麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『ヘッダ』とアイアンマンレース

2013年06月09日 | 制作公演関連
いわゆる「小劇場」と呼ばれる
演劇の公演は大概一週間が相場で、
週の前半ないし中盤に小屋入りし、
水曜から日曜まで、或いは
金土日の三日ってのが多いわけで。

これには経済の問題と、
そこに内包される需給バランスが
関連しての結果であるのだが
そこは端に寄せておいて…

水曜からギャラリー・ルデコで開幕した
この芝居も、さぁラストスパート!
と普通ならなるところです……。

けど。

アトリエ・センターフォワード
『ヘッダ・ガブラー』は
マラソンより長い
アイアンマンレースの趣。

全15回の、昨日でやっと三分の一だ。

ただ出だし3日の夜1回ずつから、
週末の2日で昼夜昼夜の4ステージ。

競技場を数周してからロードに出て、
走りのペースを掴んだところで
斜度のきっつ~い心臓破りの坂を
今まさに疾走中です。

役者は正念場。
ここを乗り越えれば月曜は休演。
給水ポイントとなります。

おっとっと。
心臓破りの坂は役者ばかりでなく、
例えば制作は、上のフロア
(文房具の展示会)が昨日撤収で
どったんばったん、かなりの音

向こうは向こうで時間との戦い。
階段を上がり
「本番中なんで勘弁してよ」と
決して言葉にはせず態度で示すと
敵は暫く静かになり、がそのうち
ガラガラガシャンと何かを落とす。
また階段を上がる。
走ると芝居に影響するから忍び足で。
……そんな裏での戦いなどあって。

15分の5を終えました。

今日は良い天気。
残り10ステージ、全回チケットあり。
ただし沢山はないのでお早めに。
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