タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

韓国探鳥旅行

2011年05月23日 | 韓国情報
旅の始まりは大川港

 雨になりました。渡り観察は休止です。

 このような時は韓国情報でつなぐつもりですが、まだまだ整理が出来ていません。例によって気ままに、、、、、適当に韓国の話をさせて頂きます。

       

 4月25日に出発して下関から関釜フェリーに乗り、、、、

 4月26日に雨模様の釜山に上陸、あらかじめ手配していた車で、今回の探鳥地・ウエヨンドに渡る港町、大川(テチョン)に向かいます。そしてそこの港の見えるモーテルに1泊して、やっとのことでウエヨンドに渡ることになります。

 早朝の大川港。出港予定は10時ですが、その日の出港が決まるのは9時だと言うことでした。海が荒れたら欠航になるわけで、その日の海の状況をみて9時の時点で判断されるようです。

       

 私たちが港に着いたのは8時半過ぎ、チョッと早すぎる時間ですね。それにはわけがあります。

 モーテルの近くでゆっくり探鳥する時間が無いと言うこともありますが、乗船手続きを時間的に余裕をもってしたいと言う思いがあるからです。何しろこのようにハングルで書かれた文字を時間をかけて理解し、その上で行動を起こさないといけないのですから、、、、、。

 このような場合は日本でも往復割引がありますね?タカ長はあまりあちこち行っていないのではっきりした記憶は無いのですが、、、、たぶんあるはずです。それでは65歳以上の人の割引はどうでしょうか?タカ長には良く分かりません。

 韓国では65歳以上の人は外国人でも割引されます。そのような割引を受けながら、言葉も分からない者がチケットを買うわけですから、飛行機に乗るくらいの時間的な余裕を持って港に行かねばならないのです。

 ついでに言えば、韓国でも美術館などは65歳以上の人は無料です。タカ長観察地の近くの植物公園も無料で入場できます。

 同じようなことが外国人にも適用されているようです。後日、プサンの梵魚寺(ボモサ)であったボランティアガイドの人は「言葉を話さなかったら日本人か韓国人か分からないので、黙って、、、無料で入りなさい」などと悪知恵(?)を教えられましたが、、、、、

 タカ長と相棒が釜山市立美術館に行ったとき、二人が日本語をしゃべりながら開館を待っていたら、係りの人から何か名刺大のものを手渡されました。何も分からないまま受け取って、、、、、開館時間になったので入場券を買おうとしたら先ほどのカードを指差して、、、中に入るように指で指示されました。あの名刺みたいなものは無料入場券だったようです。

 日本語を話していて、日本人丸出しの私たちにも手渡してくれるのですから、その制度は外国人にも適用されているのでしょう。ボモサのボランティアガイドからさずけられた悪知恵を使う必要など無い、と言うことですね。

 ついでに言えば相棒はまだ65歳になってはいないのです。それでも割引券をもらいました。どこかの国のように年齢確認が出来るものを提示さされることはありません。このようなところはケンチャナヨの国の良い面だと思っています。

       

 話が横道にそれましたが、、、、、ウエヨンドでの探鳥のことです。

 タカ長はこれまでオチョンドやホンド、フクサンドなど黄海上の島で探鳥した経験がありますが、このウエヨンドが「大きな自然の中で鳥を見ている」と言う思いを一番強く感じました。

       

 海辺の人家の近いところで鳥を見るのは他の島でも同じことですが、このように小高いところから海を見おろしながら鳥を見たり、、、

       

 青い大きな海のそばで鳥を見るのは、やはり離島での探鳥の醍醐味と言えるのかもしれません。

 このような大きな自然の中で鳥を見るのは良いのですが、、、、海が荒れると船が来なくなります。私たちも海が荒れるという情報を聞かされ、予定を二日はやめて大川に帰りました。昨年4日間も風待ちをした苦い経験があるので安全策をとったわけです。

 結果的には欠航したのは一日だけで、そのままウエヨンドにいても予定通り5月1日に大川港に帰られました。しかし、荒れ模様のウエヨンドにいても探鳥は出来なかったでしょうし、大川に帰る船も行くときよりはゆれたはずです。

 行くときにも船酔いした人がいるくらいですから、、、予定を早めて島を後にしたのは正解だったようです。

 離島に行くには時間的な余裕を持ってゆくべきですね。