麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『ヘッダ』華麗なるスタッフワーク

2013年06月07日 | 制作公演関連
さて開幕から3ステージを
怒涛の連続フルハウスで疾駆する
アトリエ・センターフォワード
『ヘッダ・ガブラー』でございます。

今回、演出に専念の矢内※
のディレクションは
勿論素晴らしいのだが、

(※普段は作演出に加え
出演もしています)

これまでACF作品を支えてきた
舞台美術の宇野奈津子の仕事が
イプセンの古典を《現在》に
飛躍させる高性能エンジンとして
めっちゃ、効いています。

まぁ詳しく書けないんですが
学校の工作の延長線上の作業で
とてつもない世界を創出している
と書けば、観た方は納得してくれる
……のじゃないかしら(;^_^A

衣裳の有島由生も、相変わらず
……彼女はACFお初です。
ただ僕的に三度目なので、
あえて「相変わらず」と表現……
丁寧な仕事っぷりです。
助手で入っている友永香純との
息も大変良い。
(二人もこの現場で初タッグ)

さて、ギャラリー公演なので
劇場のような照明設備はない。
そんな中、矢内がそれを感じさせない
灯りを作っている。
音響は、基本、生音である。

その分、ヘアメイクを外部から招聘。
有名女優の髪も数多く手懸ける
鎌田直樹が独特の世界観で、
側方支援。
酒井高徳ばりのアーリークロスを放つ。


お客様にいただいた花。

舞台上には七輪の華、
役者が咲いていますが
裏方たちの花も見ごたえあります。
コメント
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