大寒に積雪50センチに達した秋田市。その後も、気温は上がらず、雪は42~54センチの間で微妙な増減を繰り返して立春を迎えた。
この週末は寒波が来て、西日本各地【6日追記・札幌なども】、秋田県内でも横手市で2メートルに迫るなど南部はたくさん降ったが、秋田市は真冬日になった程度。こう寒さが続くと、そんなに寒くは感じなくなっているような気さえしてしまう。
昨年末から通してみれば明らかに「大雪」の冬だけど、大雪警報が発令された記憶はない。秋田市街地の発表基準は「6時間降雪の深さ25cm あるいは 12時間降雪の深さ35cm」、また大雪注意報は「12時間降雪の深さ15cm」だそうだから。一般の感覚では「大雪」というより「ドカ雪」レベルでないと警報にはならないのか。
道路の雪は、消えたり減ったりしているところが多いけれど、
2月初め。手形地区のとある建物の屋根
おそらく50センチ積もったそのまま。これまで積もった雪が地層のような線を描く、いかにも“豪雪地帯の屋根の雪”の光景だが、秋田市でこんな量は異例。
秋田市は基本的に雪下ろししなくて済む土地だけど、この調子だとちょっと不安になる。寒さが緩むと、路上などに雪が落ちて危険だったり、重くなって家が倒壊するのも怖い。
JR奥羽本線下り列車の車窓から、泉外旭川駅手前。
向こうが泉釜ノ町~外旭川地区、丘は平和公園
奥羽本線の上下線にはさまれた、秋田運転支所跡地の遊休地にソーラーパネルを並べて、2016年から稼働している秋田泉太陽電池発電所。
もちろん、ソーラーパネルにも雪が積もった。除雪作業はしていなそう。
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南東向きに設置され、傾斜もあるので、量としては50センチないが、パネルのほぼ全面がけっこうな厚さの雪で覆われている。なお、反対の上り線から見える側のほうが、若干雪の量が少ない気がするのは、家や山によって降りかたが少ないのかも。
日照量も少ないわけで、この状態での発電量はどんなもんなんだろう。
秋田市ポートタワーセリオンがまっすぐ見える土崎港中央の小路
小さい道はまだ雪で覆われる。
土崎の五叉路から、土崎港中央通り
土崎地区では、秋田市中央地域よりも若干、雪の量が少ない気がした。そうだとしても、やはり秋田市としては多い。
秋田市立土崎小学校
校舎は1970年頃建てられ、秋田市立学校校舎としては現存する最古の部類(耐震改修済み。過去の記事)。
屋根というか屋上は平らなはずなのに、写真右側では、雪が外側にせり出している【7日補足・雪庇(せっぴ)、秋田弁では「まぶ」。ここは東端なので、屋上に積もった雪が、風で動いて集まってせり出したのか】。落ちたとしても、玄関のひさしがあるから大丈夫だろうけど。
左側のてっぺんには、金属製の校章が付いていた。玄関すぐ上のひさしに付けられるケースが多いと思うが、ここは高い位置。年季が入っているので、校舎落成時からのものか。その校章にも、
雪が積もる
土崎小の校章は、「土」の文字のてっぺんがとがっている。左右の斜線とともに太平山を示すのだそう。港町土崎らしく、左右下は「逆巻く波頭」、全体は「船の断面の形」とのこと。
週間予報では、次の週末は5℃くらいまで上がって雨。ついに寒さが緩むのだろうか。※続きはこちら。
この週末は寒波が来て、西日本各地【6日追記・札幌なども】、秋田県内でも横手市で2メートルに迫るなど南部はたくさん降ったが、秋田市は真冬日になった程度。こう寒さが続くと、そんなに寒くは感じなくなっているような気さえしてしまう。
昨年末から通してみれば明らかに「大雪」の冬だけど、大雪警報が発令された記憶はない。秋田市街地の発表基準は「6時間降雪の深さ25cm あるいは 12時間降雪の深さ35cm」、また大雪注意報は「12時間降雪の深さ15cm」だそうだから。一般の感覚では「大雪」というより「ドカ雪」レベルでないと警報にはならないのか。
道路の雪は、消えたり減ったりしているところが多いけれど、
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おそらく50センチ積もったそのまま。これまで積もった雪が地層のような線を描く、いかにも“豪雪地帯の屋根の雪”の光景だが、秋田市でこんな量は異例。
