広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

駅仮壁の正体

2022-10-29 20:16:31 | 秋田の季節・風景
秋田駅自由通路の工事現場の仮壁に、秋田らしいアイテムで構成された柄が描かれていた。その作者や意図は分からなかった。

現場西端、駅前交番の上付近の白い仮壁に、以前はなかったはずの掲示ができていた。
「仮囲い通路アートプロジェクト」「パラアートウォール」
右下にリーフレットもあるので、もらってきた。

抜粋すると、
「最後の工事区間を支える仮囲い通路壁面を、通る人々が少し楽しくなるようにと企画した、アートで彩るプロジェクト。」
「“PARA ART(パラアート)”と呼ばれる、アウトサイダーアーティストが創った芸術作品たち。」

全体の問い合わせ先として「アイキアプランニング内 パラアートウォール実行委員会」。山王にある広告代理店(チラシ右下の「IKEA」のロゴ)。

以前の記事とそのコメントにあるように、壁の柄と別に、動く歩道(三菱電機トラベーター)から見える壁には、1枚ずつ独立した絵が並んでいる。
それらは、新屋の「NPO法人 アートリンクうちのあかり」に関わる人たちの作品。

そして、壁の柄は、「アーティスト GOMA」によるものと判明。
裏面によれば、弘前市(旧相馬村)出身、平川市在住。2つの発達・学習障がいをもつ。
秋田公立美術工芸短期大学卒業後、デザイン事務所を設立して、創作活動中。
スプレーアートや油性ペン画の作家として存じ上げていたが、こういうデザインもなさるのか。

壁の柄の詳細については、チラシおもて面に、
このカラーのは、壁とややデザインが異なるようだ
「よく見ると、秋田を象徴するアイテムやキャラクターが盛り込まれ、曼荼羅のようにまとめたデザイン。」といった程度の説明。なぜネコがいるのかとか詳しいことは分からない。

つまり、「秋田らしい仮壁にしたい」と始めたものではなく、「パラアートで楽しい壁にしよう」から始まって、結果的に秋田らしい仮壁になったということのようだ。


いただいたコメントやネット上も含めて、仮壁の柄を、今後は他の場面でも使っていけたらと考える人が多いが、これは個人の作品ということになる。あちこちで使うとなると、手続きがいろいろありそう。でも、この場限りで終わってしまうのはもったいない。
そして、作ったのが青森の人ならば、これの青森県版も作ったらおもしろそう(すでにあるのかな?)。

【11月10日追記・魁の報道について】
11月3日に電子版に「よく見ると秋田のいいものが… 工事中の秋田駅に曼荼羅風アート」が掲載された。
目新しい情報は「年内いっぱいまで見ることができる。」程度。
Web限定で紙の紙面には載らないようで、それもあってか、ネット上での反応は薄く、当ブログの記事へのアクセスも別段増えていない。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
仮だけに (taic02)
2022-10-30 20:35:22
なくなってしまう定めなのでしょう。
ほかにもふさわしい場面はありそうですが。
返信する
これ、壊すんですか? (FMEN)
2022-10-29 22:57:31
もったいない。
個展でも開けそうな勢い。
ただ、秋田らしさより東京2020のロゴにやはり近い。
返信する

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