久しぶりに、たけや製パンの商品紹介。まずは2月の新商品。
バターフレーキ 434kcal
中味は層状のパン生地に溶かした砂糖をかけたような珍しくはなさそうなもの。でも「バターフレーキ/Butter Flaky」というなじみのない名前。
Flakyは「薄い幕状の」みたいな意味で、フレーキ、フレーキーというパンは存在する。同一ではないがヤマザキやローソンで売っていたこともある模様。
包装には、鳥海山を見上げる釣りキチ三平とじいさん。上の赤い果実はイチゴじゃなく、砲弾型の柿。
2020年11月に亡くなった、秋田県出身の漫画家・矢口高雄氏の追悼の意味があることは、多くの秋田県民なら察しがつくだろう。
パッケージ裏面には、横手市増田まんが美術館の説明があるだけ。ホームページにも説明はない。
既存商品のバリーエーションとして、ほかにも2商品、釣りキチ三平の違う絵の商品も同時発売されている。
「アベックトースト シュガーバター」と「カステラサンド コーヒー」。
シュガーバターはイギリストースト類似品? コーヒー(同名のパンが出ている)はあの苦ーいクリーム? そんなわけで、あまり興味がない。
2日付秋田魁新報 経済面で「「釣りキチ三平」の菓子パン3種発売」として報道された。
新聞でも明確に追悼とは書いていないが、「美術館と共同開発」。
カステラサンドはなぜコーヒーなのかは書いていないものの、アベックトーストは「雪に見立てた砂糖を入れた」、バターフレーキは「砂糖と卵白を混ぜた「アイシング」をパン表面に塗り、山頂の雪を表現した。生地を何層も重ねて焼き上げたデニッシュを漫画のページをめくるように剥がしながら食べることもできる。」と理由付けがされている。こういうこともホームページなどで自ら発信してほしい。
バターフレーキのパッケージは、美術館で販売するポスターで一番人気の「鳥海山初冠雪」より。
雪を戴く鳥海山?!
パイとは違ってあまりこぼれず、たしかにきれいにめくることはできる。軽くて食べやすい。カロリーは高いけど。
この機会に、紹介しそびれた2020年の商品も。
たけやのロングセラーの1つが、背割れコッペパンに具材をはさんだ、冷蔵販売(※)の調理パン。※これまで「要冷蔵」だと思いこんでいたが、「要保冷20度以下」となっている。
代表が「学生調理(この記事中ほど)」。あとは「おいしいどック(「ど」はひらがなが正当)」「サラダパン」、そして「3色ドック」。
ここでは3色ドックで紹介。ポテトサラダ、ナポリタンスパゲティ、卵フィリングで3色(=魚肉ソーセージフライの代わりにタマゴなのが学生調理との違い)。
2019年5月の「3色ドック」
まあ昔からこんなもんかな。
2020年8月の「3色ドック」
包装に「超ロングセラー商品」「自家製発酵種ルヴァン使用」が表示された。
中味は個体差かもしれないが、ルヴァンの効果かパン表面にしわが出てふにゃっとした感じになった。
この間にリニューアルされたようだ。バーコードの番号(JANコード)は変わらず。
旧/新の栄養成分表示は、熱量324/290kcal、たんぱく質9.3/7.8g、脂質13.2/12.2g、炭水化物42.2/37.2g、ナトリウム555mg(食塩相当量換算1.4g)/食塩相当量1.4gと、若干ヘルシーになった。
新旧とも、たけや製パンは「販売者」名義。旧包装では「KR」と印字されていて、ヤマザキの製造所固有記号から判断すれば、たけや系列でサンドイッチや調理パンが得意な「リベール」。新包装では「製造者 株式会社リベール」と明示される。
2019年の3色ドック
味の違いが分かるほど、頻繁には食べていなかったのでなんとも言えません。
これとは別に、2020年9月に新たな方向性の商品が出た。学生調理、おいしいどックも同時展開。
3色ドック ちょうどいい大きさ
長さ15センチほどの小さい版が登場。単独の写真や店で見るとサイズ感が分かりづらいが、手に取るとだいぶ小さく感じる。
208kcal、た5.6g、脂7.9g、炭28.4g、塩1.4g。食塩は同じ量なのか。リベール製造。
調理パンシリーズに食べ応えを求めていた客層には「小さすぎる大きさ」かもしれないが、うれしい人もいる。
大きさ以外にも違いがあり、常温保存可能。お出かけの持ち運びにも安心で便利。でも、その結果、従来版とは店舗での売り場が違うことになるのは、いいのか悪いのか。
「名称」欄は従来版とも「調理パン」。
3色ドックちょうどいい大きさ