秋田市は基本的に雪下ろししなくて済む土地だけど、この調子だとちょっと不安になる。寒さが緩むと、路上などに雪が落ちて危険だったり、重くなって家が倒壊するのも怖い。
JR奥羽本線下り列車の車窓から、泉外旭川駅手前。
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奥羽本線の上下線にはさまれた、秋田運転支所跡地の遊休地にソーラーパネルを並べて、2016年から稼働している秋田泉太陽電池発電所。
もちろん、ソーラーパネルにも雪が積もった。除雪作業はしていなそう。
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南東向きに設置され、傾斜もあるので、量としては50センチないが、パネルのほぼ全面がけっこうな厚さの雪で覆われている。なお、反対の上り線から見える側のほうが、若干雪の量が少ない気がするのは、家や山によって降りかたが少ないのかも。
日照量も少ないわけで、この状態での発電量はどんなもんなんだろう。
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小さい道はまだ雪で覆われる。
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土崎地区では、秋田市中央地域よりも若干、雪の量が少ない気がした。そうだとしても、やはり秋田市としては多い。
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校舎は1970年頃建てられ、秋田市立学校校舎としては現存する最古の部類(耐震改修済み。過去の記事)。
屋根というか屋上は平らなはずなのに、写真右側では、雪が外側にせり出している【7日補足・雪庇(せっぴ)、秋田弁では「まぶ」。ここは東端なので、屋上に積もった雪が、風で動いて集まってせり出したのか】。落ちたとしても、玄関のひさしがあるから大丈夫だろうけど。
左側のてっぺんには、金属製の校章が付いていた。玄関すぐ上のひさしに付けられるケースが多いと思うが、ここは高い位置。年季が入っているので、校舎落成時からのものか。その校章にも、
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土崎小の校章は、「土」の文字のてっぺんがとがっている。左右の斜線とともに太平山を示すのだそう。港町土崎らしく、左右下は「逆巻く波頭」、全体は「船の断面の形」とのこと。
週間予報では、次の週末は5℃くらいまで上がって雨。ついに寒さが緩むのだろうか。※続きはこちら。
そういえば今年はあまり大きな氷柱を見かけないと。確かに雪が解けなければ氷柱はできませんからね。
横手の知人はいくら屋根から雪を下ろしてもすぐにまた積もるとため息をついていました。自分の家の雪を下ろし、年を取った親の家の雪を下ろすと、また自宅の雪下ろしをしなければならないとか。
中途半端に寒さが緩んでまた凍るのが一番厄介ですね。
やっと春に空気が変わってくれるのか。
北陸や横手、山形に来るJPCZの行方にもよります。
ツイッターによれば松岡修造の呪いなんてのもありました。
もう雪は年末まで降らずにお休みして欲しいと願うばかりです。
松岡修造さんが日本に居ないと天気が荒れるはよく聞きます。
安定して寒いですよね。川が凍るほど厳しくはないが、雪が融けてつららになるほど暖かくもないという、微妙な(?)寒さで。
自衛隊が出るような災害級の豪雪ではないのでしょうが、たいへんな思いをされている地域は多いです。小正月行事も中止で、雪を寄せるだけの2月になってしまいます。
今週後半はつららも成長するでしょうし、頭上注意です。
>FMENさん
JPCZ=日本海寒帯気団収束帯。昔から存在した用語のようですが、流行語になるでしょうか。
東京にも雪の予報となるともう春です。でも、札幌なんかも大変で、晴れてもまだ春は遠く感じます。
北京から修造さんが帰ってくると、一気に春になるでしょうか。
>ときさん
強風が少なく、低温で軽い雪だから、といった理由でしょうか。
ドカッと積もられるのと、減らずにじわじわと、どっちがいいか、難しいです。この量が融けるとぐちゃぐちゃになるのも気が重く、もうしばらくは気をもまされる日々になりそうですね。