麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

小さな驚き

2013年08月15日 | 身辺雑記
ファストフードのカレーチェーンに
C&Cというのがあります。
京王グループなので京王線沿線に多いけれど、
例えば小田急系列の箱根そばが
渋谷だの荻窪だのに進出したように
黄色と橙色が印象的なC&Cも
独自の店舗展開をしています。

僕がキャンパスライフの前半二年を過ごした
東武東上線の朝霞台駅にも当時ありました。
四半世紀前だから今はどうか知らないけれど、
以来たまに利用させて頂いています。

唐揚げ一個または野菜が乗ってるのに
プレーン(トッピングなし)より安いという
とっても素敵な朝カレーという
時間限定のメニューがありまして。
実は量が少し少ないのだけれど、
肉が乗って330円、野菜で380円は
なかなか魅力的であります。

小さな驚きというのは、数日前のこと。
僕が朝Aを美味しく食している隣で、
やはりスプーンを口に運んでいたサラリーマンが
「ごちそうさま」と席を立ったその皿に
濃い狐色の塊がまるまる一つ残っていた
という、まぁどーでもいいっちゃあいい話。

きっと彼は唐揚げが好きではないか
健康上とか宗教上とかの理由で、
残したに違いない。だったら、
プレーンのカレーを頼めばいい。
……そうなのだけれど朝Aは安いのだ(^^;

「麺固め油少なめ、葱抜きで」と
拉麺を注文するみたいに注文することも
できないわけじゃない。ただそれは、
「チャーシュー麺チャーシュー抜きで」
に通じる部分もあるから、ちと恥ずかしい。

価格破壊の一風景でありながら
飽食日本の哀しさも内包している場面。
小さな驚きというよりも、
言葉にし難い違和感を感じた、
という方が近かったのかもしれない。

貧しかった時代に思いをはせざるを得ない
8月15日に、ふと思い出したのでした。
コメント
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