慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

人間「宗教なき世界」で頼るもの見出せるか?

2023年01月06日 | 宗教
🌸宗教なき世界(1)

世界のグローバル化の進展
 ☆さまざまな事柄が緊密に結びつくが、結びつき方は複雑
 *一般の人間にはその全体像をつかむことが難しい
 ☆IT技術やAIは、現代の社会を支えるうえで不可欠の技術
 *その技術、人間には、どういうことが行なわれたのかを確認できない
 *株式の電子取引などは、その典型
 *AIは結果だけを示し、経過や選択理由を教えてはくれない
 *人間はそのなかを見ることさえできない
 ☆それを規制する法律も複雑になっている
 *私たちは情報に流され、断片的な知識を得ることしかできない
 ☆このような世界で生きる人間の生き方
 *孤立感や無力感を強める
 *生活の基盤も不安定で、いつそれが崩れるかわからない

孤立する個人をすくい取るイスラム教  
 ☆近代化の都市に出てきた新住民
 *自分が住んでいる場で、立場を築くことができず、不安定である
 *新しい宗教が勢力を拡大していく余地も生まれた理由だ
 ☆宗教が地域共同体に代わる共同体を形成できなければ
 *それは一時のことに終わってしまう
 ☆イスラム教もヨーロッパの移民社会において
 *日本の新宗教と同様の役割をはたしている
 *移住してきた不安定な立場にある人間たちに信仰を再認識させ
 *自分たちがイスラム教共同体(ウンマ)に属する自覚を与えるから
 ☆現在イスラム教の信者の数が増えている地区
 *東南アジアや南アジアで、人口の増加がその拡大に貢献している
 *人口増加の国では、国民のほとんどがイスラム教の信仰を持っている
 *その基盤はかなり強固なものになっている
 ☆イスラム教が本来的に目指すのは
 *イスラム法の支配の下にヒト、モノ、資本の自由な移動
 *保証される空間を作り上げることである
 ☆イスラム教の世界は現在の段階では、領域国家に分断されている
 ☆しかし、イスラム教の理念は、グローバル化の方向性と重なる
 *その点では、もっとも先進的な宗教である
 ☆イスラム教の方向性が世界全体のグローバル化と異なるのは
 *イスラム法の存在である
 ☆イスラム世界、イスラム法が社会規範の根本である
 *その世界に生きる人々は、この規範に従って生活する
 ☆世界全体がグローバル化し
 *ヒト、モノ、資本の自由な移動が実現されても
 *そこには規範となるものは存在しない場合
 *人間は、基盤や規範を持たないまま漂うしかない
 ☆現代の社会においてイスラム教が求められるのも
 *基盤や規範を与えてくれるからである.


「新しい中世」の到来
 ☆日本を含め、西欧を中心とした先進国
 *かっては基盤となるものが存在し
 * 一定の規範が、社会で共有されていた
 *西欧では、その役割をキリスト教がはたしていた
 *日本では神道と仏教、儒教や道教が混じり合った神仏習合の信仰
 ☆近年、ヨーロッパではキリスト教は衰退した
 *自由度は高まったものの、基盤や規範は失われている
 ☆日本を含めた君主制の国は、最終的な権威は失われない
 ☆君主制をすでに打倒してしまった国
 *宗教が基盤になく、その代わりになるものも存在しない
 ☆近代のヨーロッパ、権威持たない社会を築き上げようとしている
 *キリスト教のような絶大な力を持つ宗教や君主を持たない試み
 ☆結果、資本主義が発達し
 *自由や民主主義が行き渡った社会が築き上げられてきた
 *ヨーロッパこそが近代社会のモデルと考えられた
 ☆新興国アメリカが、その傾向をさらに推し進めていった
 ☆経済格差が縮まるのは、経済発展が続いている間だけ
 *低成長の時代になれば格差は拡大していく
 *そうなると、民主主義は機能しなくなる
 ☆自由は、豊かな者がより豊かに、貧しい者がより貧しくなることを許す

「グローバル化」「国家主権」「民主主義」
 ☆3つ同時に求めることはできない議論が生まれてくる
 ☆経済発展があらゆる問題を解消し
 *自由な社会をもたらしてくれる時代
 *過去のものになってしまった
 ☆そこに、近代社会の根本的なジレンマがある
 ☆世界は近代のさらに先にあるポストモダンの時代に変わってきている
 *新たな帝国の時代の訪れはその結果である
 *それを「新しい中世」の到来と見なす見解も生まれる
                       (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『AIを信じるか、アッラーを信じるか』





人間「宗教なき世界」で頼るもの見出せるか?
(ネットより画像引用)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「無縁社会」「有縁社会」の自由との表裏一体

2023年01月06日 | 宗教
🌸無縁社会とは何か(3)

無縁死は時代の必然
 ☆現在、無縁死、孤独死を防ぐ対策がとられるようになった
 *そうなると、人手と予算が確実にかかる
 *国や地方向治体の財政は危機的な状況にある
 ☆今後、団塊の世代が死を迎える時代となる
 *莫大な予算を使うことは事実上不可能です
 ☆無縁死、孤独死を、不幸で悲惨な死とするのは間違いだ
 *無縁死が増えてきたのは、
 *戦後の都市化、産業構造の変化、女性の社会進出などが要因
 *それは、不幸なことではなく時代の必然だ
 ☆無縁死は日本だけの現象ではない

