今年2021年の年明け(あるいは2020年末)、秋田市中央地区で、こんなシールを見かけるようになった。
竿燈大通りの緑色の柱(信号機と竿燈風街路灯=関連記事)
通町(東側)の行灯風街路灯
ハガキを横にしたくらいの白いシール。
手形陸橋手形側の通りの街路灯
いずれも「管理番号」として数字が振られ、「照明灯に異常があった時には、管理番号をお知らせ下さい。」、フリーダイヤルの電話番号。
そして「東京センチュリー株式会社/秋田地域振興局建設部」。
「東京センチュリー株式会社」は、旧第一勧銀系、伊藤忠商事系列の大手リース会社。秋田市のメガソーラーも、ここ所有のを借りているらしい。
「秋田地域振興局建設部」とは、秋田県庁の秋田県中央地域の道路管理などを行う出先機関。
秋田県道(全域なのか、秋田地域振興局管内なのか)の照明に限定した保守管理業務が、県から東京センチュリーへ一括して委託されたようだ。その一環で、故障などを見つけた人からの通報を受け付けやすくするために、シールを貼ったのだろう。
秋田市の防犯灯では、2012年から10年契約で保守を委託している(これは灯具に管理番号のみ表示)が、それと似たような仕組みだろう。
竿燈大通りや手形の通りでは、すべての照明柱にシールが貼付されている。貼るのも楽ではなかっただろう(曲がったりずれたりはなさそうで丁寧な仕事)し、はがす時も大変そう… 有楽町~土手長町通りも同様で、先立って1本1本の地際の点検蓋を開けて、何かの電気工事的な作業が行われていた。
連続した照明がない道路では、ピンポイントで交差点にだけ設置される照明に貼ってあった。
しかし、通町では、県道区間でも貼られていない柱もあると思うけど、残りの柱の管理はどうなるの【3月17日追記・後述のように道路ごとに、車道と歩道に対するシール貼付の向きが決まっているが、通町では向きが混在していた。照明が箱型であることもあって、シールがない面からはその存在がまったく分からない。】。※西側・大工町は、照明は同型ながら秋田市道なので、対象外でシールはまったくない。
何度か指摘したように、秋田県道の道路管理体制は、いいとは言えない。「そこが県道であること」が分かりづらい上、不具合を発見しても連絡先が分かりづらいのが問題点。
そんな中、照明限定ながら、このシールがあればだいぶよくなる。
シールが貼られた向きは、通町や竿燈大通りは、歩道側。
手形では車道側。歩道からは車道側に身を乗り出さないと、判読できない。
車に乗っていて、照明の不具合に気づき、わざわざ停めてシールを見て連絡する人っているものだろうか。こういうのは、近隣住民や通行人が頼りになるはずで、歩道から見やすい位置に貼ったほうがいいと思う。
※この点を秋田県へ指摘したところ、2021年秋に歩道向きにもシールを貼ってくれ、「秋田県」も表記。
8ケタの管理番号の法則。
確認したものは、いずれも「4-1xxx-xxx」と4-1で始まっている。秋田地域振興局管内を意味するのか、秋田市所在を意味するのか。【4月1日追記・「4」は秋田地域振興局を意味するようだ。下の続き記事参照】
1に続く3ケタは、県道番号だ。竿燈大通り(山王大通り)は26号で026、通町は233号、手形は28号と一致する。
ハイフンの後、最後の3ケタは、道路(もしくは区間)内での1本ごとの識別番号。手形の通りの場合、車線に関わらず、西から東に向かって増えていく。
長距離の県道では、1000本以上照明があるようなことはないだろうか? そういう時は、4か1の部分が繰り上がったりするのか?
【26日追記】有楽町のさらに南側の区間、古川添交差点方向にも設置されていた。ここは手形と同じ28号。古川添交差点から、車線に関係なく番号が増えていく。26号は竿燈大通りは二丁目橋から西に向かって増えていく。つまり、各県道の「起点」側から数字が進むようだ。
※秋田市外の番号などについて続編はこの記事後半(以上追記)
実はこれまでも、照明の個別番号らしきものはなくはなかった。秋田県道でも秋田市道でも。ただ、どちらも気まぐれで、表示がないほうが多く、あまり意味がなさそう。
秋田市道では「秋田市」と縦書きした下に、小さく4ケタくらいの数字。道路だけでなく公園でも見かける。
秋田県道では、
手形の一部にはあった
これはちゃんと「秋田県」と「(主)秋田岩見船岡線」の路線名も表記。4-5-2ケタの仰々しい数字。今回の管理番号との関連性はなさそう。
道路を安全に大事に長く使い続けるために、利用者の目をもっと活用するべきだ。秋田県に限らず、柵や路面の穴でも、通報しやすい体制を構築してほしい。
竿燈大通りの緑色の柱(信号機と竿燈風街路灯=関連記事)
通町(東側)の行灯風街路灯
ハガキを横にしたくらいの白いシール。
手形陸橋手形側の通りの街路灯
いずれも「管理番号」として数字が振られ、「照明灯に異常があった時には、管理番号をお知らせ下さい。」、フリーダイヤルの電話番号。
そして「東京センチュリー株式会社/秋田地域振興局建設部」。
「東京センチュリー株式会社」は、旧第一勧銀系、伊藤忠商事系列の大手リース会社。秋田市のメガソーラーも、ここ所有のを借りているらしい。
「秋田地域振興局建設部」とは、秋田県庁の秋田県中央地域の道路管理などを行う出先機関。
シールの意義はちょっと置いておいて。以前の繰り返しの、秋田県庁に対する苦言。
「秋田地域振興局」だけ示されて、それが県の機関だと認識する一般県民がどれほどいるだろうか。今回の書き方では「東京センチュリー株式会社」なる会社の出先で「秋田地域振興局~」があるように見えなくもない。「(秋田)県」の文字、あるいは県章でも入れるべきである。
3年前、道路工事の看板で同様のことを県庁へ指摘し、「随時表示していく」という回答をいただいたのに、このありさま(道路工事看板でも、「県」が抜けているのが今でも新設され続けている)。今回はまったくの新規事業なのだから、「随時」でなく即時できるはずなのに。やる気がないようだ。
「秋田地域振興局」だけ示されて、それが県の機関だと認識する一般県民がどれほどいるだろうか。今回の書き方では「東京センチュリー株式会社」なる会社の出先で「秋田地域振興局~」があるように見えなくもない。「(秋田)県」の文字、あるいは県章でも入れるべきである。
3年前、道路工事の看板で同様のことを県庁へ指摘し、「随時表示していく」という回答をいただいたのに、このありさま(道路工事看板でも、「県」が抜けているのが今でも新設され続けている)。今回はまったくの新規事業なのだから、「随時」でなく即時できるはずなのに。やる気がないようだ。
秋田県道(全域なのか、秋田地域振興局管内なのか)の照明に限定した保守管理業務が、県から東京センチュリーへ一括して委託されたようだ。その一環で、故障などを見つけた人からの通報を受け付けやすくするために、シールを貼ったのだろう。
秋田市の防犯灯では、2012年から10年契約で保守を委託している(これは灯具に管理番号のみ表示)が、それと似たような仕組みだろう。
竿燈大通りや手形の通りでは、すべての照明柱にシールが貼付されている。貼るのも楽ではなかっただろう(曲がったりずれたりはなさそうで丁寧な仕事)し、はがす時も大変そう… 有楽町~土手長町通りも同様で、先立って1本1本の地際の点検蓋を開けて、何かの電気工事的な作業が行われていた。
連続した照明がない道路では、ピンポイントで交差点にだけ設置される照明に貼ってあった。
しかし、通町では、県道区間でも貼られていない
何度か指摘したように、秋田県道の道路管理体制は、いいとは言えない。「そこが県道であること」が分かりづらい上、不具合を発見しても連絡先が分かりづらいのが問題点。
そんな中、照明限定ながら、このシールがあればだいぶよくなる。
シールが貼られた向きは、通町や竿燈大通りは、歩道側。
手形では車道側。歩道からは車道側に身を乗り出さないと、判読できない。
車に乗っていて、照明の不具合に気づき、わざわざ停めてシールを見て連絡する人っているものだろうか。こういうのは、近隣住民や通行人が頼りになるはずで、歩道から見やすい位置に貼ったほうがいいと思う。
※この点を秋田県へ指摘したところ、2021年秋に歩道向きにもシールを貼ってくれ、「秋田県」も表記。
8ケタの管理番号の法則。
確認したものは、いずれも「4-1xxx-xxx」と4-1で始まっている。秋田地域振興局管内を意味するのか、
1に続く3ケタは、県道番号だ。竿燈大通り(山王大通り)は26号で026、通町は233号、手形は28号と一致する。
ハイフンの後、最後の3ケタは、道路(もしくは区間)内での1本ごとの識別番号。手形の通りの場合、車線に関わらず、西から東に向かって増えていく。
長距離の県道では、1000本以上照明があるようなことはないだろうか? そういう時は、4か1の部分が繰り上がったりするのか?
【26日追記】有楽町のさらに南側の区間、古川添交差点方向にも設置されていた。ここは手形と同じ28号。古川添交差点から、車線に関係なく番号が増えていく。26号は竿燈大通りは二丁目橋から西に向かって増えていく。つまり、各県道の「起点」側から数字が進むようだ。
※秋田市外の番号などについて続編はこの記事後半(以上追記)
実はこれまでも、照明の個別番号らしきものはなくはなかった。秋田県道でも秋田市道でも。ただ、どちらも気まぐれで、表示がないほうが多く、あまり意味がなさそう。
秋田市道では「秋田市」と縦書きした下に、小さく4ケタくらいの数字。道路だけでなく公園でも見かける。
秋田県道では、
手形の一部にはあった
これはちゃんと「秋田県」と「(主)秋田岩見船岡線」の路線名も表記。4-5-2ケタの仰々しい数字。今回の管理番号との関連性はなさそう。
道路を安全に大事に長く使い続けるために、利用者の目をもっと活用するべきだ。秋田県に限らず、柵や路面の穴でも、通報しやすい体制を構築してほしい。