麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ペガサスプラス〜箱根路の巻

2025年01月04日 | スポーツ

母校・東洋大学の駅伝レース

24-25シーズンを語る

「ペガサスプラス」の最終話。

 

あいだが空いたので書けば、

ナイキのランニングシューズの

モデルのひとつ「ペガサスプラス」。

 

駅伝を闘うランナーたちはギアを

練習や試合によって履き分ける。

鉄紺も使い分ける中の一足

響きが良いのでタイトルに!

 

さて。

101回目の箱根、総合順位は9位。

4校中1校がシード落ちになる

大手町でのデッドヒートの末に

切符を掌中にし、

継続中では最長20年連続シード。

 

熱いレースを振り返りましょう。

 

 

◇看板なき戦い◇

 

石田洸介(4年)の「最後の箱根」での

復活走を、戦前のテレビやネット等は

大いに期待していた。

 

スーパールーキーと称され入学。

期待に応え出雲と全日本で連続区間賞!

しかし箱根は回避。

以来、故障等あって、休部した時期も。

眠れる獅子がエントリーされたのは1区。

 

私含めて一部が想起した危惧は、

洸介は箱根を走れないのでは?

「うちは石田〜梅崎でロケットスタート」

と他校を牽制しつつ、当日変更で

別のランナーを入れるのではと。 

 

区間エントリー前の予想は・・・

新エースに成長したキャプテン

梅崎蓮(4年)を花の2区、

3区に昨年快走した小林亮太(4年)、

4区に石田、そして5区には

1年ながら適性ありと言われる松井海斗。

・・・しかし石田がトップ配置。

何かあったのでは、との想起。

 

案の定、石田は当日エントリー変更。

しかもここに小林を投入。

確かに全日本では1区8位だったが⋯。

さらには、なんと

花の2区、梅崎→緒方澪那斗(3年)

山登り5区、松井→宮崎優(1年)に。

 

24年度の鉄紺ルーキーは、

松井はじめ宮崎、内堀勇、迎暖人ら

豊作なのだが中でも期待の高かった

松井までが離脱

 

つまり、石田、梅崎、松井という

往路の看板3枚なく闘うことに!

 

◇それでも1秒を削り出す◇

 

号砲。

手負いの東洋は一時19位という

絶望的なポジションも⋯⋯。

 

それでも当日変更で3区を担った

1年生の迎が個人8位、続く4区は

昨年10区区間賞の岸本遼太郎(3年)が

3番目の時計で総合9位に押し上げる。

5区宮崎も踏ん張って、

シード権内で芦ノ湖に飛び込んだ。

 

◇まさに全員駅伝◇

 

恐らく酒井監督の想定にはない

異次元のオーダーで戦った箱根。

復路も二枚替えで、

補欠6人を使い切る「全員駅伝」

 

昨年も山を下った西村真周(3年)、

今季の出雲と全日本を駆けた

濱中尊(2年)から変わった

ルーキー内堀が7区。

8区の数少ない予定通りの

オーダー変更で網本佳悟(3年)、

9区吉田周(4年)は昨年同区間7位、

アンカーは初の箱根路となる

蓮根大河(2年)という布陣。

 

復路はどの区間もシード権を争う

肉体的にも精神的にもタフなレース。

もちろん他校にもアクシデントは

あったことでしょう。

それも含めて「駅伝」なのだ。

 

 

あらためて青山学院大学

総合および往路優勝(連覇)

おめでとうございます。

駒澤大学、復路優勝おめでとう。

  

 

さてさて。

我が東洋、次回の箱根は予選なし。

あわせて出雲の出場権も得た。

全日本は予選会からだが、

来季も1秒を削り出す走りで前へ

 


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