広く浅く

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県道歩道側にもシール

2021-08-30 23:42:24 | 秋田のいろいろ
8月30日、秋田市内の県道28号の歩道で、自転車を停めて、1人で街路灯の柱に向かって何かしている人を見かけた。
後で見てみると…
照明柱
左側の白いシールを貼っていたようだ。

今年初め(昨年度末)、秋田県が、県道の道路照明の管理を民間業者へ委託したようで、不具合発見時の連絡先と照明1つ1つの管理番号を記したシールが、県道のすべての照明柱に貼られた
しかし、場所によって貼付位置がまちまちな上、車歩道の間に立つ照明柱では、その車道向きに貼られてしまったものが多かった。これでは、不具合を見つけたとしても、歩道からではシールの存在が分からないし、分かったとしても車道に身を乗り出さないと見ることができず、せっかくのシステムが機能しないと感じた。
それに、受託業者名とともに記される秋田県庁の出先機関名は「秋田地域振興局建設部」表記であり、工事看板と同様、「秋田県」の文字がなく、県管理であることが分かりづらかった。
※「秋田県地域振興局設置条例」第二条では、地域振興局の名称は「秋田県○○地域振興局」とされている。頭に県が付かない「○○地域振興局」は、略称もしくは間違いということになる。並べられる企業名は「株式会社」まで記しているのだから、県側も正式名称を書かないと釣り合わない。
(再掲)当初のシール
この2点について、秋田県へ指摘させてもらった。

今回作業していた人は、柱の歩道側にシールを貼っていた。車道向きのシールははがさずそのまま。
新しいシールは、「管理委託先:東京センチュリー株式会社」、「管理者:秋田県秋田地域振興局建設部」と、「秋田県」が付いた。
つまり、指摘を受けて、県と受託企業が対応してくれたことになる。
今回貼られたシール
新たなシールの作成費用、そしてまだ暑い中、自転車でおひとりで1本1本シールを貼る作業をされた方のことも考えると、申し訳ない。
だけど、これでやっと、不具合を見つけた人がシールに気付き、安全に通報できる、本来の形が確立された。

県道233号ではまだ車道向きだけ。今後貼ってくれるのでしょう。
このシールを読み取るのは危険

ちなみに新旧で、レイアウトのほかにフォントも代わった。当初からのシールは、字游工房「ヒラギノ角ゴシック体」。新しいシールはモリサワ「ゴシックMB101」。
どちらもモリサワと契約すれば使えるフォント。個人的にはモリサワの写植時代からの伝統ある角ゴシック体のほうが好きだけど、レイアウト的には数字が若干間延びしちゃったかな。

【8月30日追記】その後、県道26号、竿燈大通り~山王大通りでも、新たに貼られたのを確認。この区間は、当初から四角い柱の歩道向きに貼られていた。今回は、車道向きに新たに貼られた。歩道側よりも高い位置に貼っている感じ。
【9月2日追記】県道233号でも確認。歩道の民地側に立つため、最初から問題なく貼られていた照明では、以前のシールの上に重ねて新しいシールを貼っていた。※このほかの貼りかた例について、この記事中ほど。
コメント (2)
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