保存法も違うから原料や製法もいくぶん違い、味も違うのでしょう。
パンは昔の本家のようにシワがない。ポテトサラダには本家に入るニンジンが見当たらず、イモのブロックが入っている。本家より甘くないという声もあるようだ。スパゲティが短く、タマゴの光沢が違うようにも見える。
ちょうどいい大きさシリーズでは、2021年1月に新発売されたものも。(9月発売の3種は、今どうなっているか不明)
サラダパン ちょうどいい大きさ
滋賀県では、たくあんのマヨネーズ和えをはさんだ同名商品が親しまれるそうだけど、たけやではスパゲティサラダ。マヨネーズ、ニンジン、タマネギ、からしドレッシングなど使用。
235kcal、た7.0g、脂4.9g、炭40.5g、塩0.6g。3色ドックとサラダパンでは、包装の「ちょうどいい大きさ」のフォントが異なる。
製造者はリベールでなく、学校給食のごはんでおなじみ、同じくたけや系列の「秋田米飯給食事業協同組合」。リベールとの分担が不明だけど、こんなものも作るのか。
端から端までサラダオンリー
【2月13日追記】2月11日にデイリーヤマザキへ行くと、袋でなくラップで包んでシールを貼った「ラップパン学生調理」「同おいしいどック」「同サラダパン」が、常温で129円で売られていた。3つ目の形態だ。「ちょうどいい大きさ」シリーズよりはやや小さいか。「ちょうどいい大きさ」は見当たらなかったが、袋入りの通常は150円。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/42/db401f5fd3689d6ded59fba8ba2f63ae.jpg)
中味は層状のパン生地に溶かした砂糖をかけたような珍しくはなさそうなもの。でも「バターフレーキ/Butter Flaky」というなじみのない名前。
Flakyは「薄い幕状の」みたいな意味で、フレーキ、フレーキーというパンは存在する。同一ではないがヤマザキやローソンで売っていたこともある模様。
包装には、鳥海山を見上げる釣りキチ三平とじいさん。上の赤い果実はイチゴじゃなく、砲弾型の柿。
2020年11月に亡くなった、秋田県出身の漫画家・矢口高雄氏の追悼の意味があることは、多くの秋田県民なら察しがつくだろう。
パッケージ裏面には、横手市増田まんが美術館の説明があるだけ。ホームページにも説明はない。
既存商品のバリーエーションとして、ほかにも2商品、釣りキチ三平の違う絵の商品も同時発売されている。
「アベックトースト シュガーバター」と「カステラサンド コーヒー」。
シュガーバターはイギリストースト類似品? コーヒー(同名のパンが出ている)はあの苦ーいクリーム? そんなわけで、あまり興味がない。
2日付秋田魁新報 経済面で「「釣りキチ三平」の菓子パン3種発売」として報道された。
新聞でも明確に追悼とは書いていないが、「美術館と共同開発」。
カステラサンドはなぜコーヒーなのかは書いていないものの、アベックトーストは「雪に見立てた砂糖を入れた」、バターフレーキは「砂糖と卵白を混ぜた「アイシング」をパン表面に塗り、山頂の雪を表現した。生地を何層も重ねて焼き上げたデニッシュを漫画のページをめくるように剥がしながら食べることもできる。」と理由付けがされている。こういうこともホームページなどで自ら発信してほしい。
バターフレーキのパッケージは、美術館で販売するポスターで一番人気の「鳥海山初冠雪」より。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/f5/11079406912e67b611008fbcd095a71f.jpg)
パイとは違ってあまりこぼれず、たしかにきれいにめくることはできる。軽くて食べやすい。カロリーは高いけど。
この機会に、紹介しそびれた2020年の商品も。
たけやのロングセラーの1つが、背割れコッペパンに具材をはさんだ、冷蔵販売(※)の調理パン。※これまで「要冷蔵」だと思いこんでいたが、「要保冷20度以下」となっている。
代表が「学生調理(この記事中ほど)」。あとは「おいしいどック(「ど」はひらがなが正当)」「サラダパン」、そして「3色ドック」。
ここでは3色ドックで紹介。ポテトサラダ、ナポリタンスパゲティ、卵フィリングで3色(=魚肉ソーセージフライの代わりにタマゴなのが学生調理との違い)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/02/97198c1e6059517b3b50d23877213de4.jpg)
