タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

プサンでの観察~5月5日

2011年05月05日 | タカの渡り
今日の観察結果

 5月5日    快晴

    観察時間     5:45~12:00

      ハチクマ         5

 以上がすべてです。

 5時前にモーテルを出て観察地へ。その努力のわりには寂しい結果ですが、、、、

 それなりに見ものはありました。

       

 観察地に現れたハチクマ。何枚か写真を撮ったら建物の陰に消えました。あわてて反対側から探すと、いつの間にか1羽が3羽にふえていました。今日の観察地は強い風が吹いています。観察地は影島の突端にあるので風が舞っています。風向は北東になったり南西になったりして一定していません。しかし、海上は東よりの風で風力は5以上になっているはずです。

       

 その風にあおられるように高度を上げたり下げたり、、、、とても帆翔と言える状態ではありません。大きく孤をえがいたり、水鳥のように反転するような動きを見せたり、、、、、。

       

 これでは渡らないだろう、と勝手に判断していました。しかし、そのハチクマたちはそれから高度を下げて海上を南東方向に出て行きました。

       

 観察地のすぐ前にはセンド(生島)と言う小さな岩礁があります。その方向に向けて飛んでいって、その島から吹き上げる風を利用して少し高度を回復し、、、、そのまま対馬方向へ羽ばたきながら渡っていきました。

       

 センドとハチクマをワンショットに収めたかったのですが、なかなかうまく撮れませんでした。画面の右上に2羽のハチクマが移っているのが見えるでしょうか?

 あとの1羽は少し遅れて同じように渡ってゆきました。かなり執拗に追いましたが引き返すような気配はまったく見せませんでした。

 終始羽ばたきながらこの海を渡れるのか心配になりました。

 もう1羽のハチクマは観察地点の右上に現れて羽ばたきと滑翔を繰り返しながら平然と渡ってゆきました。気象条件は変わらないのにこのハチクマと先の3羽のハチクマはまったく違う渡り方をしていました。

 それを見たのが今日の救いです。早起きは3文の得があったようです。