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千秋地区のバス停

2021-08-02 23:23:32 | 秋田のいろいろ
この記事に続き、2021年6月以降に確認した、バス停表示板更新。
今回は、秋田営業所管轄に戻って、マイナー路線で、表示板はそんなに古くなく、交換の優先順位が低いと考えられるバス停での更新。つまりは、相変わらず気まぐれ。7月24日確認。

御所野~秋田高校入口の「秋田高校線」、いわゆる「秋高スクール」線(秋田高校以外の通学も想定したルートで、学生でなくても乗車可能。この記事中ほどに多少情報。)と、楢山大回り線だけが通るバス停。
「北高校前」上下

「千秋中島町」上り(秋田高校入口方面、大回り線側)
前回の泉ハイタウン方面などと比べると、支柱にはサビも少なくまだ使えそうだったのに、これも台座以外は新品に。台座の汚れを銀スプレーでごまかしているが控えめで、それだけサビが少なかったのか。
北高前(御所野方面行き)
↑台座の中心からズレた位置に支柱がささっている。しかも表示板の文字は右に寄ってる?

交換前の表示板は、北高前は市営バス時代のナール。
ところが、千秋中島町は移管直後交換済みのJTCウインRだった。古びてきたとは言え、これが交換されるのは珍しい。
千秋中島町をGoogleストリートビューで見ると、添え木がされていたようにも見えたので、支柱交換と同時に表示板も換えたのか。
千秋中島町。左が交換された側。突き当りは奥羽本線築堤、左は旭川、右が坂で踏切へ
反対側(御所野方面行き)は、
JTCウインRのまま(写真の東向き面は色あせが激しい)
JTCウインRはローマ字が「SENSYUUNAKAJIMATYOU」。更新されたほうは「SENSHU NAKAJIMA MACHI」。
街区表示板と交換済み側。ここは色区切りが下寄り?
千秋中島町の公式なよみがなは「せんしゅう なかじままち」であるので、交換されたほうが正しい。
「まち」と「ちょう」をやたらと取り違え、「TYOU」など独特なローマ字表記するという、移管直後のJTCウインR表示板の特徴である。


この秋高スクール線(原の町までは大回り線も)だけが通る区間のバス停は、
(東中学校前)~北の丸~千秋中島町~北高校前~原の町~(すわ町~鷹匠橋=泉八橋環状線も使用。交換済み)~矢留町~通町橋~(中央警察署前)
このうち、北高校前と原の町が市営バス設置のナール表示板。それ以外はすべてJTCウインRだった。なのに、以上2か所3枚のみ交換、原の町はナールのまま。やはり気まぐれ。


ついでに、交換されなかったJTCウインRから2つを紹介しておく。
「北の丸」秋高方面・大回り線側では、今年2月頃、強風のためか、
表示板が半回転して下向きに

北向き面が色あせ、南向きは鮮やか
支柱に固定するボルトの片方が取れてしまい、耐えきれなかったようだ。5月になってやっと復旧。
回転時に円形の跡が付いてしまった
これで差し支えないでしょうけど、隣とその隣を交換したのなら、どうしてこれは未交換? とも思う。


「矢留町」の御所野方面側。
※ちなみに、地名は「千秋北の丸」「千秋矢留町(せんしゅう やどめまち)」だが、バス停名は千秋が付かず、千秋中島町との整合性がない。でも、これは市営バス時代からのはず。矢留町のJTCウインR表示板は、例によって「YADOMETYOU」。
ストリートビューによれば2019年9月時点では、ちゃんとした表示板だったが、今(今年5月に確認)は、
「臨時バス停」
時刻表には矢留町と書かれているけれども… こっちの表示板を替えたほうが良かったのでは。支柱もサビてるし。

この臨時バス停表示板。
臨時停留所」と表記されたのは、工事などの仮設でたまに見ることがあったが、「~バス停」表記は初めて見た。しかも、JTCウインRの文字。
さらに、下に文字が透けている。
明るさ等を調整しています
おそらくJTCウインR、ローマ字入り「四ツ谷団地」だ。サンパーク線の。
2012年、2017年のストリートビューによれば、四ツ谷団地の下り側はJTCウインR、上り側はローマ字なし透明シール貼りだった。


ところで、「危険なバス停」が問題になっている。
横断歩道と重なる位置などにあるもので、羽後交通では痛ましい事故と、【3日補足・事故以前に実施の下記調査において】国土交通省に対して不適切な報告をしていたことが明らかになった。
2021年3月19日の読売新聞オンライン「あなたの街の「危険なバス停」…詳細地図リンク集(https://www.yomiuri.co.jp/topics/20201029-OYT8T50098/)」で、国交省の情報を元にした一覧や地図が見られる。
「バスの車体が横断歩道にかかるか、停車したバスが原因で人身事故が発生」した危険度Aは、県内に61、秋田市内に16ある(コミュニティバス含む)。
16の中には、川尻十字路(上り)、高陽青柳町(下り)、寺内地域センター前(下り)、大住団地(下り)など、比較的主要なバス停もある。
※市営バス時代からのものが多いので、中央交通だけを責めるのは不適切。今回の中央交通の報告では、危険度Aの各バス停は「安全対策検討中」としているようなので、適切な対応を早めにお願いしたい。
【9月1日追記】危険バス停調査は、羽後交通以外も含めて、運転士からの聞き取りのみで回答したり、積雪期の調査だったため確認が不充分だったりしたそうで、再度調査が実施され、2021年8月に結果が公表された。国土交通省東北運輸局 秋田運輸支局のホームページに、全リストが掲載されている(のだが、深い階層に置かれていて見つけづらい)。上記、川尻十字路は移設して、危険は解消されたとのことだが、大して変わっていないように見える。→高陽青柳町のその後の対応(以上追記)

今回取り上げた秋高スクール線区間には、Aが3つもあった。元々道が狭くカーブがあるし、30年ほど前は大回り線が両方向でそれなりの本数運行されていたから、さらに危なかったことだろう。
北高校前の両側と、北の丸の秋高行き側(上の写真に標識や白線が写っている)。
北高校前は、上下バス停が校舎の両端に離れているのに、横断歩道の位置を狙ったかのようにバス停が置かれている。1日2便がちょっと停まるだけなんだから、校舎の真ん前に置けばいいのに。生徒の通学のためなのだから、県教委・北高もそのくらい協力を。
北の丸については、千秋中島町同様、現在のダイヤでは乗降客はあり得ないと思う。バス停を廃止していいかもしれない。

ちなみに、秋高スクール線は秋田駅へ行かないので、上り/下りの区別がしづらい。
この資料(報告)では、バス停の向きについては、各事業者の言い回しで良かったようで、秋北バスは「往路/復路」、羽後交通は「本荘市内方面/鳥海方面」などとしている。中央交通は「上り/下り」。
北の丸を見ると、秋高入口行き側を上りとしている。秋田駅西口=いわゆる秋田市内~御所野という視点で見て、そういうことなのだろう。


さて、バス停表示板更新は次はどうなるか。いずれ新たな動きがあれば、続く。→この直後に動きがあった
千秋地区のバス停のこの後の更新状況
コメント (4)
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