奥の街路樹のケヤキが少なくなったように見えるが、枝が刈られただけ。
分かりにくいけれど、工事区間東側からも比較。
工事中。車道は工事前と同じ状況
工事後
東側にもすぐ交差点があり、以前はこちら側も進行方向別通行区分がなかった(線が薄れたわけではなさそう)。今回、この交差点にも、右折車線が明確に設けられた。
道路が広くなった分、どちら方向も以前より手前から右折車線が分かれることになるはずだが、元から交差点間隔が詰まっているところだし、両交差点の信号機は連動していない。
以前はちょっとした渋滞と、それによる信号無視や横断歩道上での停車などが見られる場所であったが、改善されるだろうか。
それに、見通しは良くなったが、緩くカーブしている線形だから、スピードを出しすぎて事故を起こす危険もなくはないかもしれない。自転車もスピードを出せば危険。
あと、郵便局前で道路を横断する歩行者も時折見られる場所だが、通過速度が上がり、かつ右折車線ができた分、工事前より危険になりそう。近くにある信号で渡るべきです。
総合的に、まだ注意は必要な場所かも。(そうした意味では、まだボトルネックなのかもしれない。)
しかし、歩道を通る歩行者の立場では、安全と快適さが大きく向上したことは確実。
この道路が千秋トンネル方向から拡幅されて40年近く、新国道まで抜けられる現在の形になって30数年、積年の懸念がやっと払拭されたと言えよう。
【8日画像追加】路肩のライン、停止線の標識(新品でなく以前と同一のものらしい)が設置された状態。これまでなら滞っていたバスが右折する場面でも、余裕。
昨2017年度には、用地買収が成立したらしく、狭い部分に面した民家が解体されて更地になった。
その後、道路が拡張されるであろう部分を残して、道路外側に建売住宅ができた。そして今年度に入って、
「道路を広げる工事を行っています」
ついに拡幅工事が始まった。
(再掲)東側から民家解体前
↓
2017年5月
上の写真の段階では、車道部分は以前のまま。手前の電柱は左側へ移設された。
かつて歩道だった辺りに仮設トイレを乗せた軽トラが置かれ、車道になるべく工事中。
車歩道の間になる新たな縁石が設置済みで、かつて民家だったところが歩道になるべく工事中で、仮歩道とされていた。
新しい歩道は1段高いのではなく、現在主流の車道と同じ高さで縁石で区切る方式になりそう。
かなり広くなる印象
仮歩道でも、これまでと比べれば、ずっと歩きやすい。
合わせて、この区間東側の以前から広くなっている歩道では、1段高い歩道から下りる段差の坂が若干改修された。前も同じ造りだったはずなのに。
左は前から広かった側・右が拡幅中
よく分からないけれど、歩道の既存部分と新たに広くなる部分のつながりをスムーズにするための改良だろうか。
ちなみに、
車道の断面
その後、工事が途切れ途切れに断続的に行われた。そして、先週末か今週初め。
ついに(ほぼ?)完成!
看板では7月いっぱいが工期だったが、早くできたようだ。
西側から
別の場所かと見まがうよう。
そして知らない人が見たら、かつてはあんな狭くて通りづらい道だったとは知る由もないだろう。
少し引いて
周辺の既存の車道部分も舗装し直されたこともあり、交差点周辺の白線は新たに引かれた。
これまで、西側交差点の西進(千秋トンネルから新国道)方向車線では、交差点手前で車線の幅は広くなっていたが、路面の方向別の区分けと矢印標示(進行方向別通行区分)はなかった。暗黙の了解のように、保戸野八丁方向へ右折する車が右側へ寄っていた状況。
工事後は、従来よりもやや手前から車線が広くなり、明確に右折車線と直進・左折車線が白線で区切られた(左折側は小さい道路)。
一方、車道外側の区画線「車道外側線(路側帯とは厳密には異なる)」は引かれておらず、しかも交差点の停止線の余白からすれば、かなり広いスペースが割かれることになりそう。自転車通行帯ができるのかも。
停止線の標識や交わる小さい道側の標識は、工事に伴い取り外され、今のところ未設置。【7日追記・記事末尾に画像追加】この後、5日までに車道外側線が引かれ、停止線の標識が再設置(実際の路面標示とはズレている)された。信号のない小さい道側の標識は、道路右側から左側に移動し、新たに横断歩道の標識も追加された。
交差点の横断歩道や信号機の位置は、工事前と変更なし。
西側交差点から見た工事前後を比較。右方向に拡幅された。
工事前
工事後
比べてみて気がついたが、停止線の位置が前方(交差点内方向)に移動したようだ。
なお、右側奥の街路樹のケヤキが少なくなったように見えるが、枝が刈られただけ。
分かりにくいけれど、工事区間東側からも比較。
工事中。車道は工事前と同じ状況
工事後
東側にもすぐ交差点があり、以前はこちら側も進行方向別通行区分がなかった(線が薄れたわけではなさそう)。今回、この交差点にも、右折車線が明確に設けられた。
道路が広くなった分、どちら方向も以前より手前から右折車線が分かれることになるはずだが、元から交差点間隔が詰まっているところだし、両交差点の信号機は連動していない。
以前はちょっとした渋滞と、それによる信号無視や横断歩道上での停車などが見られる場所であったが、改善されるだろうか。
それに、見通しは良くなったが、緩くカーブしている線形だから、スピードを出しすぎて事故を起こす危険もなくはないかもしれない。自転車もスピードを出せば危険。
あと、郵便局前で道路を横断する歩行者も時折見られる場所だが、通過速度が上がり、かつ右折車線ができた分、工事前より危険になりそう。近くにある信号で渡るべきです。
総合的に、まだ注意は必要な場所かも。(そうした意味では、まだボトルネックなのかもしれない。)
しかし、歩道を通る歩行者の立場では、安全と快適さが大きく向上したことは確実。
この道路が千秋トンネル方向から拡幅されて40年近く、新国道まで抜けられる現在の形になって30数年、積年の懸念がやっと払拭されたと言えよう。
【8日画像追加】路肩のライン、停止線の標識(新品でなく以前と同一のものらしい)が設置された状態。これまでなら滞っていたバスが右折する場面でも、余裕。