タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

気になるタカ

2011年05月31日 | 山歩きから
会長が飛んだ???

 会長が飛んだ、と書きましたが、タカ長観察地には会長はいないのです。

 会長ではなく怪鳥、本当は怪鳥ではなく気になるタカです。

       

 タカ長たちは今日四国の皿が峰に登りました。気になる台風が去って空気はクリア、しまなみ海道に入る尾道あたりからも石鎚山がハッキリ見えました。

 皿が峰で昼食を終え竜神平に下りようとしたとき、仲間が「タカが飛んでいる、トビではない」と言いました。トビではないのなら見ないといけませんね。

 言われたほうを見ると確かにタカが山抜けで舞っていました。大型のタカ、重量級であることはすぐに分かりましたが、、、、、何しろ持っていたのは山用の小さな8倍の双眼鏡です。細かいところは確認できません。

 しかし、ハッキリと言えるのは翼を反らして飛んでいること。それを見ていたら仲間が「もう1羽いる」と声をかけました。

 確かに2羽いました。その2羽はだんだんと高度を上げ、空抜けになり、どちらからともなく近づいて絡み合ったり、、、その後1羽が左下に滑空して高度を下げ、、、、、そして再び帆翔しながら高度を上げてゆきます。そのようすを見ていたらいつの間にか空抜けの位置に先ほどのものと思われるタカが帆翔していて、、、、、

 ドラマは確かに見えたのですが、どう考えても写真には撮れない距離でした。30倍のフィールドスコープがあればもう少し仔細に観察できたのでしょうが、、、、、、。

 とにかく気になるタカでした。クマさんがあれほど羽根を反らして飛ぶことがあるのか???

 気になったのですぐにトリハカセに電話しました。タカ長だけではないでしょうが、気になる鳥を見つけると気持ちが珍鳥のほうに傾くものです。明らかにクマさんだと分かればトリハカセには電話しなかったでしょう。しかし、あの翼の反り具合を見て、何年か前に内黒峠で見たイヌ様を思い出して、、、、気になったので電話したわけです。

 帰りのバスの中にいるときトリハカセから再度電話がかかってきました。地図を見て、、、周りの山の様子を確かめるための電話、、、、。

 話しているうちに気持ちがおイヌ様に傾くような電話でした。

       

 竜神平。気持ちの良いところでした。天気も良いのでここで40分くらいの大休憩をしましたが、ここでは何も飛びませんでした。

 飛んだ、と言えば皿が峰の山頂に着いたとき大きなタカが左側の木の向こうに消えました。一瞬見ただけですが尾は丸尾、感じとしてはハチクマでした。もう1分早く山頂についていたら、、、、至近距離でタカが見えたものを、、、、。

 と言えば残念なことばかりのようですが、今日の山歩きは花を堪能できて、、、、、、、満足な山でした。

 それにしても気になるのはあのタカです。