無縁を求めた人たち
 ☆田舎は、有縁社会そのもの
 *経済が発展し豊かな社会になる、新しい暮らしを求め
 *望んで都会に出る人が増え、そこには、自由がありました
 ☆田舎は「有縁社会」ですが
 *冠婚葬祭・祭りなどの行事もすべて共同作業
 *助け合いはいい部分も当然あるが、縛られるということでもある
 *勝手が許されない社会です
 ☆多くの人々は進学、就職で「無縁社会」を求めた
 *無縁になることは束縛から解放されることです
 *自由な暮らしを実現するための条件であったのです
 ☆現在、「無縁社会」を論じるときに忘れられがちなのは
 *それが「自由」と表裏一体と言うこと

都会における有縁
 ☆都会に出た人たちは、既存の縁は捨てたかもしれませんが
 *縁を都会でも、職場や学校で、新たなネットワークを築こうとする
 ☆日本の「企業」は、縁をひじょうに大事にしました
 *「日本型経営」と言われ、終身雇用、年功序列を基本としています
 *自ずと企業も共同体としての性格を持つ
 ☆日本の企業は「村」にたとえられてきた
 *葬式に関しても、村社会と同じように社員や社員の家族が仕切る
 *「葬式組」のような役割を企業が果たしてきた
 *「社葬」という独特のシステムがあるのも、日本くらい
 ☆結婚では、媒酌人は上司
 *同僚も多数参列するという社内行事です
 ☆日本企業では、社員旅行、社員の運動会なども行なわれた
 *企業が都会に出て無縁になった人間たちに
 *新たな「有縁社会」を与えた
 ☆現代の企業で、そうした面は薄らいできた
 *終身雇用、年功序列も減ってきた
 *会社の行事はまず社員が嫌がるようになってしまった
 ☆他に、地域に町内会、自治会、学校でのPTAの組織など
 ☆現代の社会では、これまでの村社会における縁とは違う形で
 *無縁になった人たちに縁を与える仕組みが作られた
 *そうした「有縁化」の試みがされなければ
 *都会に出て来た人たちの心の拠り処は得られなかった
                      (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『死に方の思想』







「無縁社会」「有縁社会」の自由との表裏一体
(ネットより画像引用)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年国内企業の課題(柳井正)

2023年01月06日 | 経済
🌸日本企業は付加価値を上げる努力すべきだ

今の日本(政治・経済)の問題点
 ☆日本の財政は国債頼み
 *国の財産と民間の財産を担保に国が借金をして
 *借金を分配している状況だ、世界最大の借金国だ
 ☆日本が成長する政策をする政治家を選ばないといけない
 *今の政治家はみんな分配の話しかしない
 ☆国に頼ることはもうやめ、カネを分配してもらうのではなく
 *日本企業が世界で稼ごうと思えば、世界には簡単に出られる
 ☆日本にとり円安は良くない
 *日本は多くのものを海外から輸入している
 *生活者にとっては円安で喜ぶ人は少ない
 *通貨の価値が下がり、インフレになる
 ☆現在、賃金はアップしていかず、最悪の状況だ
 *円安を是正しないと日本は潰れる

日本の労働生産性が低すぎる
 ☆現在の物価高は始まったばかり
 *すべての原材料価格が上がっている
 *ユニクロでも一部商品の価格を上げた
 *値上げしないと食つていけないので価格を上げた
 ☆値上げせずに自己努力で吸収すると
 *儲からない企業ばかりとなり、賃金も上げられない
 *生活水準がもっと下がる悪いスパイラルに入る

日本でなかなか賃上げが進まない理由
 ☆企業努力して付加価値を上げないところが一番の問題
 *お客さんにとっての付加価値ではなく
 *自分たち都合の付加価値と労働生産性の低さも問題
 ☆日本企業、あらゆることに人手がかかりすぎている
 *これだけ人手をかけている先進国はない
 ☆国内の生活水準を上げるには、1人ずつの生産性をもっと上げること
 ☆付加価値が取れるような商品を作らないとダメだ
 ☆アパレル産業の自分たち都合の付加価値とは
 *流行ばかり追いかける&華美で余分な要素を服に付け加えるのでなく
 *ベーシックであリクラシックなものであれば
 *年齢に関係なくいつの時代でも着られる
 ☆柳井氏は、それがいちばんいい服装だと思うと述べた

⛳企業でサステイナビリティーも重要な課題
 ☆サステイナビリティーについては最も重要なテーマだ
 *現状で言うと、多めに作ってそれを売りつくすという形になっている
 ☆欧州では「会社サステイナビリティー施策」を聞かれる
 ☆生産国の中国やベトナムでも環境基準、労働基準が厳しくなっている
 ☆日本のほうが工場の環境基準や整備が遅れている
 ☆日本企業が遅れている理由
 *古い企業が多くて、設備も古いところが多い
 *企業経営の仕組みができていないので労働生産性が低い
 *中国と比べても労働環境が悪い
 *その要因は、儲かっていないので、投資する余裕がない事だ
 ☆中国やアジアの優れた工場のほうがいい服を作っている

日本企業の後継者問題
 ☆苦労はしているが、そういう人は社内に何人も育っている
 *それでなければ、海外展開なんかできない
 ☆外部から探す選択肢は無理だ
 *外から優秀な人が来ても
 *会社のことをよく知らない限り経営はできない
 *百貨店の人間がユニクロに来て経営ができない
 ☆後継者はユニクロで育てる以外にない
                      (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、週刊『東洋経済』

2023年国内企業の課題(柳井正)
(ネットより画像引用)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする