麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

黄金少年

2024年08月08日 | 鑑賞

 

『ゴールド・ボーイ』は今春公開の映画。

その公式サイトでは・・・

《原作は、 中国のベストセラー作家

紫金陳(ズー・ジンチェン)の

「坏小孩」 (和訳=悪童たち)。

殺人犯と少年たちの頭脳戦を描いた本作は

動画サイト「iQIYI(アイチーイー)」で

総再生回数20億回を突破する

大ヒットを記録。(後略)》

・・・と書かれていて、

ある映画サイトには・・・

《平成「ガメラ」3部作の金子修介監督が

岡田将生を主演に迎え、(中略)

岡田ふんする殺人犯と対峙する少年少女を

「リボルバー・リリー」の羽村仁成、

「王様戦隊キングオージャー」の星乃あんな、

「ラーゲリより愛を込めて」の前出燿志が演じ、

黒木華、松井玲奈、北村一輝、江口洋介らが

脇を固める。

・・・と紹介されている。

 

確かに多くが観たのは『ガメラ』だろう。

けれどもやはり金子修介といえば、

『1999年の夏休み』だ

 

萩尾望都の代表作のひとつ『トーマの心臓』

をもとに、全寮制の学校に通う4人の少年

〜宮島依里、寶智子、中野みゆき、水原里絵

〜たちのファンタジー。

 

中野は、日本バレーボール協会会長

川合俊一の、今は妻であり、

水原は改名して深津絵里になった。

もう26年前のメガホンだがしかし

早稲田松竹のレイトショーには

たくさんの観客が駆けつけていた。

 

 

話の順番を間違えたが

『ゴールド・ボーイ』は、

韓国のアクション・ノアールで

キム・ソンホ主演『貴公子』との

二本立て興行。

その後のレイトに『1999〜』。

 

私は『貴公子』は鑑賞済みゆえ

『ゴールド〜』のみを観たのだが、

終映後のロビーには、

その3倍くらいが待っていた。

 

 

名画座はどんどん姿を消している。

廉価でフィルムが愉しめる「至極の場」は

また、高田馬場の某予備校に通った私が

大変お世話になった「教室」でもある。

 

話をようやく『ゴールド〜』に戻す。

3人の中学生が、三者三様じつに良い。

特に星乃のヒロインっぷりは、

前述『〜夏休み』の〈少年たち〉の

透明感と、良い意味でのネガティブに

通じる魅力に溢れていた。

 

そして。本作も主な時間軸は

夏休みなのだった。

 

・・・思えば。

早稲田松竹や、今はないがパール座

(やはり高田馬場の、山手線線路の

反対側のスーパーの地下にあった)で

過ごした一年は、ワタシの人生の

夏休みだったような気がする。


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