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生殖細胞のオス・メス「苦労非対称&利益同じ」

2024年04月20日 | 生命科学
🌸オスとメスの立場と都合2

⛳オス・メスの生殖細胞に隠された非対称
 ☆オスとメスが生殖を通して得る生殖利得
 *どちらも新しい個体(子)の中に自分の遺伝子量の半分
 *複製あるいは再生産し、この点両者の利得は同じです
 ☆これを得るために両者が費やす物質的コストは天と地ほどの差がある
 *精子と卵子の大きさの違い(卵子が精子に比べて桁違いに大きい)
 *問題はこの卵を準備したのがメスだ
 *メスが生殖の為に、蓄積した栄養物質を含んだ生殖細胞が卵です
 *それに対し、精子あるいはオスは何の寄与もしていない
 ☆生殖の基礎をなす2種の生殖細胞
 *その生殖細胞にはかくも大きな非対称が存在している
 ☆栄養豊富な卵は、他の動物にとって大変魅力的な餌になる
 *鳥の卵を狙う動物はたくさん存在する
 ☆哺乳類の場合、オスとメスの間には大変重要な非対称がある
 *哺乳類では受精卵はメスの子宮内で発生する
 *受精卵を保護し、発生に必要な栄養を供給するのはすべてメスです
 *大きくなった胎児はその分、文字通リメスを身重にして
 *メスの採餌や防衛のための行動を妨げる
 *分娩でもメスは苦労を強いられる
 *その後の新生児の保護と新生児への授乳、さらにメスに負担をかける
 ☆約95%以上の哺乳類では
 *オスは何ひとつ子育ての仕事にかかわらない
 *オスは次なる生殖を目指して、他のメスとの生殖の活動を続ける

オスとメスでは生殖を通して得る利得が等しい
 ☆消費している栄養物質は圧倒的にメスが多い
 *顕著な非対称が認められれる
 ☆非対称は、オスとメスの関係に大きな影響を与える
 *繁殖期に生殖に臨めるオスとメスの数に対する影響
 *オスとメスの数はほとんどの動物ではぼ同数であるが
 ☆繁殖期に生殖に参加できるオスとメスの数に、大きな差異が生じる
 *差異を生み出すのがオスとメスの生殖細胞間に存在する非対称

 *メスは卵に大量の栄養物質を蓄積しなければならないので、
 *卵の生産あるいは生殖の準備により長い時間がかかる
 *メスは一度生殖で卵を使うと、次の卵までに相当の時間が必要
 *このため多くの動物では、メスは卵を受精させると
 *その同じ繁殖期に次の卵の生産が間に会わない
 ☆交尾して受精したメス
 *その繁殖期は生殖の場から退場するメスを意味する
 *オスとメスの繁殖集団では、交尾により生殖可能なメスが減少する
 ☆オスはあるメスとの生殖で精子を消費しても
 *間を置くことなく精子を生産し、次の生殖に臨むことができる

非対称が作り出すオス余りとメス不足
 ☆生殖細胞の非対称は
 *生殖能力を持つオスが、同様の能力を持つメスよりも圧倒的に多い
 *動物の繁殖集団では相対的にオスが余り、メスが不足する
 ☆繁殖期で優に数十頭のメスを妊娠させることができるアザラシ
 *オスの立場から見ると極端なメス不足になっている
 *相対的に過剰なオスは相対的に希少なメスをめぐって
 *同性のオスと競争しなければならない
 ☆生殖期のメスがオスの数より多い場合
 *メスは、争ってオスのところに駆けつける
 *オスに近づくや否や、オスの背に乗り上がる
 *キリギリスやバッタ、メスがオスの背に乗って交尾する
 *オスとメスの生殖における立場が変化し
 ☆オスとメスの行動も基本原則に沿って変化する
                       (敬称略)
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『本能―遺伝子に刻まれた驚異の知恵』





 生殖細胞のオス・メス「苦労非対称&利益同じ」
(ネットより画像引用)

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