麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

東経44.83北緯20.50と演劇(1)

2014年09月21日 | 制作公演関連
そろそろ自販機に温かい飲物がなくて
2~3mmブルーになる季節になりました。

そんな中『セルビアのスパイ』演出の
杉山剛志は25日の稽古を終えた足で
舞台の地、東経44.83度、北緯20.58度
セルビアの首都ベオグラードに飛ぶので
稽古はしばしお休みになる。


というか、ここ数日は前稽古。
プロ野球の2月1日のキャンプイン前の
合同自主トレの趣である。

昨日は、杉山が講師を務めるワークショップの
発表会があり演出家不在で文字通り
いる俳優達での「自主練」となった。

いる俳優とはキャストの東ヶ崎恵美が
その発表会に出て昨日はオフだったり、
今日は男優三人の場面なので
女優二人がお休みという具合。

さて。濃密な前稽古である。

シーンのある塊を素読みして
演出を中心にディスカッションする。
方向性が見えたところで立つ。
台詞はラフで即興に近い。
主に役者の内面に重点を置いて試してみる。
そしてディスカッション。

いわゆる演出からの駄目出しではない。
見えてきた、或いはみえなかった点を踏まえ
再度素読みをして、即興。

それを繰り返しつつ、少しずつ
当たる場面を長くしていく。

贅沢な時間だ。

限られた短い稽古期間ではしたくても
出来ない稽古方法である。

2014年11月21日(金)~23日(日)
ブレヒトの芝居小屋
『バルカンのスパイ』
作/ドゥシャン・コバチェビッチ、
翻訳/亀田和明、演出/杉山剛志

前売3500円、当日4000円、学生2500円
21日19時、21日14時と19時、
23日14時(全四回公演)

コバチェビッチはセルビアを代表する
劇作家・小説家・演出家であり、
映画『アンダーグランド』の作者
といえば合点の行く人も多いだろう。

あらすじ等は(2)以降で


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