麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α

2013年06月24日 | 制作公演関連
昨夜、観たのは、
「喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α」
の中の、いわばプラスアルファに当たる
二本のお芝居。これもまた「小品」。

『茶色の朝』と
『いつかあなたはここにいて、
わたしはいつもそこへいく』
両方で40分ほど。

前者はフランスの短篇。
世界各国でロングセラーになっている。
昨日はたまさか都議選の投票日だったが、
まさに相応しい内容でした。

カフェで話す二人の男。
国が「茶色い犬」以外は禁止したので
安楽死させたと片方が言う。
ごく日常の話として。
実はその前には「茶色い猫」以外が
禁止されていた。
その時は別の一人が愛猫とさよならした。

その施策に疑問を唱える
新聞がなくなり、さらには、
ただ「犬」とか「猫」と書かれた、
ましてや別の色の犬猫の描写のある
出版物が発禁になっていく…等々
「茶色信仰」がエスカレートし。

ついには過去に「茶色」以外の犬猫を
飼ったことがある者が逮捕されて行く
という物語だ。

男は「もっと早く『おかしい』と
声を挙げなかった結果」だと嘆くが
時は既に遅かった・・・。

3.11後を描いたモスクワカヌの戯曲
『いつか~』は聾唖の女優・今野真智子、
プロジェックトMの小山貴司、横澤有紀の
三人のアンサンブル。
今野の立ち姿が実に美しかった。


上は、受付に並んだDVDや沖縄の絵巻物。

映画祭自体は6/30(日)まで。
タイトルから判るように
喜多見の歯科医二階のMAPにて。
メインは沖縄映画で、他に反原発映画、
上述のような演劇やライブと盛り沢山。

http://kitamitokomae-artfes.com/

で『ハルメリ』にも出演していた
高山正樹が実行委員長を務めていて、
観劇後その場で軽く飲んだのだが。
会場は彼の事務所で、その業務の一つ、
地図の作成のアルバイトに
東演の若手が多数お世話になっていた事を
その場で初めて知った。

いや東演の若手女優が
「地図のバイトを喜多見でやってる」
というのは知っていた。
記憶が正しければ、
安田扶二子(現在は退団)が最初で
自由も効くので彼女の先輩後輩が
次々に出入りをしていたようだ。
それが高山さんの会社だったとは。


話を戻す。
わずか30席の小さな会場は
住宅街の中程で少々わかりづらいが、
刺激的なセレクトで皆を待ってます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする