広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

いわての幕の内 やまびこ

2023-03-06 18:06:32 | 各地お土産・食べ物
2022年10月のJR東日本パス旅行記の実質最後。前回に続き、駅弁。

東京駅「駅弁屋 祭」。行きは昼時で大混雑に退散した。帰りは16時という時間帯のためか、客はそこそこ(少なくもなかった)、ただしラインナップもそこそこ。
そんな中で、存在を事前に知っていた商品が、多めに置かれていた。
東北新幹線(大宮-盛岡)開業40周年記念 いわての幕の内 やまびこ 678kcal 税込み1100円→パス提示・1000円以上購入で1割引により990円
一ノ関駅「斎藤松月堂」の商品。同社は「一関のしょう月堂」ブランドも併用。
一ノ関駅(+盛岡駅などでも販売)では「あべちう」と2社がしのぎを削っていたが、あべちうさんは2020年に廃業してしまった。

本品は、その名の通り、2022年の周年記念弁当。2022年12月24日には売られていたとのツイートがあるが、それ以降はなく、公式サイトにも出ていないので、期間限定商品で発売終了したのかもしれない。
「やまびこ」はもちろん東北新幹線の列車名から。
濡れおてふきはなし
お品書きの紙が添付され、40年前の開業時に販売していた「「やまびこ弁当」を少しアレンジして復刻しました。」とある。
実際には、10年前の30周年にも同じ趣旨の弁当が売られていて、それは今回とけっこう違うようだ。実質的には新規開発商品ではないかとの声もある。

エビフライ、玉子焼き、煮物は、幕の内弁当の定番。かまぼこはない。
そのほかは、なかなか珍しいものばかり。
ごはんの上には「ふりかけ(あおさ)」、ハート型の「ゆり根花びら」。ごはんは岩手県産ひとめぼれ。
ごはんの下が「岩手県産鶏肉の照焼き」、「れんこんきんぴら」。
エビフライ・玉子の下は「かじきの漬け焼き」、「盛岡じゃじゃ麺風うどん(自家製肉味噌)」。
右上は「ガリ生姜」、「一関名物あんころ餅」。

一関や平泉では、毎月のように餅をつき、いろいろな味付けで食べる文化がある。
梅干しもしょっぱい漬け物もなく、寿司でもないのにガリなのはかなり珍しい(口直しにはなって悪くはない)が、理由は不明。花巻の「金婚漬」なんか入れても良かったのでは?
盛岡じゃじゃ麺は、その名の通り盛岡市のものだから「風」が付いているのか。欲を言えばもう少し量があれば。
40年前に、これほどご当地ものを入れた弁当はなかったのではないかと思う。幕の内ではあるが、岩手、一関でしかあり得ない幕の内弁当だろう。

一ノ関駅弁は、かつてのあべちうも含めて肉系と(内陸部のわりに)魚介系商品に偏るきらいがあった。こんな幕の内弁当も、常時ラインナップに入れてもらえるとうれしい。

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2 コメント

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結局薬局放送局(親父ギャグですみません)) (あんなか)
2023-03-16 22:40:14
結局駅弁は幕の内が一番無難で美味しいんですよね。
一関は親戚が居るのですが何かとお餅をよく食べる土地柄。
さらに内陸なのですが大船渡線が繋がって居たりと三陸沿岸と交流もあり案外近いので海産物をよく食べますね。
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ナショナルのエアコンのCM? (taic02)
2023-03-17 17:46:53
普通のものがいちばんおいしいと思います。
餅文化は最近、よく取り上げられますが、昔から知っていました。小学校の修学旅行の平泉での昼食で、餅入りすまし汁みたいなのが出ました。
岩手県の東北本線沿線は、かなり海から遠いイメージを持ってしまっていました。福島の浜通りと中通りのような。実際にはそうでもないのでしょうね。
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