🌸死と再生1
⛳日本では人は幾度か生まれ変わる
☆人間は生まれ、ある一定期間を生きて死んでいく
*生と死というのはそれだけではない
*生きている間でも、いままでの状態の古い自分は死んでいる
*新しい自分に生まれ変わるというようなことがあるのでは
*新しい自分に生まれ変わるというようなことがあるのでは
☆日本の社会の伝統において
*大人と子供、老人等の区別が厳格になされていた
☆ヨーロッパ・アメリカでは、子どもと大人の区別がない
*アメリカでは、早い段階で子ども部屋に子どもを離し
☆ヨーロッパ・アメリカでは、子どもと大人の区別がない
*アメリカでは、早い段階で子ども部屋に子どもを離し
*親は一緒に寝てはいけないとしている
*日本のような、親子が「川の字」になって寝ることはありえない
☆アメリカ社会では、子どもは自分の部屋の独立した空間で
*日本のような、親子が「川の字」になって寝ることはありえない
☆アメリカ社会では、子どもは自分の部屋の独立した空間で
*孤独に耐え我慢しなければいけない
*子どもは、かなり早い段階で未熟な者から未熟ではない者に
*子どもは、かなり早い段階で未熟な者から未熟ではない者に
*変わっていかなけいけないという考え方
⛳最後の通過儀礼が「死」
☆日本は、明確に子どもと大人とを区別し
*子どもは成長しどこかの段階で大人になると考える
*それまでは、ある程度の失敗や悪さは許されます
*大人になって初めて責任が生じる
*親の責任は、子どもをちゃんとした大人に育て上げることにある
*大人になって初めて責任が生じる
*親の責任は、子どもをちゃんとした大人に育て上げることにある
☆日本では、息子や娘が罪を犯したとき
*親が「育て方を間違えた」と言って、謝罪したりもする
☆成人することは、子ども時代の自分が一度死に
☆成人することは、子ども時代の自分が一度死に
*新しい大人として生まれ変わるということを意味する
☆武家の社会では、成人することを「元服」と言う
☆武家の社会では、成人することを「元服」と言う
*元服したときに、幼名を捨て、新たな名前を名乗る
*名前を変えること自体、日本独特の風習で、中国にもない
☆日本は、やたらと名前を変える文化です
☆日本は、やたらと名前を変える文化です
*時により、父親の跡を継いで名前を変える
*そして最期は戒名を授かる
☆日本人の「名前」の根本の考え方
*「年齢により、人間は大きく変わっていく」という捉え方である
*古い自分は死んで、新しい自分に生まれ変わる
*古い自分は死んで、新しい自分に生まれ変わる
*その通過儀礼を繰り返すことにより、最後に死が訪れる
*死自体も通過儀礼です
*生きていた人間が仏という別の存在となり戒名を与えられる
☆名前が違うということは、別の人間だということ
*人間は生きている間にも死と再生を繰り返している
*死といっても、生物学的、肉体的な死だけではなく
☆名前が違うということは、別の人間だということ
*人間は生きている間にも死と再生を繰り返している
*死といっても、生物学的、肉体的な死だけではなく
*人生の中でまったく違う自分になることも一つの「死」です
☆人間は生と死を繰り返していく存在だからこそ
*どこかで死ななければいけない
*同じ状態であってはいけないとの思想あるのでは
⛳歌舞伎に見る、生まれ変わり
☆歌舞伎役者はその家に伝わる名前のうちから
⛳歌舞伎に見る、生まれ変わり
☆歌舞伎役者はその家に伝わる名前のうちから
*いずれかを襲名して違う名前を名乗っていく
☆その家に生まれた子どもは
*将来その名前を襲名することを周囲も本人も
*自然と意識するようになります
☆歌舞伎では、襲名興行と追善興行の二つの機会がある
☆歌舞伎では、襲名興行と追善興行の二つの機会がある
*「追善興行」とは、死んだ役者を供養するために行なうこと
*「襲名興行」とは、それまでの役者が名前を変えることによって
*「襲名興行」とは、それまでの役者が名前を変えることによって
(違う存在になる再生を祝うための興行)
*歌舞伎の社会では、名前と名前に付いてくる芸も受け継ぐ
*この様な芸能は、歌舞伎にしか残っていない
*この様な芸能は、歌舞伎にしか残っていない
☆能の場合、家があまり関係ありません
*襲名という形ではありません
*名前があまり大きな意味を持たない
☆日本社会の中で、「家」というものがどんどん崩れていくなか
*歌舞伎の世界では依然として家という枠が残っている
*歌舞伎を見ている人は、歌舞伎の演目を見ている一方で
*歌舞伎を見ている人は、歌舞伎の演目を見ている一方で
*役者がどういうふうに成長するか何代にもわたり見続けている
☆役者もどんどん代わってていきますが
*見ているほうも祖父母から孫と三代にわたって見続けている
⛳名前を変える日本文化⇒人生の再生
☆幼少期:「幼名」
*昔の人が生まれてから最初につけられた「幼名」
*「幼い」「成人していない」ということを表すもの
*成人するまでだけの名前
☆成人する:「元服」名前を変えた
☆仏門に入る:「戒名」「法名」名前を変えた
*仏教式で葬られると「法名」「戒名」
☆地位にふさわしい名に名前を変えた
*「地位の高さにふさわしい名前に改名する」こともあった
(敬称略)
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⛳出典、『死に方の思想』
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名前を変える日本文化の意義
(ネットより画像引用)