タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

森を歩く

2018年07月02日 | 山歩きから
日本の南方洋上に台風があると蒸し暑くて困ります。

そのためタカ長としてはめずらしく(?)朝からエアコン・ガンガンです。

蒸し暑いままだと「青菜に塩」になってしまいますから、、、、、。

夏になると熱中症予防のために「水を飲め」とか「エアコンを適切に使え」とか、、、、いろいろ指導がテレビから流れてきます。

それに逆らって、、、、、本当に熱中症になったら笑い話にもならないので、ここは素直に指導に従うことにします。

    

歳をとることは悪いことばかりではない、、、、と思うことはよくあります。

そのひとつが山歩きの内容です。

タカ長が若いころは大きな山にあこがれていました。具体的には北アルプス、、、、悪くても伯耆大山。

少なくとも心はそちらに向いていましたが、、、、

実際には時間的、経済的な理由で、そうたびたび大きな山には行けませんでした。

サラリーマン生活をしていたので当然と言えば当然のことです。

    

そのため次善の策として近郊の藪山を歩いていた、、、、、、という側面は間違いなくなりました。

広島の山に登り、、、、その山歩きも悪くはないと思いながら、、、、でも、藪山をどこかで軽蔑というか、下に見るというか、、、

そのような思いは確かにありました。

    

しかし、加齢とともに近郊の藪山に魅力を感じるようになりました。

これも加齢現象、、、、歳をとるのも悪いことばかりではない、、、、と感じるひとつの側面です。

    

青春のころでも、近郊の小さな山でも人ひとりの存在からみると山ははるかに大きく当て、、、その大きな山からいろいろなことを教えられていることを実感しながら、、、、

それだも心のどこかではそのような小さな山を見下していたことを素直に詫びないといけない、というような心境になっています。

    

昨日の臥竜山の森も素晴らしいものでした。

昔のくりごとを言っても仕方ないので、、、、昔のブナの森のことは何も言いませんが、、、、

残念だったのは昨日は風が強くて、おそらくはそのためだと思いますが、小鳥の姿をまったく見ることが出来なかったことです。

ファミリー登山だったので、子どもたちに「あれはアカショウビンで、、、、」とか「じゅういち、じゅういち」と鳴いているでしょう、だからあの鳥はジュウイチ。

と言うようなことを話す機会がなかったのが残念です。

    

昨日歩いたコースは少し前までは少し物足りないコースでしたが、、、、

いまでは「立派な日帰りコース」になったようです。

歳をとり、知らず知らずのうちに脚力が落ちて、かつては小さすぎると感じた山が大きくなり、、、、

それにともなって近くに日帰りの山が増えてくる、というのも歳をとることの効用みたいですね。

    

ということで昨日の臥竜山は満足、、、、皆さんも満足されたようで、、、、「良かった、良かった」です。

歳をとって、今までは見過ごしていたことに魅力を感じる、、、これって、悪くないですね。