麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

2013年06月02日 | 制作公演関連
一昨日みた芝居。
ピンズ・ログ第七回公演
『短編集2013』
(作・演出/平林亜季子)は
題名通り四本の短い作品から成り
そのひとつ『花嫁の友』は
解散した劇団員たちの話でした。
その劇団名が「ル・ピリエ」。

「ル・ピリエ」は仏語の「柱」。
昔、池袋の映画館の地下に
同名の小劇場がありました。
知る人には懐かしい響き……。

建物を支えるべく太い柱があり
それは舞台を見る大きな妨げで、
けれども同時に魅力であった。

さて『ヘッダ・ガブラー』。
いよいよ三日後には幕をあける
会場の「ギャラリー・ルデコ」にも
舞台ほぼ中央にどんと柱が鎮座する。
かなりの存在感の・・・。

それをいかに活かすか、どう魅せるか、
演出の力量にもなるわけであります。

と柱のことを書きながら
思い出さずにはいられないのが、
四月の公演、ピタパタの『猫町』だ。

それほど太くはないものの、
中央に等間隔に柱が数本立っていた。

そこを旅館の柱に見立て、
掛かっている絵が曲がっているのを
女中が直す場面が早々にあった。
なんと『ヘッダ』でも
似た場面が出てまいります。

ちなみに下の写真の中央の柱は
実は仮設です。

(右から、出演の小暮智美、
渋谷はるか、演出の矢内文章、
そして再び俳優陣。
井上裕朗、吉田テツタ、辻親八)

今日で稽古場を払って、
明日はいよいよ劇場入りだ。

最後に少しだけピンズの話。
何度か見ているカンパニーで
見る度はずれがないが、
今回で活動休止というのが
本当にもったいないなと思った。
コメント
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