まあ昔からこんなもんかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/17/39ede489b7f10baa748e0547a7cfd002.jpg)
包装に「超ロングセラー商品」「自家製発酵種ルヴァン使用」が表示された。
中味は個体差かもしれないが、ルヴァンの効果かパン表面にしわが出てふにゃっとした感じになった。
この間にリニューアルされたようだ。バーコードの番号(JANコード)は変わらず。
旧/新の栄養成分表示は、熱量324/290kcal、たんぱく質9.3/7.8g、脂質13.2/12.2g、炭水化物42.2/37.2g、ナトリウム555mg(食塩相当量換算1.4g)/食塩相当量1.4gと、若干ヘルシーになった。
新旧とも、たけや製パンは「販売者」名義。旧包装では「KR」と印字されていて、ヤマザキの製造所固有記号から判断すれば、たけや系列でサンドイッチや調理パンが得意な「リベール」。新包装では「製造者 株式会社リベール」と明示される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/4e/b29708e1c412a5f59fa8759ef867d152.jpg)
味の違いが分かるほど、頻繁には食べていなかったのでなんとも言えません。
これとは別に、2020年9月に新たな方向性の商品が出た。学生調理、おいしいどックも同時展開。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/16/85b480bdf14bfd55ce1ea5502d5ec2d2.jpg)
長さ15センチほどの小さい版が登場。単独の写真や店で見るとサイズ感が分かりづらいが、手に取るとだいぶ小さく感じる。
208kcal、た5.6g、脂7.9g、炭28.4g、塩1.4g。食塩は同じ量なのか。リベール製造。
調理パンシリーズに食べ応えを求めていた客層には「小さすぎる大きさ」かもしれないが、うれしい人もいる。
大きさ以外にも違いがあり、常温保存可能。お出かけの持ち運びにも安心で便利。でも、その結果、従来版とは店舗での売り場が違うことになるのは、いいのか悪いのか。
「名称」欄は従来版とも「調理パン」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/4d/25d3edcbebad7e1d1e10a7a62c2fa99e.jpg)
保存法も違うから原料や製法もいくぶん違い、味も違うのでしょう。
パンは昔の本家のようにシワがない。ポテトサラダには本家に入るニンジンが見当たらず、イモのブロックが入っている。本家より甘くないという声もあるようだ。スパゲティが短く、タマゴの光沢が違うようにも見える。
ちょうどいい大きさシリーズでは、2021年1月に新発売されたものも。(9月発売の3種は、今どうなっているか不明)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/db/508fe747ff4ed196fada47110583dcad.jpg)
滋賀県では、たくあんのマヨネーズ和えをはさんだ同名商品が親しまれるそうだけど、たけやではスパゲティサラダ。マヨネーズ、ニンジン、タマネギ、からしドレッシングなど使用。
235kcal、た7.0g、脂4.9g、炭40.5g、塩0.6g。3色ドックとサラダパンでは、包装の「ちょうどいい大きさ」のフォントが異なる。
製造者はリベールでなく、学校給食のごはんでおなじみ、同じくたけや系列の「秋田米飯給食事業協同組合」。リベールとの分担が不明だけど、こんなものも作るのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/00/e0d3103225f79936c87854c4b9c66f2c.jpg)
【2月13日追記】2月11日にデイリーヤマザキへ行くと、袋でなくラップで包んでシールを貼った「ラップパン学生調理」「同おいしいどック」「同サラダパン」が、常温で129円で売られていた。3つ目の形態だ。「ちょうどいい大きさ」シリーズよりはやや小さいか。「ちょうどいい大きさ」は見当たらなかったが、袋入りの通常は150円。